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40代で人工股関節置換術をした話。杖を手放す勇気とパンプス

こんばんは。
久しぶりの投稿になりました。
しばらくは私にとっての大きな変化はあんまりなかった(と思う)ので……
人工股関節置換術の術後10ヶ月ほど経過しようとしていて、現在は普通の人並み(ちょっとゆっくり程度?)に歩けるようになりました。
早歩きは持続できてないから練習が必要そうです。
杖も、通勤や人混みに行くときのみ使用していたのですが、つい最近ようやく通勤時に使わないことにしました。(とはいえ朝の通勤は指定席取ってしまう)

ヘルプマークは付けているものの、これだけではどんな助けがいるかわかりにくいので、杖があるとどんな助けがいるとか、動きにくいのが見てわかるので、ありがたく使ってきていました。
いまのところ、飛行機の搭乗とかで緊急時に対応が多少必要そうな目印にはまだいるか?と少し迷うところではあります。
ヘルプマークはまだ付けているのですが、事故など怪我をした際にはわかるように人工関節マークのシールを貼ってます。これは旅行で出入国審査の際に説明する自信がない人にもおすすめです

ここで申し込みすると貰えるのですが、寄付も受け付けています。(確定申告で税制優遇あるのでそこも調べようと思います。年内やらないとなのよね。調べてまた記事にしようかな)

多分、ヘルプマークはどこかしらにずっと付けるのかなぁ?事故など足の骨に怪我をした場合って、ちょっと大変らしいので目印必要そうです。
金属を骨に入れてるのでそこに大きな負荷が掛かると折れたり砕けたりとかの恐れがあるそうです。
(なので、転倒は絶対だめって言われます)

杖は本当はなるべく早くなしにしたかったのだけど、やっぱり都内とかスタジアムだとか、人の多い場所では自信がなく……
近所や休みの日のお出掛けなど夫と一緒だったり、ちょっとで帰れるところは徐々に杖を手放していくようにはしていました。どうしても疲れてしまうので、頼る場面があると手放す自信が持てなくて。
これだけ順調だとか周りはすごいよと言ってくれるけど、自信はなかなかつかないものでした。

ではなぜ、いまになって杖を使わないようにしようと思えたか。
季節の変わり目で雨の日が増えて、傘が差しづらいんですよね。日傘は帽子とか長袖でちょっとは我慢できたのだけど……
それと、前よりもまた筋力がついてきて、脳が思うように身体が動かせるようになったようで、半日程度のお出掛けで眠くならなくなりました。あと、ちょっとだけ「そんなに弱くないもん…」という気持ちがわいてきまして。
杖を持って出歩くようになって、意外と周りに杖の人いるんですね。
杖はすっかりお年寄りのものと思っていましたが、そこまで高齢に見えない人も見かけました。(女の人も多いなあと思います)
痛みがあれば別に使っていいんですものね。ホームセンターでも売ってるし。(なんでか勝手に手術とかしないといけないと思い込んでいた気がします…)
そして、結構席を譲ってくださる人、気に掛けてくれる人がとても多くて。優しさを利用してしまってないか甘えすぎてないか、考えてしまいます。
もちろん、とても消耗しているときとか、頑張り過ぎて痛みがでたときはありがたく甘えさせてもらってきました。

ここ最近の感覚として、杖を持つにはまだ若い世代なので、なにか探るような目をされたり、ちょっと憐れまれた?視線とか、なんか苦手な目をされることも気になるようになりました。
そんな気持ちが出てきたのなら…多分、もう卒業できそうな気がしましたので、ここ数日のことではありますが、杖を手放してみることにしました。
また困る場面があればおうちにあるのでいつでも戻れるし。

最近は運動量があまり増やせてなくて、体重がなかなか手術前に戻せてないのが目下の悩みです。
(ひたすら回復にあててたからなぁ)
関節は交換しましたが体重は軽いほうが負担が少ないので、やはりずっと維持はしないとです。
元々の股関節脱臼の手術後からずっと、体重の増加には気を付けているんですが、それはこれからも変わらないかんじです。

術後は走ってもいいようになったり、自分の足の指先に触れるようになり、爪を切ったり靴下を履いたりが苦も無くできるので、できなかったことが出来るようになった!というのは夫も喜んでくれました。
脚の長さの差はどうあってもあるんですけど、筋力がついてきたせいか、脚長差用の室内履きなしで行動しても違和感は減少しました。室内履きある方が断然行動しやすいですけどね。

それで、少し前にパンプスの補高をしたものを作ってもらいました。
今回はパンプスなのでスニーカーと違い、靴紐や靴の中の構造があまり調整できるものではなく、高さと少しの内部調整に留まります。
あと、このタイプは補高をすると華奢さが損なわれてしまうので、ヒール靴とかは向かないです。

今回は黒のシンプルなパンプス。
スニーカーもすっごくカッコイイのを作ってもらえてとても気に入っていますが、女性らしい服装とかもしてみたいときに履く靴を作りました。
合成皮革だし、あんまりいい靴でもないですが、使ってみてどうか、試作のつもりで今の自分に合わせて作ることに。
最近は筋力もついたので、室内履きなしで部屋の中で行動もするようになったことだし、モード感を損なわない程度に1センチの補高でどれくらい適応可能になれるかとか、色々な思惑も込めてみました。

1センチの補高靴です。
前から見るとちょっと靴底をカーブさせてます。

BEAUTY&YOUTHの定番タイプです。
少し足の甲を深めに覆ってくれるので、履きやすいです。(浅い靴は脛の筋肉が痛くなる…)
補高が普段の2センチとは違うので、やはりちょっと高低差を感じますが、以前に加工なしで履いたより楽に感じました。
歩くのに最適にしてあるニューバランスとかと比べてしまうと圧倒的に不便さはあるものの。
ファッションだとか正式な場所にちょっと出る場合には重宝しそう。
少し靴のアウトソールを反らせてあるので手術前より歩きやすくなってるかもしれません。

すごく歩ける靴、トレーニング用、サンダル、きれいめ用と、私の靴たちは社会性のあるラインナップになってきましたよ!

これだけ揃ったら、あとはブーツかなぁ。
ブーツはいいやつを探したいと思っているんですけど、出会いが近いうちにあるといいなと思います。

ではまた。

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