市役所職員って実際どうなの?ラクしてるんでしょ?

※自治体によっても差があるそうなので、あくまで参考に・・・

「夫は市役所職員です。」という話をすると、よく次のような感想を聞きます。

①定時で上がれて残業、土日出勤がなさそうで羨ましい

②一生安泰

③福利厚生がしっかりしていそう

これらについて、実際のところはどうなのか書いていきたいと思います。

①定時で上がれて残業、土日出勤がなさそうで羨ましい

 「配属された部署」によります。夫は現在3ヶ所目で、今まで「出張所」「生活保護担当」「イベント、お祭り関係担当」に配属されてきました。

 出張所は「小さな市役所」みたいなもので、少人数で多くの部署の仕事をこなさなければならない場所です。とは言っても基本は窓口業務のみなので、残業もほとんどなかったそうです。

 2ヶ所目の生活保護担当については、残業が多かったイメージです。

 生活保護の仕事は主に「家庭訪問」「お金の決定処理」ですが、家庭訪問については訪問を頑なに拒む人、話が終わらず訪問が長引く人、ほとんど家にいない人など、思い通りに日程を組むのが難しいそうです。お金の処理についても、年々担当する人の数が増加していることで、次から次へと処理が湧いて出てくるとか。

 また生活保護にはハプニングがつきもの。「〇〇さんが緊急搬送された。親族と連絡が取りたい」「△△さんが亡くなったけどどうしたらいい?」など、夜中や土日にも連絡が来ることもあったそうです。夫は市役所から一番近いところに住んでいたこともあり、たまに呼び出しを受け市役所へ行ったり、関係機関へ連絡をしていました。

 現在の部署である「イベント、お祭り関係担当」は、、、最も残業、土日出勤が多いです。イベントは基本的に土日に行われるため、しょっちゅう出勤していますし、平日の夜も会議ばかりのため、ほとんど休みがない状況です。それでも夫曰く、「市民と協力してイベントを作り上げるのは楽しい」と前の職場よりもイキイキしています。

 私としては土日にどこにも出かけられないので、不満は募りますが・・・

 ここまで夫の例を挙げてきましたが、部署によって残業が多いところ、ほぼない部署の差は激しく、また時期によっても違うんだそうです。

 例えば市の予算を査定する部署は、策定時期の帰る時間がてっぺんを超えてしまうことがザラにあるそうですし、今の時期、住民税を決定する部署は土日もほぼ出勤しているのだそうです。

 逆に夫のいたような出張所をはじめとする出先機関や、住民票を交付するような部署は、残業は少ない方なんだそうです。

②一生安泰

 夫はよく、「これから市役所もどんどん人が少なくなっていくんじゃないか」とこぼしています。

 具体的な例を挙げると、今はあまり浸透していない「マイナンバーカード」ですが、カードを使えばコンビニで住民票等の証明書を発行できるようになりました。これにより、出張所の存在意義も危うくなってきています。

 現に正職員数は減り、臨時職員の数が増えているんだそうです。今後AIの発達により、市役所職員の仕事が奪われることだって十分にありえます。

 この前テレビでやっていたのですが、ヨーロッパにある「エストニア」という国では、電子機器が発達し、市役所の手続きはほとんどネットでできてしまうんだそうです。

 夫には「市役所職員」という立場にあぐらをかかず、自己研鑽に努めてもらいたいものです。

③福利厚生がしっかりしていそう

 これは事実です。有給も多く取れますし、それとは別に夏季休暇も5日間取ることができます。さらに育休等の特別休暇もあり、月に2日以上は休みを取ることも可能です。

 また夫の勤めている市役所では専用の預金があり、年利がなんと「2%」近くも!普通預金にはバカらしくて預けてられません。

 さらに保養施設の使用や、全国テーマパーク、映画館の割引券などの制度も充実しており、どこか出かける時は、「割引が使える施設か」を必ず確認しています。

 いかがだったでしょうか。皆さんのイメージ通りでしたか?


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