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興味本位で骨髄バンクにドナー登録したらあれよあれよと言う間に骨髄提供した話

ほんの気まぐれで

声優さんの訃報が流れた。

ざっとネットニュースを見ると
自己免疫疾患で、骨髄移植をすれば治ったかもしれないと書いてあった。

月一で、ファッション誌から料理雑誌から週刊文春やらありとあらゆる雑誌を読みふけるために献血ルームに通い血を抜いている私だけど、
骨髄バンクのドナー登録はしていなかった。

もしかしたら私が登録してたら…
彼女に対しては遅きに失した思いだけど、まだまだ同じような患者さんは沢山いるはず。

そんな高尚な思い………は0.5%くらいで
骨髄提供したら飲み会のネタに困んなくね??的ダメ人間的思考でドナー登録してみたのでした。

ほんと、そんな気持ちでした。白状しておきます。


オレンジ封筒届く

忘れた頃にやってきた。オレンジのなにやらでっかい封筒。

本当にドナーに選ばれちゃったよー!
現段階では、まだ候補。らしいけど。

あなたが選ばれました!

ハイハイやるやる~!!さあ骨髄どうぞ~

気分はそんな感じですが、んな訳はない。
越えなきゃいけない関門は多いのです。

ドナーに選ばれました通知には
あきらかに不適合になってないか?の問診表も入ってます。

登録した時には適合してたけど、その後大病してたり、現在妊娠中や出産後一年以内だったり。とか
本当はドナー登録抹消を申請しましょうね。って話だけど…まぁそんなこと忘れちゃうよね。

至って変わりない私は提供やるでやるで!という気持ちで書類ゴリゴリ
一次検査を行う病院もリストから選ぶ。
東京都内の大病院がずらずらと。
会社から近い所にして、さっと返信ポストIN
普段の私のメールの返信具合や年賀状の返し具合を知る人皆驚愕の速さ。
野次馬根性はまさに馬力が出る。普段もちゃんとやれ。

骨髄バンクの私担当になった方から電話でのファーストコンタクト。超丁寧
資本金4000億級大企業執行役員秘書レベル。
対応にへそ曲げて提供しないなどと言い出すやつもいるだろうし、そうなると患者死ぬかもだし大変なお仕事。
物見遊山ドナーとしてはきちんと真摯に対応しますよ。

そしていよいよ第一関門。一次検査。
場所は横浜の病院。横浜です。
私都内在住。どっから出てきた?横浜。

常に時間と戦う大病院の血液内科の先生
…出張だらけで、なかなかシビアな日程申告の私
合わないですよねー。
だって来月でとかなら調整できるけど
来週検査お願いしたい!と言われても出張アサイン済でして。

そんなこんな新幹線で東京に戻ってくる日に新横浜途中下車で向かうと丁度いい時間帯に空いてる先生がいらした病院になりました。調整大変お手数かけますすすす。

検査の内容はドナー候補に選んだけど、こいつの血ホントに行けるのか?及び、候補の中で誰が一番良さそうかチェック
バンクの担当者さんも横浜まで来てくれます。
はじめまして。

ドナーになるには各機関お墨付きの健康体が必須
且つ、血を抜けるだけ抜ける人材ならなお良し。

検査は医者との面談付きで血を抜かれます。
献血なんか目じゃない程の検査項目てんこ盛り。

体重も測ります。
患者の必要骨髄量をまるっとあげられればいいけれど
ドナー側の提供可能限度量も決まっていて、
血液中のヘモグロビン濃度&体重依存。
濃度が濃ければ濃いほど、体重はあればあるほど骨髄がとれる。

そう、血液が健康なデブは諸手を挙げてウェルカム。
いや~肥えてた甲斐がある。
むしろこのために肥えてた。予知予知。

検査結果はオールクリア
B型肝炎C型肝炎梅毒HIVなどの感染症も検査してくれます
若干不安だったヘモグロビン値もクリア!

