会社員失格女が年収1000万に至るまで|大量生産案件はなる早で卒業する
ク〇ウドワークスなどで大量生産案件を中心に請け負うのは駆け出しあるあるだが、ライターとして早く生計を立てたいのであれば正直おすすめしない。文字量とレギュレーションばかりが膨らんだ低単価の雑用案件が多すぎる。価格は1文字0.1円などザラで、泣く子も黙るブラックぶりだ。恐ろしすぎて、私は一度も利用したことがない。
もちろんそのなかでコツコツ実績を積み重ね、実力を磨き、安定的収入を得る人もいるが、かなりの時間と労力が必要だ。努力の天才だと思う。
では、効率的に単価アップするにはどうすればいいのか。
【1】検索サイトで検索する
同じプラットフォームで延々と案件を探すよりも、検索サイトで「ライター 業務委託」などと検索し、広く探すほうがよい。案件の偏りを避けられ、実績づくりや単価アップにつながる。
検索によって自分の知らなかった募集メディア・プラットフォームを発見することもある。
【2】複数のプラットフォームに登録する
できれば直接契約を増やしたいが、踏み倒しリスクを回避したい、まだ自信がない、といった理由で抵抗を感じる人もいる。その場合は、ライティング案件を扱っているプラットフォームは複数あるので、複数のプラットフォームに登録してさまざまな案件に挑戦するとよい。
知名度が高いプラットフォームは確かに案件数が多いものの、そのぶん競合(他ライター)も多い。競合が多いと価格競争が起き、単価が下がっていく。安月給の重労働に陥りやすくなる。
私自身、駆け出し当初はWantedlyでライターの業務委託案件を探し、多くの直接契約を結んだ。「求人 メディア」などで検索し、求職サイトを片っ端から調べてみよう。
【3】紹介してもらう
正直、紹介が一番強い。私はライター講座で得た横のつながりを生かして仕事を紹介してもらって実績を積み、ライター仲介会社で比較的高単価の案件を中心に受注した。
肝心なのは、初回の納品。120点の原稿を納品し「この人なら任せられる」という評価をもぎ取るのだ。優先的に仕事を依頼されるようになり、大事な収入の柱になる。柱が多いほど安定するわけで、大きな柱を何本作れるかで今後の行く末が決まる。
そうやってクライアントとの信頼関係を築くと、紹介が紹介を生み、受注スパイラルが起きる。これほど強く安心なパイプはない。紹介であれば単価も比較的安定しており、生計を立てやすくなるだろう。
▼バックナンバー
1:会社員失格女が年収1000万に至るまで|独立準備期
2:会社員失格女が年収1000万に至るまで|1か月め
3:新人フリーランスに必要な武器
4:仕事の効率を上げる方法
5:「低単価の壁」を突破するには
aki kawori | Twitter