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話がとっちらかって上手く伝えられない人
会議などで報告を受けていると、話している内容があっちこっちへと行って、話がとんだり、話がそれたり、話が散らかる人がいます。
話がとぶと、相手の中には「なんでそうなるの?」という疑問が生じます。
話がそれると、相手の中には「訊きたい(聞きたい)ことはそれじゃないんだけど?」という不満が生じます。
話が散らかると、相手の中には「なにが言いたいの?」という不安が生じます。
つまり、話がとっちらかってしまうと、聞いている相手の頭の中に「要するに何なの?」と「?」を生み出します。
話にまとまりがなかったり、支離滅裂にとっちらかってしまう人は、まずは「相手に分かりやすく伝えよう!!」と意識することが大事なのだと思います。
何を一番伝えたいのか。
何が重要なのか。
伝える目的が明確になっているか。
訊かれた質問に、どれだけ正確に答えることができているか。
例えば桃太郎という昔ばなしについて。
「桃太郎は何をする話ですか?」と訊かれた時に、きちんと質問を理解できていれば、「桃から生まれた男の子が鬼退治をする話」と「要約」して答えることができます。
ところが、相手が何を訊いているかを理解していない人は、「むかしむかし・・・、犬が、猿が、キジが、きびだんごが・・・」と「物語」を語っていきます。
前述した「要約」に必要なのは、終わりから考えること。
まずは「結論」。
それから、その結論を出した「理由」。
その上で、その理由の「根拠」。
それは、こうなんです。
なぜならばこう考えたからです。
そう考えたのはこれこれだったからです。
相手に「何を訊かれているのか」。
相手に「何の話をしているのか」。
話が相手に伝わらないのは、相手の責任ではなく話し手の問題です。
目的はどこにあるのか。
・ 誰に対して
・ どんな情報を伝えて
・ 相手にどんな感情やイメージを抱いて欲しいのか
・ どう行動して欲しいのか
お互いの脳内に思い描くイメージは違いますから、その誤差を無くしていくには「分かりやすく伝える意識」をもって筋道を立てて話していく必要があります。
これらの努力を怠る人は、そもそも向き合う相手との人間関係を築こうとしていなく、それでもいいと思っているから、いつまで経ってもコミュニケーションが成り立たないのだと思います。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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