♯7 プロパンガスの点検
自宅でご利用中のガスには定期的に法律に定められた点検をしなければいけないことになっています。
プロパンガスなら4年に1回です。
点検の内容としては、外のボンベまわりの状況や配管のサビの点検やガス機器が安全に使用できる環境にあるかガス漏れが無いか等の調査をします。
この点検調査は基本的に無料でやっています。基本的にと言うのは、点検調査をした時に法例違反があり改善しなくてはいけない場合やゴムホース等の消耗品が古すぎて交換した方がいいと判断された時に使用者に相談があります。
訪問した担当者がその指摘した部品を持っていたら金額を提示して了解を得た場合はその場で交換しても構わないです。
この場合でもよほどお客様の希望がない限りその場で現金のやり取りはなく、後ほど請求書が届きガス料金の引き落としのタイミングでお支払いすることになります。
当然、交換を拒否することもできますが点検用紙に否の結果が付きます。
交換する意思があっても部品を持っていない場合は当日の点検結果としては否となります。
点検結果に否が付いたら何故ダメなのかの説明があり改善の要請があります。
改善するしないは使用者の判断になります。
改善しない場合にはそのガス業者は1ヶ月以上6ヶ月の間に再度、不良部を確認する再調査に訪問することになります。これも法律で決められています。
あくまでも直す直さないの判断は使用者に委ねられます。
何故、使用者の判断になるのでしょう?
理由はガスメーターから出た配管から各ガス機器までは使用者の持ち物だからです。だからガス業者は指摘する事までしかできません。
改善をしない場合にどの様な危険や結果が有るかの説明があります。その上で判断する事になり、結果事故が発生してしまったら多くの場合は使用者側の責任になる可能性大です。
業者側の立場で言うと法律で決められているから改善して下さいなのですが、使用者側から言うと今まで大丈夫だったんだから問題無いじゃん!と言いたいでしょう。
しかし、よく考えて見て下さいね。何故法律にまでなったのでしょう?
過去に事故が多発したので法改正になっている事がほとんどです。
だけど、事故になる可能性が低いのも事実です。
もう一つ注意してもらいたいんですが知り合いに安くやってくれる人がいるからその人に頼むパターンです。私の経験上、何の改善にもなってない事がほとんどです。
現役のガス屋ならほぼ大丈夫ですが、過去にかじった程度の人やなんでも屋さんみたいな所は要注意です。
だいたいのガス屋さんも安くやってくれます!理由は改善されないと再調査に行ったり、定期的にお知らせしたりの手間が無くなるんで出来るだけ安くしたいと考えています。
点検から改善の方にズレてしまいましたが点検に戻していきましょう!
点検にはガス漏れ等の検査を入れて何もなければ約30分程度かかると思っていて下さい。
点検を拒否したい時はその旨を伝えてください。その場合も拒否しますと点検用紙等にサインしてもらう必要があります。
最近のガスメーターやガス機器には多くの安全に使えるための機能が組み込まれているので事故が起こりにくくなっています。
安心安全にお使いいただくための点検なのでアポの電話があった時は出来るだけ協力をして頂けると幸いです。
たまに詐欺等が発生していて本物が疑われている事もありますが、そんな事にならないようにガス屋さんと顔見知りになって下さい。
顔見知りになれば騙されません!
ガス屋なんかに用事は無いと思うかもしれませんが、水ポタを直してとか蛍光灯を交換してとかで呼んでも意外と来てくれますよ。
上手く付き合えばプラスが多いかも!
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