見出し画像

私がXperiaにPhotography Proが必要不可欠だと考えるワケ

はじめに

こんにちは、ふさふさです。
私はXperiaのファンで、現在はXperia 1 VIを所有しています。
前回執筆した記事では「Xperia 1 VIは名前こそXperia 1シリーズだが、中身はXperia 1シリーズではない。」と述べました。その理由としてPhotography Proをはじめとする本格的な撮影アプリケーションの廃止を挙げました。なぜ、これらの本格撮影アプリケーションがそれほど重要であり、Xperiaに必要不可欠であると考えているのかを説明したいと思います。




Xperia 1シリーズのコンセプト

Xperia 1が登場した時、ソニーモバイルが掲げたコーポレートビジョンを思い出してください。
『Experiences beyond imagination for the dedicated and passionate.』(好きを極めたい人々に想像を超えたエクスペリエンスを)

Xperia 1は万人受けとは決別し、ニッチなモデルで好きを極めたい人々に寄り添うと宣言しました。
その代表とも言えるのがCinematography Proです。
ソニーが映画撮影用カメラのCineAltaで培った技術を応用し、スマートフォンで手軽に本格的な映画撮影が可能になるアプリケーションです。
その後、Xperia 1 IIでαミラーレスカメラから応用したPhotography Proが、Xperia PRO-IでXDCAMから応用したVideography Proが登場しました。
どれもソニーが持つ強みを活かした創造活動を体験できるアプリケーションで、これは先程挙げたソニーのコーポレートビジョンと一致しています。

たしかに合理的ではない

それらの3つのアプリケーションはビジョンに一致していても、スマートフォンとしては合理的ではありませんでした。
スマートフォンで本格的な映像撮影をするユーザーなどごく少数で、また使いこなすことが難しいです。逆にプロフェッショナルなユーザーは既に専用機を有しています。ですから、スマートフォンで本格的な撮影体験を提供したところで中途半端なものに終わってしまいます。
よって、Xperia 1 VIのように誰もが使いやすいカメラアプリケーションに統合するのは、到って合理的な判断と言えます。

で、Xperiaの強みは何?

Xperia 1 VIでPhotography Pro等の本格撮影アプリケーションを失ったところで、Xperiaには何が残ったのでしょうか。答えは「ほぼ何も残らなかった」でした。
(オーディオ面では優秀ですが、音は可視化されたものではなく個人的に判断が難しいので保留します。)
恥ずかしいと思うかは人それぞれですが、Xperiaの強みというのはPhotography Proをはじめとする本格撮影アプリケーションだけでした。

「いやPhotography Proを使ったところで綺麗に撮れないし、vivoやXiaomiのオート撮影の方が綺麗だから意味が無いのでは?」と思うかもしれません。しかし、過程が違います。
綺麗な写真を撮るという目的は同じかもしれませんが、最初から完璧な答えを出してくれるスマートで優れたカメラか、わざわざ手間暇かけて撮影を楽しむカメラかの違いだと思います。
「スマート」フォンと名乗るくらいですから、スマートフォンカメラとして正解なのはvivoやXiaomiをはじめとする強豪メーカーです。それは誰もが分かっていますし、ソニーも分かっています。分かっているのになぜ撮影体験にフォーカスするのか。それはソニーモバイルが置かれている状況を見れば分かります。ソニーモバイルはシェアも少なく厚利少売で、予算も人員も不足しています。Xperia XZシリーズでズッコケてから他社に大きく差をつけられ、今更追いつくことなどほぼ不可能に等しいです。そこでソニーがカメラメーカーであることを思い出してください。

創造活動をはじめるキッカケに繋がる

Xperia 1が登場した時、TV CMでは「あなたのクリエイティビティが覚醒する」と謳いました。
Cinematography Proを見て大半の人はなんか難しそうと思うでしょう。でも、中には「いざ触ってみたら意外と楽しかった。」、「難しいけど使いこなせるようになりたい。」と思うユーザーも存在するはずです。
創造活動を始めたいと思ってもいきなり高価な専用機に手を出すのは難しいです。才能があるかも分からないし、続けられるかも分からない状態で専用機に手を出せる人は富豪とよほど覚悟が決まった人だけです。

私もその一人です。これまではただシャッターボタンを押して撮るだけで良いと思っていました。しかし、Photography Proを触ってみたら楽しくて、これで写真を撮りたいと心の底から感じました。これがキッカケで今ではαミラーレスカメラを使い、作品目的で写真を撮影しています。

ですから、ソニーは他社のようにシャッターボタンを押すだけで完璧な答えを出力できなくても、楽しいと思わせてくれる本格カメラアプリケーションを出してくれればそれで良かったのです。

楽しいと思わせることが重要

Photography ProやCinematogpaphy Proは使いこなすのが難しそうで、普通のカメラアプリケーションとはUIが全く異なります。この本格的なUIこそが楽しいと思わせることに繋がると思っています。
当然、他社のスマートフォンにもマニュアル撮影モードはあります。iPhoneには無いけど。
ですが、カメラメーカーのソニーが専用機で培ったUIで
「なんかスゴそう」、「使いこなせたらかっこいい」、「本格的で楽しい」とユーザーに思わせられればそのアプリケーションで創造活動をはじめてくれると思います。
カメラも同じです。実際にカメラ系YouTuberやブロガーは、最初の機材選びに悩んでいる人に向けて、「デザインでも絵作りでもなんでも良いから自分が好きだと思ったカメラを使え」とアドバイスしています。それは、楽しいとか好きだとか思わなければ続かないからで、続けることに意味があり、成長すれば機材もランクアップすれば良いです。
すなわち、例えば私のようにPhotography Proにハマった人はPhotography Proでマニュアル撮影をし、腕が上がれば専用機にも手を出す。といったステップアップで、ソニーのαミラーレスカメラやCinema Line FXシリーズ、VLOGCAMへ繋げることもできます。才能が開花すればプロの道に進む人だって現れるはずです。

新人さんいらっしゃい。


Xperiaは創作活動の入り口

ダラダラと長〜い文章を書きましたが、要は私が言いたいことは、Xperiaは創作活動の入り口であるということです。
例えスマートでなくても、本格的で楽しいと思わせられるカメラ体験を提供できれば、作品を作り続けてくれるし、それがキッカケでソニーの専用機にも手を出してくれるかもしれない。
だからXperia 1の「クリエイティビティを覚醒させる」という謳い文句はXperiaに相応しく、Photography Proをはじめとする本格撮影アプリケーションはXperiaの強みで必要不可欠だと考えたワケです。

オマケ(ソニーへのクレーム)

Photography Pro、Cinematography Pro、Videography Proの復活も重要ですが、それ以前にハードウェアをなんとかしてください。
特に望遠カメラの解像感の無さには陰茎がイライラします。新しい望遠モジュールの開発で大口径化とセンサー大判化と高画素化、回折ボケ対策をやりなさい。
あと超広角カメラのテコ入れと、手ブレ補正を強化しなさい。


< ( ‘ᾥ’ )> 陰茎が苛勃つぜ!!
   \  \
    \ γ∩ミ
     ⊂:: ::⊃))
      /乂∪彡\

       おぉ〜〜〜〜っ!
༼⍨༽༼∵༽༼ ͒ ͓ ͒༽༼ ͒ ̶ ͒༽༼⍢༽༼⍤༽༼⍨༽༼∵༽༼ ͒ ͓ ͒༽༼ ͒ ̶ ͒༽༼⍢༽

いいなと思ったら応援しよう!