農業の現在と課題解決チャレンジ
はじめまして。株式会社芳賀にこにこ農園の取締役 芳賀あゆみといいます。
私が農業を始めた経緯と、ここ数年で挑戦したい農産物輸出へのチャレンジの情熱について書きます。
会社HP:
https://haga-niconico-farm.com/
・就農の経緯
2018.12
ITや、外資系メーカーの生産計画というどちらかとういうと事務系だった私が、あるきっかけで就農を決めました。前職では、ビジネスへのIT利用と、世界の需要を見込んだ生産や、輸出に関するスキルが身に付きました。夫が先に就農していましたが、その時、義父 → 夫への事業承継があまり進んでいなかったためと、家の農業の労働力が不足していたこと。私自身が、スタートアップにチャレンジしたかったためです。
2019.4
新規就農支援制度という新規に就農する人向けに1年間、助成金を「頂きながら」研修出来るという驚くような制度で、栽培技術の研修を受けました。
2020.4
先の2020.1 株式会社芳賀にこにこ農園を設立し、4月に取締役として経営や、農作業を行っています。代表取締役は、夫。夫婦ともに49歳のスタートです。
・2年間の農業従事で気がついたこと
①農産物が供給過多になっている → 国内の価格競争が激化している
②農地面積は緩やかに右肩下がり(令和元年度 食料・農業・農村白書(令和2年6月16日公表))
③新型コロナウィルス感染拡大にて痛感しましたが、食糧供給は、国防の意味もあり、輸入が止まった時の国内での供給を国は国策として守っている。
④販売規模が大きい農業経営体では、社員数が多く、平均年齢も若い(令和元年度 食料・農業・農村白書)
⑤強い農業経営体は、「勝ち続けるしくみ作り」をしている
・芳賀にこにこ農園の課題解決
①for Sales
農業生産に集中するために、B to Bの方針は変えない。しかし、既存の販売先に加え、輸出することで競争力をつける。
②for Agriculture
自分達の技術の向上のため、また次世代に法人を承継するために、農業技術を「アグリノート」などのクラウド型農業支援システムに蓄積する。
③for Human Resources
全ての従業員との雇用契約を締結済。労働環境を整える。農業 = 3Kのイメージの払しょく。情報開示を積極的に行い、従業員の能力を最大限に発揮出来る環境を整える。
④for Accounting
会社法 準拠。月次決算を継続して、迅速な経営判断を行う。
⑤for Information
情報を速やかに公開して、スピードをあげる。
・輸出に関する情熱
どの統計を見ても、日本の人口は右肩下がりです。ますます国内の農産物の価格競争は激化してしますので、人口増加・所得向上が見込めるアジアに対する輸出に取り組みます。私たちが取り組むことによって、少しでも無用な農産物の価格競争を抑えたり、次世代の農業者が活躍しやすい環境を作りたいと願っています。