この検査の結果を以て、患者側の主治医がドナーを選定します。

私の血は選ばれるのか。こっちの血ぃは甘いぞ~。

平日休み1回目終了。

ドナー正式決定

一次検査から一週間ほど、骨髄バンクから次回の日程調整連絡が来る。
ちょっとまてちょっとまて、

正式にドナーとしてお願いしたいとの話でー。

そうそうそう、それですよ。
おめでとうございます!ご当選です私!…超あっさり伝えられたけど。

無事第二関門、最終同意面談へと進みます。

最終は最後の面談、ではなく、本当に提供しますね?いいですね?断るならここが最後です。の意。ポイントオブノーリターン。

適合通知が来てからここまで、一貫としてドナーの自由意志であることが常に確認されてきました。提供するも自由、しないも自由。
他にドナー候補がいるかどうか知らされないのもその理由。だって候補一人です。なんて言われたら断るのだいぶしんどい…。

だがしかし、この最終同意後はドナー側の都合による辞退は一切許されません。
逃げませんって~という口約束ではなく、きちんと書面を交わします。

メンバーは
ドナー側:私、私の身内
骨髄バンク側:骨髄バンク担当者、医者
完全なる第三者:弁護士。…弁護士!! 

超仰々しいけど、仰々しいだけの理由もある。
なぜなら、この同意を以て患者が移植のための前処置に入るからです。

ここで、Wikipediaの骨髄移植より抜粋

「移植に先立って、患者の造血組織および腫瘍化した細胞を根絶するため、致死量を超える大量の抗がん剤投与および放射線照射が行われる。 これを前処置といい、患者の造血機能を完全に破壊する為、その後必ず移植を行わないと患者は死亡してしまう。 その上で、ドナーの骨髄液(造血幹細胞)を静脈から注入する。」

その後必ず移植を行わないと患者は死亡してしまう。
患者は死亡…!!

仰々しさは命に直結しているから。
万が一にも逃亡なんかされた日には…。

コーディネーターさんから身内の同席について
「配偶者さ…ご両親ですね」
ええ、すんません、独り者でして、年老いた両親(面と向かって言ったらぶっ飛ばされそう)連れて行きます。ええ。

実際入院する病院とは別のところでもOKらしいので地元の路線沿線で。
東京の病院の場所説明するの面倒だー。地図プリントアウトしなきゃか。

◯◯病院ていう△△駅の近くなんだけど

父「ああ、もともと××病院だったとこね。新しくなって名前も変わったよね」

…??
あ、そういや某医療機器メーカに定年までお勤めでMRI、CTスキャン、レントゲンなどなどの設置修理が本職でしたねーー。娘、失念〜。
ウェスチングハウスからのあれやこれやで会社はなくなっちゃったけどっ。

いくで最終面談。

最終同意面談

やってきました最終同意面談。
午前中でなんとか仕事切り上げ都内某病院へ。

代休も有給もたんまりとあるからね。なんも言わせないよ。
…といいつつ小職、土日シフトの代休あるし、出張だらけだし、会社にいないという状況が当たり前なのでこういう時は立ち回りがしやすい。

ガッツリ事務職で平日そこにいることが仕事の重要ファクターだったり、そこにいてお店を開けておくことが必要だったりする人は厳しいよな。これ。

某病院は父が言った通り新しく、まぁ、明るい。カフェなんかもあったりして。
病院?て思っちゃいますが、行き交う人は
……病院だな。

小さな部屋に通され、所在無さげな私たち親子。父なんてスーツ。定年しての隠居暮らしが板についた身としては窮屈でしょうよ。

小部屋の中を見渡すと告知を受けた貴方へ。とかウィッグの広告冊子とか、カウンセリングの案内とか…とか……。健康ってほんとありがたい。

無条件に与えられている自身の健康を噛みしめているとパンツスーツの若い女性が部屋に。
べ、弁護士さんだー!
ちょっと、どう見ても私よりお若くてらっしゃるわよ〜。ひょえ〜。
地味だけど一目で上質とわかるコートをパサっと脱いで、シンプルだけど仕立ての良さがわかるスーツの胸元に光るは天秤の紋所!
カッコいい!!

