P90のマガジンホルダを作ってみる
P90は多弾マグなら1ゲーム撃つのに十分な弾数が入りますが、様子見でヤブにバラ撒いたり、味方の為の牽制を多くこなしたりするとたまには撃ち切ってしまう事もあったりします。やっぱり1本で良いので予備マグは欲しい。でもP90のマガジンポーチってどうも作りがキツくて、出し入れにとても時間が掛かるんですよね。M4系やM14系のマガジンだと、バネの力で押さえるだけでサッと出し入れできるファーストマグポーチとかあったりして、あれは羨ましいナーって思って見てました。
で、なんとなく、P90用のマガジンにもそういう出し入れの速いホルダは無いかな?と思って検索してみたら、こんな記事が見つかりました。
おー、こんな感じで作れるなら良さそうじゃない?って思って、僕も一つ作ってみることにしました。ベースは同じ7.62mm用ファーストマグポーチです。この手のやつはどれを買っても大体同じ形だろうと思いますが、実際に買ったのは こちら 。一番安かったので。
届いたやつ
さっそく分解してみる
なるほど、表側の蓋の、奥の方の溝に、P90のマガジンの出っ張りがちょうど引っ掛かれば良いわけですね。
こんなかな
しかし実際にこのマガジンポーチにP90マガジンを入れてみようとすると、奥に行くより手前、途中で引っ掛かってしまいます。
というわけで、この途中の段差にP90マガジンの爪が落ちてしまわないよう、段差の中にスロープを作ってやることにしました。こういうときに、熱可塑性プラスチックがとても役に立ちます。Amazonで「やわらかプラスチック」とか「手びねりプラスチック」とかで検索すると出てくるやつです。
段差を埋めた
ちょっとこの写真だと分かり辛いですが、手前の方は薄く延ばしてますので、手前から入っていくP90マガジンは、このスロープの上を滑っていって奥まで乗り上げていくという寸法です。
で、これでマガジンがガチャッと奥まで入ってセットされるようになったのは良いんですが、今度は保持が強力過ぎて全然抜けません!(笑) 角度を付けて抜き取りたいんですが、出口付近に爪が設置されていて、ポーチがあまり開き過ぎないようになっているようです。なのでその爪をニッパで落としました。
あとコツとしては、二本ある押さえゴムのうち、入口側のゴムの掛かる位置を変更した方が、蓋の開閉が上手くいくようです。
てことで、完成したP90用ファーストマグポーチがこちらです! 差し込めばカチャッと強力に保持して、振っても全くガタつきなしで落ちる気配はありません。そして抜くときは、角度を付けて引けばすぐ抜けます。なかなか良い感じじゃないでしょうか?
(あ、ちなみにGreenZone迷彩にラッピングした後の映像です)
やることは、
1. 中の段差を熱可塑性プラスチックで埋める
2. 入口付近の爪を切り落とす
3. 押さえゴムの位置を掛けかえる
の三つだけ。
そして素早く着脱できて、静かで、激しく動かしても落ちない(・・・かどうかは、実戦テストがまだなのですけど)マガジンホルダが出来上がりました。やった!
この記事を書くきっかけになった Tabooさん に感謝を。これでより良いP90ライフが送れそうです。有難うございました。
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