手術後、初の旅行に行きました(台北二泊三日のお話)
こんばんは。
もう、手術をしてから4ヶ月経過しました!
入院したのは12月中頃、年末に退院した時は両手に杖で、この先どうなるんだろうかと不安と社会復帰に向けて痛む脚を奮い立たせながら、恐る恐る外界に踏み出したのも今となっては懐かしい……
現在は半分在宅、半分出社と周りに気遣っていただきながらの社会復帰をしています。
まだ膝の筋肉が大変そうなところもありますが、筋肉がなくて痛みが出ていたところはかなりよくなりました。今は片足立ちをすると膝の上部内側、筋肉の繋ぎ目みたいな部分が痛くなる、といったかんじで、膝のサポーターは自宅にいる間は取っていても大丈夫なほどになり、階段の昇り降りもだいぶ良くなりました。
今は、杖を持って行くのを忘れるくらいになってきており、近場には持たずに歩くようにしています。
なんか、杖があると逆に疲れることもあります。
咄嗟の動きはできないから目印として人の多い場所に行く時は持って行くような、そんなかんじです。
やはり疲れたとき、階段が多い時は頼る場面がまだあります。
まだ、早歩きはちょっと難しいと感じてます。
キビキビと動きたいし、イメージはあるんだけど、なかなか。
さて、そんな状況ですが今回の連休は台北へ行ってきました。手術をしてから初めて歩きをメインにした旅行をすることに。
我が家の旅行はほぼ街歩きで、のんびりリゾートを楽しむことはしないタイプです。だいたい1日2万歩近くは歩くかんじなのですが、台北であれば勝手がわかるし、交通機関も使えるので都内で過ごすのと変わらないイメージでいいのではないか、と思って二泊三日、台北に決めました。
台湾は去年2月以来で、その時は台北はあまり旅程に組み込んでいなかったので、コロナ以降の台北はほとんど知りません。今回の帰国後に有名なかき氷のお店、アイスモンスターが閉店していたのを知りました。冰館のときから知ってるんだけど、美味しいけど年中マンゴーかき氷があって(季節外は冷凍のやつ)、有名過ぎるし結構お高い、あと最低消費金額ができたりとか気楽じゃなくなったのでだんだん行くことがなくなりました…
台北に到着!(一日目)
さて、羽田空港から松山国際空港に着いたら、まずは空港の銀行窓口で両替です。いくらか前回の残金があったので今回の両替は一万円にしました。
一万円で2,000NTD切るのしんどい!
今回は中華電信のSIMは契約せず、Docomoの海外ローミングサービスを3日間契約しました。SIMの入れ替えや契約などの時間の節約もできるし金額もそんなに変わらなくなってきました。この辺の事情はまた変わってきたなぁと思います。
とりあえずホテルまで行って、荷物を預けたあと、お昼を軽く食べます。
場所は南京東路のあたり、MRTの松山駅や饒河街夜市が近くて台北市の北東の端っこですが、バスの本数が多めなバス停が近い、交通の便がいい場所でした。
私は紅油炒手(ピリ辛茹でワンタン)が好物で、鼎泰豊でも食べられる…というか小籠包頼まないでこっちにするくらい好きで、あったらすぐ頼むかんじです。それと、乾意麺と涼麺にしました。
涼麺て、台湾では初めて食べます。(東京では食べたことある…)生のすりおろしニンニクをガッツリ掛けた簡単な冷やし中華みたいなので、ここのはニンニク8割……いや9割じゃ?ってほどのニンニク!!
日本では食べられないバランスです。辛いくらいのニンニクですよ………!(生のにんにくなので胃腸弱い人にはオススメできません…)
新娘子麺小吃
日本のブログにも出てきてたみたい。
日本語は通じないけど常にお客さんがいるので評判良さそう。
あまりのニンニクに口の中が辛いしニンニクしかない!紅油炒手もどこかに行って帰ってきません!