一人興奮してたら、ガラッと戸が空きもう一人白衣の方も登場。
お医者さん……も私より若いっ!

若いのに、大変な職業で頑張ってらして偉い!と謎のおばちゃん目線になる私。説明もよく聞き、適度に質問し(ここ大事。聞き流してるだけじゃないぞアピール)書類にサイン。

両親も(結婚もせず適当に働いてる娘より遥かに立派な若人らを前にしたら、こんな娘ですがどうぞどうぞと言わんばかりに)サイン。

弁護士先生もサイン。ペンケースからサッとパーカーのボールペン。

お医者さんもサイン。胸ポケットからスッとモンブランのボールペン。

…私?ジェットストリームでしたけど?
いや、日本のトップブランド三菱鉛筆が誇るボールペンですよ?しかもプライムな方なんだからね!

各者のサイン揃って最終面談終了。
これで移植にむけて本格的に動き始めます。患者さんも私も。

通勤ラッシュの前にサッサと帰るという両親と別れ、私もまっすぐ帰途に…着く前に伊東屋へ行こう。
べ、別にボールペンなんか欲しくないけど!

術前検診

また検査があるのか~~~とちょっとゲンナリしているのは事実

でも、前回のはドナーとしてGO!!できる血なのか。患者さんの為の検査がなされた訳ですが、

今回はドナーが手術にGO!!できる体なのか。つまり私自身の為の検査です。

全身麻酔でうつ伏せにひっくり返されてちゅ~っと骨髄取られるわけで。
とことん調べて貰おうじゃないの。

週の始まり月曜日、実際入院する病院でバンクの担当者さんと待ち合わせ。
満員電車に乗りたくない私は、
「下り電車で向かいたい、東京の西~~の方がいい!」
と訴えたのですが実らず。首相官邸やら内閣府やらの脇を通って病院到着。
都心ど真ん中!

一応ドナーの希望は聞いてくれますが、なんといっても患者さんの治療スケジュールが第一。
その日程で入院できる病院からリストアップされるので仕方ない!!
ちょっとあがいたけど。すんません。

病院ではただのイチ患者として物事は進んでいきます。
診察カード作って、待つ。待つ。待つ。大病院あるある!!
ドナーさんですね、こちらへどうぞ。のファストパスはありません。

バンクの担当者さんが待ち時間長くてすみません。と恐縮。
こういうのでへそ曲げるドナーもいるのだろうな。こちとらドナーやぞ!的な
この病院での特別扱いなんて、雲隠れする国会議員じゃあるまいし。
私、優等生ドナーですので待ち時間に不平なんて言わないです!
…嘘です。
私、NintendoSwitchがあるので待ち時間Welcomeです!!

ようやく呼ばれて診察室へ
今回私の主治医となる血液内科の先生と初対面。
穏やかな、物腰のやわらか~い先生。

健康だし若いし(!)手術のリスクは極小なんだけどね。という前置きがあった上で
細かな説明や問診が行われます。
(服を脱いでの触診になるとサッと姿を消すバンクの担当者さん。手練です。)
ドナーになにかあったらNEWSになっちゃうし、骨髄バンク事業が立ち行かなくなっちゃうし。大変だものね。

そして「ちょっと体重計に載ってもらえますか。」
キターー、嫌ですーーーー…。って言いたいけどスゴスゴ計量。

前にも書きましたがヘモグロビン濃度×体重で骨髄採取可能上限は決まります。
患者さんの必要量は体重依存。
そしてどうやら患者さん、結構立派な体格であることが判明。私は上限Maxまで取られる模様。

