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それでもやっぱり、ロブスタ。
私たちが口にしているコーヒー。実は、大きな概念でいうと、2種類の品種しか飲んでいない。一つが「アラビカ種」、そしてもう一つが「カネフォラ種」だ。
ロブスタとは、主にインドネシアやベトナムで生産される「カネフォラ種」のコーヒー豆を指していて、その他の生産国は、概ね「アラビカ種」を栽培していることが多い。 ※ インドネシア・マンデリンはアラビカ種。
ロブスタは、私たち萩原珈琲の中では、コアなファンが多い銘柄なのだが、一般的に、特に、あるジャンルの業界関係からは「低品質」みたいな固定概念を持って評価されることがある。それは、ロブスタの取引される「価格」が以前までは安かったことに由来していて、「人の好み」や「品質」を価格だけで決めることは、ナンセンスだと思う。
仕様
商品名:ロブスタ
原産国:インドネシア
焙煎度:深煎り (フレンチロースト)
精 製:水洗式 (ウォッシュド)
※水洗式(ウォッシュド):果実を除去し、種を取り出し、種だけを乾かす。
特徴
最大の特徴は「麦茶」や「大豆」を連想させる独特の香りがする。酸味は少なく、苦味が強い。一般的に「ブレンド」の要素として使われることがほとんどで、単品販売されていることは稀である。
だから、「飲んだことない?」ってよく聞くけど、皆さん、たぶん飲んでますよ!!ホテルの朝食バイキングで、知らず知らずのうちに…。
また、私たちの地元、関西では苦味や香ばしさが好まれることが多い。なので、「隠し味にちょっとだけ」的な意味合いで、苦味を増したり、酸味を消したり、香味の厚みも増したり。とりわけ「香ばしさ」には重要な要素。
繰り返しになるが、嗜好品を価格だけで評価することは、ばかげていると思っていて、このロブスタは、いつもやり玉に挙げられる。しかし、私たちはロブスタを「単品」でも購入できるようにしていて、あらためて、コアなファンのお客様も多い商品。
「それでもやっぱり、ロブスタ。」
そんな需要がある限り、これからも、ロブスタ単品売りは、続いていく。