自己紹介バッグを見つけて本来の私を思い出した
あの子です。
先日、10年使い続けたバッグについて考える記事を書きました。
そして『憧れ』でも『縛り』でもない私のための自己紹介バッグを手に入れたくなり、候補を見つけるためにお店をまわり、ネットで検索をかけ始めました。
👜自己紹介バッグとの出会い
私が考える自己紹介バッグの条件は
人目を引くような個性的なモチーフ
または大きなアニマルモチーフ
A4ファイルが入りそうな大きさでマチあり
ショルダーとハンドの2wayだと尚良し
椅子に置いても自立する
百貨店では(お財布の事情で入店する勇気がなかったため)通りすがりに売り場の外側から眺めたりするも、しっくりくる個性的なモチーフが見当たらない。
ファッションビルに入ってる店舗は、シンプルなバッグばかりでいまいちピンとくるものがない。店員さんに声をかけられて試着させてもらってもやっぱりしっくりこない。
ネットで珍しく、いいな!と思うデザインのバッグがあっても日本の店頭に置いてなかったり(試着もできない)、そもそも大きすぎて断念。
毎日、時間さえあればバッグを検索する中「果たしてこの世に私が求める自己紹介バッグはあるのか…?」と疑い始めた時、ネットでとうとう気になるバッグを見つけました。
ANNA SUI GOATOTE(ゴートート)
2019_FALL NOLAN
最初は「えっ」と思ってしまった、私の中では結構個性的なデザイン。
とりあえずXの鍵垢にURLを控えてネット検索を続けながらも頭から離れない男性の刺繍。
学生の頃はANNA SUIが好きで、バラがモチーフのANNA SUIの財布を愛用してた事を思い出して懐かしくなりました。
公式サイトの説明を見てみると、
公式で『最高のトートバッグ(意訳)』と名付けられてるのが素敵。
👜いざ、試着へ
ただ、発売されたのは昨年(2023年)の夏。今は発売されてから翌年の春であり、まだ店頭にあるのか分からない。
ネットでは種類によっては在庫切れしてるものの、私が欲しいデザインはまだ在庫がある様子。
一度問い合わせて、在庫があったら試着したい…彼女さんが帰り遅い日なら三越まで行ってみるのも有りかも…と考えていた日に、彼女さんから残業のご連絡。
帰宅時に知ったので、そのままの勢いで在庫の問い合わせもせず、まっすぐ三越へ向かいました。
三越に到着し、バッグが置いてあるフロアについてすぐにANNA SUIがある一角を発見。私がまっすぐANNA SUIへ向かうと、上品な雰囲気の女性店員さんが会釈してくれました。
棚の上にゴートートは堂々と鎮座していました。
ただ、私が欲しいデザインではなく大きなクジャクの刺繍があしらわれたもの。
せっかくここまで来たからサイズ感だけでも確かめようと試着をお願いしました。
実際に試着をすると、
A4サイズが入るし、程よい大きさでマチもある!
ショルダーバッグではないけど、肩にかけることはできる!(でも厚手のコートだと肩かけは厳しそう)
クジャクのモチーフも少し気になってたけど、ピンとこなかったからこのデザインではない!
置いても自立するし、生地がしっかりしてて普段使いに良さそう!
確かめられたことがたくさんで満足。
念のため、店員さんに他のデザインはあるか聞いてみるも、店頭にあるものが最後とのこと。私が欲しかったデザインは早々に在庫がなくなったそうです。
ここで店員さんが、「ジョジョにでてくるような男性がパイプをくわえてるデザインですよね」と。
この店員さんは先述したように上品な雰囲気で、かつ齢40〜50代とみられる方であり、そのような方から急に『ジョジョ』という単語が飛び出して少し驚きました。
『ジョジョ』シリーズは未履修だけど、店員さんが言いたいことはなんとなく分かる。刺繍で描かれた男性は肩幅が大きいからジョジョみがあるのかも。
いや、『ジョジョ』に年齢なんて関係ないし、店員さんが『ジョジョ』を嗜んでて全然いい訳ですが、私は店員さんに「ジョジョにでてくるような男性」と解釈されているバッグのデザインに衝撃と興味深い面白さを感じました。
購入キャンセルはできないがそれでも良ければ取り寄せはできると教えていただき、一度退店。
帰り道でも尾を引く衝撃。
その解釈はなかった…確かに…ええ…確かにジョジョっぽいかも…店員さんにそう思われてるあのデザインが愛おしく思えてきた……
この時点でゴートートに対する気持ちが前向きでしかなく、購入を迷う理由がない。
この試着をした時のエピソード込みでお迎えしたい。
そしてこの度、無事に私の自己紹介バッグを見つけてお迎えすることができました。演歌は歌わなかったけど、ちょっとした小噺付きで。
👜一緒に出掛けて自分を知る
購入を決めてから初めてご対面する自己紹介バッグは、やっぱり刺繍のインパクトが大きい。
初めて外出で連れて行った時には少し緊張。
この緊張は「私、変じゃないかな?」「周りにどう思われてるんだろう」という不安からくるもので、私は気付かないうちに周りの目を気にしていました。
しかし、その緊張と同時に、私は『自分のお気に入りかつ個性的なバッグ』を身に着けていることに嬉しさも感じていました。
思い返せば、小さい頃の私は目立ちたがり屋でしたが、中学生の頃から周りから浮かないことを基準に身の回りの物を選んでいました。
その『周りから浮かない』という基準は、いつのまにか私の中に刷り込まれていて、本来の私から少し遠ざかっていく要因になってしまったのかもしれません。
そういえば、私って目立ちたがり屋だった!💃✨
という発見。
これは自己紹介バッグをお迎えして、実際に出掛けてみないと分からないことでした。
私のコンセプトに入っている『ミュージカル俳優』も舞台の上で目立つ存在で、無意識のうちに目立ちたいと考えていたようです。
2回目以降のお出掛けでは、1回目で感じていた緊張はなく、むしろ「このバッグを見て!」と思えるぐらいに自己紹介バッグを愛おしく感じています。
服装にあまり明るい色を取り入れる予定がない分、バッグで鮮やかさをだすとバランス良くていいかも!なんて考えたりして。
普段、周りからは『落ち着いてる』と言われる私ですが、このバッグでは『実は目立ちたがり屋です』と自己紹介させてください。
お金に余裕ができたら、次は演歌バッグを買いたいですね。候補はありますが、どれもハイブランド。年内に試着しに行きたいです。
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