そうなると、どうなるか。

「うん、良い体重だね。このままダイエットとかしないでね!はっは~」

あは、あははははははっ(苦笑)
褒められてるよね。うん。褒められてる。
褒められてるということにしておく、体格の良さを。

前回の血液検査のヘモグロビン濃度と体重の結果
抜かれる骨髄量は900mlに決定。具体的な数字が出るとドキッ。

風邪に気をつけ、インフルエンザには特に気をつけダイエットはせずに。
とのお言葉をいただき診察終了。

その後は採血、肺活量検査、胸部X線、心電図。
どこもかしこも大賑わい。リンクのハイラル大冒険が止まらない。

実験用モルモットの気分で全ての検査終了

バンクの担当者さん「大丈夫だと思うのですが、もし検査結果になにかあればお伝えします。」

はいはい。万全を期すために鉄分だって積極摂取してるし大丈夫よ~。
任せろ健康体!!

のはずが、後日バンクから電話。
…なにかひっかかった??(ビクビク)

「思ったよりヘモグロビンの値が良かったので、今回骨髄1200mlいただこうと思います!」
そう来たか!積極摂取した…もん……!
1200ml、1.2リットル。牛乳パックより多い!!
でもそんだけ抜ける健康体ということで、よかった。よかった?

自己血採血

骨髄採取はイコール血を取られる。
人間、ある一定量血を失ったら生命の危機。

ま、1200ml程度じゃ死にはしないらしいですが(成人の場合。というか体重量によって違う)、
体への負担は結構なものになるそう。

なので、予め血を採っておいてそれを手術中に戻す!
他人の血は少なからずリスクがあるから、自分の血を戻す!
採って戻して、結構人間の体って柔軟にできてる~。

提供相手が子供で採取量が少量の場合は不要なこともあるそうですが、なんせ私1200ml
(後で調べたら日本国内の骨髄採取における既定値のMAXでした。)
検診から一週間後とさらに一週間後に自己血採血を行うことに。

400ml × 2回 貯めておいて
手術中には1200ml抜いてその800ml戻す。
行き交う血液。…自分の身に起こることだけどピンとこない!

火曜日、採血1回目。イチ患者として診察カードを再来受付機に通し、自己血採血室へ。

ベッドがあって、事前採血場所があってブリックパックの飲み物が置いてあって…。ミニ献血ルームみたいな感じ。

私のように純粋に血を取るから戻す為の血を採るだけでなく、
出血が予想される様々な手術を予定してる人の為の自己血採血室。
時刻は9:00。既にベッドは埋まってる。みんな部屋着。
渡された書面に記入していると、看護師さんに連れられてやってくる人も
…みんな入院の延長に手術なんだ。健康な人が少数派だ。

問診事項、
今までに献血したことあるか。大きく◯!
既献血回数は。60回!
血を取られることに関してはお手の物です~。針刺さる瞬間をついじっとみちゃう。うふっ。

健康体だし、アホみたいに献血してるし、で看護師さんの対応もだいぶサクサク
いつ自分が入院とか手術とか必要になるかわからないから、健康体のうちに定期的に献血して採血になれておいて損はない。
それで助かる命もあるし。一石二鳥。最新雑誌も読めて、飲み物飲めて、お菓子食べられて、…一石多鳥!

全血採取400mlはものの10分程で終了。さて、起き上がるか…。あれ?針抜いてくれない。ん??点滴開始??
「抜いた分、生理食塩水を点滴で入れます」
ああ、健康体が集う献血ルームじゃなかったわ。ここ。体の負担はなるべく最小限に。

点滴投与開始、ちょっとひんやりしたものが入ってくる。
そして血圧測りながらの看護師さんの一言「私もね~バンクで2回ドナーになったことがあるのよ」
ま、まじですか。先輩じゃないですか!!しかも人生でドナーになれるMAX回数をもう既に!

