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初心に帰る
お客様からのご依頼が減ってきて、なかなか集客が図れていない拠点がありますが、こういうところはどうすればいいのか。
要因の可能性は二つあって、ひとつは外部活動を行っていないから、その拠点の取り組みが関係機関に伝わっていないということ。
そして、もうひとつは外部活動を行っているにもかかわらず、その取り組みの本質がやはり上手く関係機関に伝わっていないということ。
前者の場合が要因なのであれば、まずは営業活動を再開するということで変化があらわれるかと思います。
問題は後者の場合。取り組んでいる内容に伝わらない要因があるのであれば、ここには何らかの変化をつけなくてはなりません。
間違った行動の量を増やしても、成果にはつながらず、むしろマイナス要素を積み上げることにもなりかねません。
行動の量を増やすのは、むしろ成果が出ているとき。
成果が出てないときに注力しないといけないのは、質的な強化です。
それと、決めたこと決められた方針が本当にきちんと実施されているかどうかのチェックもしなければならない、というのが一倉定先生の教えです。
また、経営の神様である松下幸之助さんによる「経営成功の秘訣」によると、重要な条件は下記の順だといいます。
絶対条件(全体の50%) ― 経営理念の確立
必要条件(全体の30%) ― ひとりひとりの能力を最大限に活かす環境をつくる
付帯条件(全体の20%) ― 戦略・戦術を駆使すること
そう考えますと、お客様からのご依頼が少ない拠点というのは、まず質的なところで考え方に何か問題があるわけですから、最初に見直さないといけないのは「絶対条件」について。
どのような拠点にしたいのか。そのサービスを通してお客様にどのようになっていただきたいのか。どのように感じていただきたいのか。
そして、それらをスタッフの前で宣言し、スタッフと想いを共有し、その想いをどのように関係機関に伝えていくか基準を明確にすること。
そこから先が初めて営業の量の問題になります。
タイトルにもしましたが、ある意味原点回帰というか、新規開設時と同じような姿勢をもって最初にしてきた取り組みをし直すことで、回復が目指せる体制を再度作り出せるのだと考えています。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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