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「叱る」と「怒る」の違い
リーダーになると、時には部下を叱らないといけない場面も出てきます。
ただ、そういった場面になった際に、叱るのが上手い人とそうでない人がいます。
では、その差はどこにあるのでしょうか。
一番良くないパターンが感情的になること。
感情的にならないためには、叱る目的が何かを明確にしておく必要があります。
一番いいのは叱る基準を決めておくことだと思います。
ルール、方針、枠組みからの逸脱というのが叱る対象となります。
会社の基準としては、「経営方針」を明文化しておくこと。これを破った人が叱られる対象であり、方針違反を是正させるということがその組織に所属する人を叱る目的になります。
それから上司にとっての部下を叱る目的としては、「部下に再びやる気をもって取り組んでもらうこと」ではないでしょうか。
ですから、自分の感情を爆発させて部下に当たり散らすことは、本来の目的には適っていないことになります。
なお、参考までにものの本に「叱り上手の5則」というものがありましたので、ここに触れておきますね。
1.詫びる気持ちで叱る - 偉そうな態度、言い方をしない
2.受け入れ態勢を作る - 最初にほめるなど、苦い薬を飲みやすくする
3.「明るく」「短く」叱る - ねちねち叱らない、1度にあれもこれも叱らない
4.何を叱るか事前に明確に - その場で感情的に叱らない、どういう場合に叱るのか事前に基準を明確にし、伝えておく
5.よく聞いてから叱る - やむをえない事情があるかもしれないので、事実をよく確かめたうえで叱る
叱るのは「相手への指摘」が目的、怒るのは「自身の感情の発露」が目的、そう分けて考えられるといいですよね。
実際には冷静でいられない場面も往々にしてあるかとは思いますけど。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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