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【号外3】ひと・町つながるシリーズ

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ひとや町がコーヒーを介しつながっていく、創造のブレンドコーナーです。売上の一部を関わりのある地域や子どもたちに寄付をいたします。
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#コーヒー

鳥取県日南町ブレンド ~いろといろ~

自分の起源の50%は神戸で、残りの50%は鳥取県日南町だ。農業と林業が中心で自然豊かな町。母が6歳の時に祖母がなくなり、男手ひとつで育った影響からか、幼い頃から何度も通った町。 20年余り前に亡くなった祖父の家は空き家で、現在もたまに空気入れ換えに行く。江戸時代からの建物で、母屋、 馬小屋、 囲炉裏、釜戸、五右衛門風呂。もちろん便所は「はなれ」だ。屋号が代名詞のこの集落では、私のことを「○○屋の孫」と呼ぶ。田畑の手伝い・川遊び・ハンザケ・蛍・花火大会。そしていつかの小学校の

おかんブレンド。強さと優しさのミックス。

母の日を前に、一年前を振り返る。 2023年2月、第4期オヤジラボが開催され、それまでに出来上がったおやじブレンドがその3月にホワイトデーで販売されていた。これらは現役を引退された男性のコミュニティ形成の難しさをコーヒー軸に解決しよう!という趣旨で現在も開催されている。 とあるひ、弊社Instagramにコメントが入った。おやじのワークショップもあるなら、ぜひ「おかん」のワークショップもお願いします。とのこと。何か企画を考えるときに物語を意識することが多いが、この時は活発な

灘の下町ブレンド A面

市場の前を通る。喫茶店ダックの中を覗いて、手を振る。「○○くん、今日も一人?」私は小さくうなずく。小学生ながらに、「独り」の方が都合がよいことを知っていた。それは独占欲に近い感覚。 そんな、30年前の話。 私の生まれは、市場から北東に300mくらい行ったところ。 現在、この地区で「市場」と言うと水道筋(全般)をさすが、当時のこの地区の一部の人には和田市場(現・JR灘駅北側)が馴染み深くて、記憶と思い入れが深い。もうないけど。 まず、笑顔が「すぎる」おばちゃん、Tさん(うど