【大宮】謎の木造建築の正体

以前こちらにもちらっと書きました大宮仲町バス停目の前にあるこちらの大きな木造建築。

屋根の上の飾り瓦にも「濱野」と書いてあり、1970年代の住宅地図でも「濱野家」という屋号だということは確認していたのですが、業種は長いこと謎でした。

↑色気のある玄関。

ところが埼玉時事新聞社が大正3年に出版している「大宮案内」を調べていましたところ、巻末の、いわゆる「提供は◯◯がお送りしました」的な頁をふむふむ眺めておりましたところ、「料理屋」の項になんと「仲町 濱野屋」を発見致しまして、料理屋だった可能性があることが判明しました。この写真の濱野屋がここに掲載されている濱野屋だと思いたい!!!大宮のずっと追っていた我が大宮の情報だったので感慨深くて少し涙目になりました。というか、建物が大正時代からのものと考えるとだいぶビックリですね・・・。せいぜい昭和初期だろうなんてタカを括っていたのですが、甘かったです。

↑前にも載せた紫の壁に飾り窓。

ただし、大宮高島屋のトラック駐車場内の建造物については未だに不明です。(屋号は松葉楼。)以前、その隣の多万里のマダムにお聞きしたところ、「創業70年の多万里より前からあって、旅館だと聞いている。」との情報だったのですが、旅人旅館の項に松葉楼の記載は無し。引き続き情報求ムです。