そして色々経験談を教えてくれました。
1回めは500mlだったけど、2回めは800mlだったこと。
2回めの時、手術してその週は丸々休んだけど、明けて月曜日やはり体がしんどかったこと。
手術後に熱が38度まで上がったこと…等々。生の経験者の声貴重。

月曜日入院、火曜日手術、水曜日安静、木曜日退院。私も同じスケジュール。
金曜日出社しようかな。出来るかな。なんて思っていたけど休むことを決意。ありがとう先輩。

点滴終わって起き上がる。
すると自筆で名前を書くように言われ、眼の前に置かれる血液パックどーん!!
うぁわっ 真~~っ赤に詰まった僕の血潮ーーーーー!

ウィダーinゼリーの2倍位の大きさのパックにパンパンに入っている。
名前書き書き…な、生暖かい。生きてるんだから当たり前だ。当たり前だどなんだかゾワゾワする。
ミミズだってオケラだってアラフォーだって、みんなみんな生きているんだ…!!

「血の回復にはステーキ、ステーキ、焼き肉、ステーキだな!!」
採血室の先生に言われ、肉三昧の免罪符をゲットして病院を後に。
体もなんともなく、400ml抜いたって大丈夫なんじゃ~ん。肉食うべ!!

…なんて思っていたら。落とし穴

翌日会社帰り、餃子の王将でレバニラ食べちゃう!と意気揚々注文。
食べ始めて5分程、めちゃめちゃクラクラしだす。箸動かすのもつらい…。
なんとか気力でレバーだけつまんで口にいれる。無理やり飲み込む。ご飯も野菜も残して終了…。
いつもはペロリと平らげるんです。餃子付きでもペロリなんです。ほんとです。

這々の体で帰宅後、採取後にもらった注意事項に目を通す
「赤血球の値は翌日以降にグッと下がる。」…よく読もう。ほんと王将さんすみません。

翌日もだるんだる~んで過ごし週末に向けてなんとか回復。
が、しかし金曜日会社の健康診断。毎年この時期!採血有り!

そしてまた明けて火曜日400ml採血。
血を採ってばっかり!

献血だと400ml採った後、女性は16週間空けないといけないんですけどね。
それを一週間空いただけでね、採るっていうね!

更なるだるんだる~~んに襲われますよね。そりゃね。
会社の人にドライプルーンやプルーンドリンクなどなどを頂き(ありがたや)、おとなしく過ごす

次に病院に来るのは来週。いよいよ入院。何事も無きように、無きように。

骨髄採取入院 初日

あらぬ妄想を膨らませ、兎にも角にもマスクな日々
通勤時、出張時、家の中、所属する市民楽団の合奏中までも隙あらばマスク。

一瞬体調を崩しかけ、よもやインフルエンザ…かと思いきや持ち直し
月曜日、無事に元気よく!入院となりました。

荷物詰め込んだキャリーケース引きずり病院到着、朝9:20。
早い…。手術は翌朝なんだし入院は夕方からでもいいのでは?
「計画入院は一律9:30時間受付です」…はい。

病棟に上がり、看護師さんから腕にバーコード付きリストバンドを付けられる
患者取り違えとか大変だしね。個人識別大事。

二人部屋の病室に案内され、設備の説明を一通り受ける。

「では、後はご自由に過ごしていただいて大丈夫です。」

はい。

…はい?

現在午前10:30なんですけど…
外出は…ダメ…です、よねーーーーーー。

なにしよう。とりあえず新調したパジャマに着替えよう。
入院患者スタイル。形から入ろう。

ちょっとだけ病棟内フラフラ。
だけどもあまりキョロキョロするわけにもいかず、(物見遊山がバレてしまう)
おとなしく部屋に戻る

こうなったら、キャリーケースをガバっ!
手前ここに取りいだしたるは
NintendoSwitch!
ニンテンドー3DS!!
PlayStation Portable!!!

