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ネイルサロンに行くことが私のお守りであり、武器である
あの子です。アラサー低所得者の私が2024年の人生ビンゴに掲げていた「ネイルサロンに行く」にチャレンジした結果、生活の質が変わった話をします。
私の年収はやっと300万を越すぐらい。世間一般的には低所得者だと思います。ネイルサロンは一回につき大体8000〜10000円前後。3〜4週間に1回付け替えだと考えると決して安くない出費。正直、身の丈にあってないです。
それでも私はネイルサロンで施される綺麗な技術を指先に乗せたかった。ずっとやってみたいことでした。
そんな私は前職、前々職ともにネイル禁止でした。それは職場の風紀ではなく、職種上の都合なので納得していたし、仕方なかったことです。
今の職場ではネイルが禁止されていないことを知り、やりたいと思いながらも「まだ入社して1年目なのに調子乗ってるかな」とかいらないことを考えて二の足を踏んでました。
でも、仕事が忙しい時期に入り、これから更に忙しくなる見通しがついた時「何かご褒美がないとダメかも」と思った私はネイルサロンを探して勢いのまま予約。
初めてのネイルを担当してくださったネイリストさんは、楽しく会話をしてくださる方でした。まだ馴染みの人が少ない土地で暮らす身として、心が癒やされる瞬間。
そして、爪にジェルネイルが施された時「この爪と暮らせていけるの最高…!」と頬が緩みました。
帰り道、電車の車内でずっとネイルを眺めていました。自分が選んだデザイン、色。スマホをいじる時も、何をするにも視界に入る綺麗な指先。なんだか自分がもう最強になったような高揚感がじわじわこみ上げてくる。
あと、自分に対して目に見える形でわかりやすくお金をかけることが良かったと思います。私は、たまに自分を殺したくなるぐらい嫌になる時があるから、そんな自分が私にお金を使ってくれたんだと安心できるお守りにもなってくれています。これがセルフではなく、サロンに行く理由。
そして、このネイルに恥じない仕事をしようと自分を鼓舞する武器にもなりました。ただのプライド高い格好つけなのかもしれないけど、「こうなるんだ!」という気持ちは時に自分が思っている以上に力を発揮してくれることを私は知っています。
オシャレでもあるけど、それ以上の力を与えてくれるなら私にとっては意味がある。だから私は今日もネイルサロンにお守りを授かりにいって、武器を調達するのです。