テニス初心者が、成長するためにすべきこと
SNSを見ていると、すごくたくさん練習をされている方がいるんだなって思います。暑い中での練習、本当に気をつけて下さい!!
そんな時に「うまくならない」で悩んでいる方も、たくさん見かけます。
試合で勝つことと、上手くなることは別軸にありますが…
テニス初心者が「抑えておくべきポイント」について書かせていただきます。
※上級者の方も、よろしければご活用下さい!
まずは、意識付けをすること
テニスの成長スピードを速くさせるために、知っておくべきことがあります。それは…
『スイートスポットに当てる』ことです!
良いところにミートさせることで、ボールを操ることができます。
操ることができれば、狙ったり、スピードを調整できたりします。
「ミート率の高さ」という要素を、初心者の段階で意識できると成長スピードは、すごく速くなります。
スイングのような動作ではなく、この意識から取り込むこと。そうすることで、目的を持った動作をします。これが成長スピードを担保することに繋がります。
テニスを知ること
テニスボールのサイズ、知ってますか?
6,54〜6,84cmのボールをと決まっています。6cmを扱うテニス。6cmずれたらミスショットです。12cmズレたらフレームショットとなり大事故です。その数cmを調整しないといけません。まずは6cmを扱う距離感が必要だと知ることです!
これを知ると、スイングから知っても…ってなりませんか?
最優先させるべき技術は…
『スイートスポットに当てる』ために
6cmを扱う『距離感を養う』ことです。
『見る』という動作
では、6cmの『距離感を養う』ために、すべき動作は何でしょうか?
これは簡単!!
『見る』ことです。
距離を測るためには『見る』しかありません。飛んできたボールを手でキャッチするとなると、必ず『見る』はずです。ノールックでキャッチするのは至難の業ですよね。
テニスも「スイートスポットでキャッチ」しないといけません。
なので『見る』という動作を活用しましょう!
『6cmの距離感を養う』ために
『見る』ことです。
『見る』の活用法
「ボールを見て下さい」「打点を見て下さい」など、『見る』ことにおいて様々な指導法があるかと思います。
結論、どれでも自分自身がしっくりくればいいのですが…
実際、インパクト(ボールをラケット面で捉える)瞬間は1,000分の3秒程と言われています。インパクトで起きている現象を、人は感知できていません。要は、インパクトの瞬間は「見えていない」のです。
それでも『見る』べきだということを、お伝えさせて下さい。
例えばストロークの場合、ボールは地面でワンバウンドします。つまり最後は地面からボールが飛んできます。なので地面を『見る』動作が入ってきます。10回ストロークしたら、10回地面を『見る』はずです。
では、どうやって『見る』のか?
例えばストロークの場合でしたら…
『バウンドした位置を見る』ことを推奨します。
バウンドした位置を見ようとすると、正面向きで目だけ動かすのではなく、首を捻る訳でもなく、胴体を動かします。これがボールをインパクトの位置に迎え入れるための、適正な向きになってきます。つまり、バウンドした位置を『見る』動作をすることで、身体の向きが適正になります。
当然、その段階であればボールとプレーヤーとの距離感も適正なはずです。
どのやって『見る』のか?
『見る』という動作の手法を、いろいろ活用することで「安定」「調整」「対応」など、様々な分野に派生させることができます。
ストローク以外でも『見る』の活用法はたくさんあります!
ぜひ『見る』動作を活用して、成長を加速させていきましょう!
【参考】サーブのトスの場合
→→→サーブのトスを安定させる on stand.fm https://stand.fm/episodes/6100de6750854f0006957498
練習時、気をつけること
①目的は『スイートスポットに当てる』こと、そのために『見る』こと。
②『見る』時は、どうやって『見る』のか決めること。
③効果測定の項目は『ミート率』で測る。
この3つを繰り返し実施すれば、「距離感」「リズム感」「安定感」は養われてきます。この感覚がしっかりと身につけることが重要です。
初めの1〜2ヶ月を…
ここに投資することができれば、未来への可能性は大きく広がります。
『形』は、しなくていいの?
上記の感覚が染み付いていれば、『形』の部分は付きやすくなります。なおかつ、新しい『形』を導入してもコンディションを落としにくい状態も構築できます。
フォームなど『形』に関しては、個別性の要素が強いです。そのため、統一したものをお伝えすることが難しくなります。人によって合う合わないがあるためです。けど、これがテニスの面白いところかもしれません。
プレーヤーの成長度合いによっても『形』は変化します。来月は違うフォームが適正、なんてこともある訳です。そのあたりは「柔軟に対応していいんだよ」ということを知っておくのも、成長スピードを加速させるポイントなのかもしれません。
もちろん『形』は重要です!
コーチに見極めをしていただき、よく相談して構築されることをお勧めいたします。
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