ここは、口の中をリセットするしか。
付近で豆花が美味しいお店を検索して、市場の中にあるお店へ。豆腐の絹と木綿の絹寄りくらいの硬さの豆腐を、シロップといくつかの具と一緒に食べる優しい味のスイーツです。夏は冷たいの、冬は温かいのを食べられます。
飲んだあとに食べるのもいいですよね。好きな具材は芋圓と花生(ピーナッツ)です。
どこでも食べられると思いますが、どちらかというと、北部にお店が多い印象です。
李家伝統嫩豆花
それから、途中で通りかかった、もう少ししたら営業時間になりそうなかき氷のお店が気になったので、開店時間を過ぎた頃に行ってみました。(台湾のお店に開店時間に行っても開いてないこと多い…でも今回のお店は開いてた!)燕姐冰菓室というお店で、店内は新しく綺麗です。日本人客が珍しいのか、何でうちに来たのと聞かれたり、切る前の芒果を見せてくれたりとサービス精神旺盛なママがやってます。台北でこんなに盛り盛りな芒果冰あんまりないぞ!!って大きさです。芒果もすごく甘くて美味しいし、ママのノリといい、台南のお店っぽさがありました。(台南大好きよ)燕姐冰菓室
そのあとはホテルにチェックインして、休憩したら2時間も寝てしまいました。やっぱりちょっと疲れやすいというか、緊張感があったのかも。
夜ご飯は鵝鳥を食べたくて、有名になってなかなか入れない阿城ではないとこを開拓しようと調べたお店にしてみました。鵝鳥って日本ではほとんど食べられないのですが、鶏肉よりも脂にコクがあるというか旨味が強いので、抵抗なければ食べてみてほしいです。(全身見えるようなお店も多いのでそういうの苦手な人は注意。でもおいしいと思います)
そのあとは夜市へ。
饒河街夜市の有名な胡椒餅を食べにきました。ここは昔から非常に有名で、並んでからお会計までがとってもスムーズ!前はもっと並んだ記憶があるんだけど、すごく早く買えました。
熱々をくれるので気をつけてね。肉汁すごくて口の周り火傷したことあるの……
あと、最近話題のエリンギ焼きを食べました。炭火焼にするからか、エリンギの水分がそのまま残り、噛むとジワっと旨味エキスが広がる……んだけど。
焼いたエリンギ2個を切ったものに味付け(2種類選べる)をしたものが一杯100元。今のレートで500円かぁ。ちょっと高く思いました。たしかにこれはフライパンでは再現できないお味です。一回食べてみるのはアリです。
二日目、食べたり買い物をしたり。
翌朝はホテルからバスで少し行った場所の涼麺と、味噌汁を食べました。台湾の味噌汁も初めて食べたんですが、普通にワカメと豆腐の味噌汁にフワフワの溶き卵を入れたもの。白味噌だから少し甘めだけど、普通の日本のお味噌汁なかんじ。
ここの涼麺はにんにくとタレのバランスが6/4くらいで食べやすいです。味噌汁とも相性が良いです。食後も爽やかな後味です。
そのあとは本で見て食べたかった国父紀念館近くの豆腐捲を食べることができました。
薄皮がキャベツなどの具材と一緒にホロホロと口の中で崩れるような不思議な食感です。味付けは薄味ですが、キャベツの甘みがします。店内では提供していなくて、持ち帰りのみでした。
その後、台北の西側、迪化街近くの大稲埕慈聖宮へ。ここにはお寺の門前に朝ご飯のお店が並ぶ朝ご飯ストリートがあります。お寺の門を挟んでこんなかんじの屋台が並んでいますが、お目当ての店の前には先客がいて待っていると、裏に回れと……裏ってお寺の境内じゃね?と思っていたら、門塀を挟んで境内に席がありました。卓にはお店の名前が書いてあるので、注文をしてから席をお店の人がここ、と。片付け前なんだけどとりあえず座って待ちます。
お粥ですが、スープに味付けがしてあって、揚げた豚肉がちょっと入ってるから、旨味があって健康な状態でも食べやすいです。
そのあとは迪化街でお茶や筍の漬物と、スパイスを仕入れました。この街は古い建物や乾物屋さん、布屋さん、家具屋さんなどがある問屋街みたいなところです。日本でいう昔のアメ横や浅草橋みたいなかんじでしょうか。
最近はリノベーションしたお洒落なお店が増えていて、このあたりは日本人を含む海外観光客が多いエリアになってます。
そのおかげか、スパイスや乾物が小分けで売ってキレイなパッケージにしているお店が増えたと思います。小さめにしてと言うと怪訝な顔されたのももう昔のことですね。
産地が色々なとこのがあるし、台湾なんも関係ないやつもあるので注意が必要です。干しエビも東港のや静岡県の、中国大陸の、とか色々揃っているんですよね。地元向けの問屋街ですから。
途中なんとなく気になったお店で台湾のスパイス、馬吿(マーガオ)という山椒みたいなものを購入しました。
あと、蒸籠とかの中華な調理器具とかもこの辺で入手できます。荷物がかさ張るから手間を考えたら普通に日本で買っても同じくらいだと思いますが。
人気のカゴバッグもそんなに安くないのでそれ買うよりも台南の帆布バッグ屋さんを私はオススメしたいです。(ひねくれ発言)
この日は晴れていて、チラッと見た気温が34度ほど。暑さは本番ではないものの、ここ最近雨が降ったら在宅しているような軟弱者には厳しい環境です。暑さと疲れでもうヤダ!となり、永楽市場近くのお店で芒果冰を食べました。
永楽市場の近くは布屋さんや乾物屋さんの傍ら、かき氷やドリンクを扱うお店がいくつかありました。
