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リモート時代の上長の不案内
先日のコラムで、「ルールを蔑ろにする上長」について触れましたが、こうした拠点長が担当している拠点に所属するスタッフの不幸は入社時から始まります。
ひとつの傾向ですが、方針を意識していない拠点長は、スタッフへの対応も不案内で不親切です。
これも以前のコラムで書いた覚えがありますが、自身が歓迎されているかどうかは、その事務所に足を踏み入れたところから感じ取られます。
そして、その上長のスタッフさんに対しての不案内や不親切は、研修を受けていただく際にも発揮されます。
コロナ禍が始まる前までは集合研修でした。
例えば、その研修場所までの案内についても、丁寧に一緒に車に乗って来られる所長もいましたし、場所の名称だけを伝えて全て丸投げといった所長もいました。
また、研修で使用する資料やテキストや感想ノートについても、しっかりと事前にお渡ししている所長と、何も伝えずに手ぶらで来させて、可哀想な思いをさせる所長もいました。
今はリモート環境がすっかり整ったため、ほとんどの研修は集合せずにパソコンを通じてのリモート対応での研修へと様変わりしました。
そして、そうするとここでも上長の新たな不案内と不親切な対応が遺憾なく発揮されます。
まずは、こうしたリモート機器の扱いに慣れている人と疎い人の差が出ます。
ただ、不慣れだとしても、会議や研修の始まる時間というのは決まっているわけですし事前に分かっているわけですから、逆算して少し早めに準備に取り掛かれば済む話です。
また、すでにこの2年近くリモート対応はしてきたわけですから、実際に集合する会議や研修同様に開始5分前までには入室しておくという「約束時間の5分前ルール」も定着しています。
ところが、こうした上長のいる拠点から入室してくるスタッフは、機器の操作も丸投げされており、可哀想に開始時間が過ぎて全員が待っている中で、混乱ぶりを皆の前で露呈する羽目となります。
いざ入室は出来ても、声はすれども姿は見えず。
また姿は見えているにもかかわらず、こちらからの問いかけには無反応なんてパターンも。
音声が聞こえていない場合もありますし、発言時以外はミュートにしておいていただきたいのですが、そんなことも分かりませんから、ひとり言や向こうの拠点内の音が全員に響き渡ります。
もちろん研修が始まっても、手元にテキストの用意はされていないという不親切、不案内も漏れなくセットでついてきます。
研修受講するスタッフが、落ち着いて受講できるところまで、どれだけ丁寧に接することができるか。
つまるところは、これらはその上長が常日頃から自分の拠点のスタッフに向き合う姿勢そのものなのだと思います。
こうしたバタバタ劇でリモート研修に入室してくるスタッフさんには、その残念な環境にあることに心からお詫びをするとともに、その上長には自らを省みるよう採用時研修(方針の理解)の再受講を要請しています。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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