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年頭挨拶にかえて
明けましておめでとうございます。
とは言ってみたものの、年明けから未曽有の災害や事故が発生しており、大変な中で新年を迎えることになっております。
被災地域の皆様の安全が確保されること、また1日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
当社においては、本部から離れたところのバックアップオフィスとして金沢市内に小さな事務所を構えており、そちらにスタッフ5名ほどが常駐しておりました。
幸いなことに社内の関係者の被害はありませんでしたが、個人的には福岡に帰省していたため帰路につく数時間前に発生した事故の影響には巻き込まれまして、予定していた飛行機は代替含めて全て欠航し、最終的には新幹線の自由席を乗り継いで7時間かけて東京の単身赴任先に戻ることとなりました。
残念なことに被災地へ応援に向かっていた海保機の乗組員の命は失われてしまいましたが、一方で大惨事になってもおかしくなかった民間機の方は全員無事であったというのは、乗組員はじめ乗客が一体となって行動した見事な事故対応であったといえるでしょう。
マニュアルにあるのだとは思いますが、機内に火が回っている状況下において、全員の避難を確認してから最後に下船したという機長の行動は、正にリーダーとはかくあるべきという姿勢だと思います。
少し話は変わりますが、昨年末から騒がれていましたダイハツの認証不正問題への親会社であるトヨタの会長の対応からもあらためてリーダーとしての正しい姿勢を感じ得た次第です。
下記は記事の一部抜粋となりますが、
「豊田章男会長は、いまダイハツ車へ乗るユーザー、納車を待っていたユーザー、事態を知らされていなかった販売店のスタッフやダイハツ従業員へ深く謝罪。」
その上で、不正の対象車種を生産する工場を訪れ、
「従業員を前に『きみたちの作ったクルマが悪いわけではない。これからもしっかりといいクルマを作ってほしい』と声をかけた。」
また、衝突安全の不正対象車種を生産する工場を訪れ、
「従業員の前に立ち『この中に告発者がいらっしゃると思います。ほんとうに言ってくれてありがとう』と話したという。」
コロナ禍が始まって4年が経過しました。
その中で、失ったものも大きかったですが、得られたものも多くあったと思っています。
今また再び対面の大切さは謳われていますが、リモート環境の普及もあって、これまで会いにくかった遠方の仲間との距離感が縮まったのは確かですし、何よりもこの困難を皆で乗り切ろうというお互い助け合い頼りあう文化というか習慣が醸成されました。
また、このコロナ禍は介護業界内において業界再編の波がきて、介護事業から創業した独立系の介護会社の多くはファンドの傘下に入りました。
そんな中においても、なんとか二本足で立てているのは、企業文化を第一にしてきたという組織の姿勢がとても大きな要素であったのではないかと勝手に思っています。
いつかも触れたことがありますが、かのピーター・ドラッカーも「企業文化は戦略に勝る」という有名な言葉を残しています。
「正しいサービス」の提供を標榜し、前述したトヨタの会長のように自分の組織で働く人を大切に大事にするリーダーシップが、企業として存続していくために求められる姿勢なのだと思います。
毎年1月に手帳を変えるのですが、表紙を開いた最初のページには、17年前に社長になった時から師匠である創業者の習慣の見様見真似で次の文言を記載するところから仕事を始めています。
「謙虚・精進・人のため」
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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