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気になったことを放置しない
ドラえもんに出てくる完璧な登場人物として出木杉英才(できすぎひでとし)くんがいますが、おそらくは彼だってもともと博識であったわけではないはずです。
知識豊富な人を羨ましがる人がいますが、差がついてしまうのは積み重ねてきた習慣によるものだと思っています。
普通に暮らしていて、生活の中の場面場面でふとした疑問が湧いたり、気になることが起こったりした際にどのような行動をとってきたか、その違いです。
例えば、本を読んでいて知らない単語が出てきた時に、そのまま放置して読み進めていないか。
読めない漢字が出てきた時も、何となく意味は分かるから読み方までは調べずに、やはり読み進めてしまっていないか。
そして、会話の中や講義を受ける中で、分からないことがあったとしても、「今更訊けないな」と質問することや後で自分で調べてみることをあきらめてしまっていないか。
その場で訊けなかったり調べられなかったりすれば、メモや手帳に記しておく。
最近はスマホのメモ機能などもあります。
「なんでだろう」「分からない」「不思議だな」、気になることを放置してこなかったという行動の積み重ねが知識の積み重ねにもつながるのだと思います。
全ては己の知的好奇心を満たすための探求心が、博識な人たちの原動力になっているはずです。
今なんかはほとんど全ての情報がネット上にあります。
もちろん嘘の情報もありますから、その取捨選択は必要ですが、それも慣れれば選定眼は磨かれていきます。
・ 夕方の決まった時刻になったらビルの上にカラスが沢山集まるのはなぜ。
・ なぜ銀行だけトップのことを「頭取」と呼ぶのか。
・ 老眼鏡とハズキルーペって何が違うの。
・ 「おにぎり」と「おむすび」の違いは何。
・ 「戦ぐ」「希う」「論う」これって何て読むの。
ニュースを観たり、本を読んだり、普通に生活して街を見ているだけでも日々沢山の疑問が脳裏に浮かび上がってきます。
その時、あなたはどうするか、どうしているか。
その探求心からの行動が習慣づいているかどうか。
ただし、自身の知的好奇心を満たすのはすべて自分のための行動です。
うんちくを傾けるようになると、それは身につけた知識を人にひけらかす、ただの自慢行為になるので注意が必要ですよね。
出木杉くんとスネ夫の違いはそこにあるのではないでしょうか。
ところで、前述した設問の答えが気になる方はこちらへどうぞ。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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