大いなる遺産/Recommend
絵を描きたくなる映画
1997年、イーサン・ホーク
グウィネス・パルトロウ主演によるチャールズ・ディケンズの名作を
舞台を現代のアメリカに移し変え
映画化した作品。
監督 アルフォンソ・ケアロン
映画のオープニングは
映画の好みを決める
最初の基準だったりするけど
オープニングクレジットから
流れるイラスト音楽
そしてボートをこぐ少年
スケッチブック
孤島、砂浜、青空、海、魚、
特に主人公の男の子、フィンが描く
スケッチブックの絵はそれだけでも
映画一本観たくらいの
ワクワク感あったな♪
両親に先立たれ姉とその彼氏に
育てられているフィン
友達のような三人の関係が
見て取れる。
けれども両親をなくした生い立ちも影響しているのか
絵を描くことが10歳の少年の人生の大半をしめていた。
片時も離さないスケッチブック
ペンケース。
少年の生い立ちと彼の描く絵が
そんな主人公の無垢な人格を
映し出していて、それが、
この先に起こる彼の人生へと
物語を進めていく。
映画冒頭の
デニーロの登場に
びっくりさせられます。
もちろん彼は
キーマンなのですが・・・
それは置いといて…
ある日、近隣の怪しい洋館に住む
大富豪の老婦人ディンズムア夫人
(アン・バンクロフト)が姪エステラの遊び相手にフィンを選んだ。
誰も寄せ付けずに人の出入りを閉ざすかのような門
生い茂り森のようになった庭の木々
その場所でフィンは少女と出会う
そしてまたディンズムア婦人、
カノジョの存在も一生消えないんだろうな
物語はこの幼少期の二人が踊るシーンから
成人へと移り変わっていく
幼少期、成人、いつまでたっても
異性に対する相手の気持は謎のまま深まるもの
こちらからして見ると
何を考えているかわからない異性に
ほんとやきもきしてしまう
実際にも映画のように
翻弄され続ける日々が
未来永劫、永遠につづくのけど
話を映画に戻すと
自分の世界が絵を描くことで
生きているフィン
そんな中、出会った現実と空想の
境界線にあるような女の子。
彼の人生はこの二つのことを
モチーフに展開し翻弄されながらも成長を遂げていく、恋愛の中で翻弄され、そしてその存在をひたすら
純粋に守り続けアーティストとして成功していくサクサスストーリー
というには映画の紹介には簡単すぎるけど……
…………………
幼少期、姉が家を飛び出した後、
養ってくれたジョー。
またキーマンの脱獄囚
アーサー・ラスティング。
彼の生き方を支える存在として
脇を固めている。
個人的にはとても絵を描きたくなるそんな映画だった。
映画見た後すぐに
小さなSketchbook買いに走ったもんな
なんにしろ好きになる相手ってのは
魅力的でほんとずるいやつです。
#邦画#おすすめの映画 #大いなる遺産 #グウィネス・パルトロウ #イーサン・ホーク #FRANCESCOCLEMENTE