布に囲まれてカフェは……緊張感がありそう。
またここで観光客の台湾マダムたちとお話しました。お母さんたちめっちゃ元気。あちこち旅行に行って楽しんでるお義母さんのことをなんか思い出しました。お小遣いくれたの助かったなぁ。
悠哉呷氷 Touch Mango ice
その後はお目当てのフルーツ屋さんに行くつもりが、お店は移転していて、しかも朝行った国府記念館の方だったので今回は断念しました。
ここのフルーツのチョイスがいいのと、季節のカットフルーツをいただけてゆっくりできるのがいいんですよ。
筍の漬物を買おうと、ちらちら見ていて、永楽市場近くは75元だったけど、街のはずれは65元だったのでお店に向かったら、店の軒先で猫が昼寝をしていました。
周りは工事の音がしたり車も通って結構うるさかったのによく寝てました。
雙連(民生西路)へ移動していつもの信成油廠さんでごま油を購入。
台湾で一番有名で、旅行者があてにできるごま油屋さんだと思います。あんまりごま油って台湾のスーパーで売ってない気がするのですが、探し方なのか、地域によるのかまだわかりません。
このお店は簡単な日本語が通じるのと、日本円で支払いが可能です。
種類は黒芝麻油と白芝麻油がありまして。
白がライトな香りで使いやすい方、黒は香りが強いタイプです。
台湾料理の「麻油鶏」という生姜と鶏肉をごま油で炒め、お酒で煮る料理があって、冬の寒い日や生理の時、体をあたためるときに作るんですが、そちらには黒がおすすめだそうです。
普通は鶏肉だけなんですが、大根とかレンコンとか、根菜を入れる、そうめんなどを入れるのがおすすめの食べ方です。
炒りゴマやすりゴマもありますが使いやすいのは各サイズがある、香りがライトな白芝麻油かなあ。
二日目、夜の部
お茶と油で荷物(夫の)が重たいので、一旦バスでホテルに戻りました。
また休憩してるうちに軽い頭痛が、と思っていたらだんだんしんどくなってしまい、二時間くらい寝ました。
疲れもあるけどなんとなく確認したら日中34度になってたので、負荷がかかりすぎたんじゃないかな…足もかなりむくんで大変でした。
起きてとりあえず永康街でお土産購入。物価上昇と円安なので余計なものはあまり買ってないけど。
永康街のおおまかな雰囲気はあまり変わった様子はなかったのですが、細かいお店が入れ替わっているかんじで、新しいお店が結構ありました。
閉まるのが思ったより早いお店が多くて、気になっていた刺繍雑貨のお店とネットで見て美味しいと評判のパイナップルケーキのお店でお土産にしました。(値段はピンキリだけど、どれもだいたい美味しい気がする)
日本では餃子って焼き餃子が思い浮かぶと思いますが、台湾などの中華圏では餃子といえば水餃子で、やはり台湾に来たら水餃子食べたい!とチェックしていた餃子の美味しいお店に行きました。
とっても古い建物で少し衛生面で不安のあるお店でしたが、茹で餃子や滷味(ルーウェイ)は美味しいし、きゅうりのピリ辛合えとかビールに合う味でした。お店の人も日本語はできないけどなんとなく気にかけてくれていい雰囲気でした。
水餃子や小籠包で脂っぽい重く感じるものがたまにあるのですけど、重いかんじはなくてあっさりめで食べやすいと思います。
龍門客棧餃子館さん(台北ナビにも出てた!)
https://www.taipeinavi.com/food/365/
タクシーの運転手さんも食べに来ていました。
(トイレは台湾の若い子が恐れをなして入らなかったのと、私もイヤな予感したから利用は控えたけど、運転手さんは普通に使ってた)
もう体力も限界っぽいのでドリンクを買ってホテルに戻って寝ます!
永康街で買った自分で選んだ刺繡ワッペンを圧着してくれるドリンクホルダーを早速使います!かわいいでしょ。(ひとつ450元で2,000円以上する…高いけど記念だ)
疲れたけどバスタブ付きの部屋なので足を伸ばしてお風呂に浸かれるのがとても嬉しい。(シャワーブースとの位置関係がよくわからないけど…台湾あるあるなのか?)
三日目、帰国の前に朝ごはん。
今回はそんなに体力もたないし、次の日には私が仕事のため、朝の便で帰国することにしていました。本当、もう少し頑張りたいんだけど。
そのまま一旦松山空港へ行って、チェックインと手荷物を預かってもらって、空港駅の次の駅、大直駅へ。
学校や住宅が近くに多いのか、朝ごはんのお店が駅の近くに点在している地域です。
ここではトーストやハンバーガー、蛋餅(ダンピン)や豆乳などの台湾の朝ごはんの定番のお店にしました。
ここ数年感じるのですが最近の朝ごはん屋さんの豆乳は健康志向なのか、無糖を置くお店も増えてきています。
学校に行く子や親子連れなどいろんなお客さんがいる活気に満ちたお店でした。
空港では余裕を持って出国手続き。
松山空港って出国後、すぐ右後方に階段があるのですけど、目の前はスロープがあるのでそちらに行きがち。
今回も振り返って階段を使用していてスロープに行った人に「あっ」って顔をされました。次は忘れないように振り返ってね…
羽田からの帰りに休憩したカフェでCLEAの台湾特集号を早速読んでまた行きたいなあと思うのでした。(脚どころか全身クタクタですが)
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