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「誰が言ったか」の納得力
コロナ禍において、良かったことはリモート環境が整備されたこと。
当社のように全国展開している組織においては、各地域の本部レベルでは少しずつ環境を整えてきていたものの、コロナ禍が始まった時にはまだ各拠点にはリモートの機器などの設置はできていませんでした。
これまで毎月行ってきた、出張や集合会議が出来ないと情報共有もできないため、助成金を活用させていただいて、全体の整備が実施できました。
そして、良かったのは機器が揃ったからとかそういったことではなく、これまで以上に遠距離の人同士でのやり取りが可能な環境が創造できたという点です。
この一年半で皆だいぶんリモート会議にも慣れてきました。
そして、ありがたいことに社外のリモート研修も頻繁に行われるようになりました。
これまでは参加したくても参加できなかった遠方であっても、リモートなら移動時間も移動費用も気にせずに気楽に参加できます。
最近では「ウェビナー」なんて名称も使われるようになってきました。
有名な方の参考にしたい介護の取り組みについても、ネットで検索することで、多くの研修機会が見つかります。
私が勝手に手本にさせていただいている「あおいけあ」の加藤社長のお話も外部機関主催のセミナーをスタッフに受けさせました。
これまで直接話を聞く機会をもったスタッフは少なかったので、とても刺激を受けたようです。
思わず「この野郎」と思ってしまったのは、会議にてセミナー内容について是非報告をしたいという所長がいたので、皆にその内容を話してもらったのですが、普段私がその所長を含めて皆に話していた内容をまるで初めて聞いたかのように「非常に感銘を受けた」と声高らかに発表していたのを見た時です(笑)
私がこれまで話してきたことなんて、何も浸透していなかったのですよね。
やはり、現場できちんと実践されている人の話が一番響きます。一番効きます。一番聴いてくれます。
結局は、何を話すかではなくて誰が話すか、でしょうか。
私としては、本物の話を聞くことのできる機会をなるべく多く見つけて、皆にそれを知らせていく、聞く機会を創り出していく、というのが皆の「理想の仕事」や「お客様にとっての理想的な介護サービスや環境の提供」の実現への近道になるのだろうな、と今は何となく考えています。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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