寝っ転がってゲームして、栄養素カロリー完全計算されたお昼を食べて、
テレビ見ながらゲームして、お昼寝して起きてゲームして。
ニート飼育中。

完全放置プレーではなく、ぽつぽつ訪問者
薬剤師さんや手術室付きの看護師さんや血液内科の先生方。
手術の流れの説明だったり、薬の副作用の説明だったり。

皆さま口々に「偉いですね」「尊い決断をなされて」などと言ってくださる
やっばいちょっと調子に乗り始めちゃう。鼻が伸びてしまう
こいつ健康ですのでぞんざいに扱ってやって下さい興味本位なだけですよ。

その後、ゼルダしながら「ウォっ!」と声を出した所を担当医に目撃され、冷静になる天狗。

「小学生の子どもに凄くねだられてるんだよね、スイッチ。買わないけど。面白い?」

さすが医者の子ども。ゲームなぞ与えられず、勉強してるのですね。
面白いですよゼルダ、大人も声出しちゃうくらいですからね!!

軽い問診とバイタルチェック。問題なし!
明日手術室でお会いしましょう。はい、先生さようなら。

18時には夕食
夕食だけど質素。病院食だ当たり前だ何言ってんだ。
でもですよ、運動しない成人女性の必要カロリーってこれだけか。
普段どんだけ過剰摂取…恐ろしや。

夜、またもや訪問者。
すんごいまつ毛バチバチ&ネイルガッツリのカワイイギャルキターー!
看護師さん?事務員さん???

「明日の手術担当します。麻酔科医です」

まーじですかー!麻酔科医ってめっちゃエリートって聞いたことが。
こんな都心のデカイ病院で麻酔科医。ギャル。かーっこいい。命預けます(物理)

21時より絶食。OS1のペットボトルを1本朝までに飲み切るよう指示。
そして消灯。21時だよまだ。

まだ早いし、明日はいよいよ手術で緊張だし、眠れなzzz

骨髄採取入院 手術当日 前半

自分でもビックリする位超熟睡して起きた朝。
ご飯も抜きなのですることもなく手術の時間を待つ。

この病院の毎日の手術開始時間は8:30。
それに合わせ病室からストレッチャーで運び出される私。

地下1階手術室入り口は同じ様に朝イチの手術を受ける患者、付き添いの家族、病棟の看護師さんでごった返し。私もその一人。
ここでは手術は特別なものじゃなくて、毎日毎日行われる日常。
健康に生きているって当たり前じゃなくてただ運がいいだけね。

点滴ぶら下げたおじいちゃん
見た目どこも悪くなさそうなおっちゃん
ライナスの様にプリキュアの毛布をギュッと握りしめて前を向いてる女の子。
老若男女様々な人達が…

…みんな歩いてきてる。そして自分の足で手術室に入ってゆく。
手術ってガラガラ運ばれるのがデフォルトじゃないんだ。横たわっているの私だけじゃん。

「私この中で一番健康な自信があるのに、なんか一番重病人みたいですね」
やや恥ずかしくなって看護師さんに話しかける

「ここにいる人はみんな自分に必要だから手術。他人の為なんて一人だけだよ。偉い。」

あ、ありがとうございます。いやそんなつけあがるので程々でお願いします。あと、会話は成り立ってない気がします。
(後から聞いたら手術体勢がうつ伏せの人間はストレッチャーで運ばれる決まりらしい)

名前を呼ばれ、手首のバーコードを確認され、いざ。

自動扉の中はさらにたくさんの手術室に分かれていて、どれもこれも命の現場最前線
ドラマとかで見たことある(月並みな感想)

ガラガラ運ばれ着いたのは最奥の手術室。担当医さんとご挨拶。寝たまま。
その他にも医者が3名のチーム。見学の研修医さんも。
談笑しつつ和やかなムード。

あぁ、そうだ、今までの過程が仰々しすぎて忘れてたけど、実際行われるのは健康優良体から血液採るだけだった。
相当ちゃちゃっって感じでは。お医者さんの朝のウォーミングアップに最適。たぶん。

そんな患者に麻酔が効いてからが本番な、まったりモード執刀医たちと違い
テキパキ動く麻酔科医ギャル女史&手術室付き看護師。
手の甲に点滴針を刺し麻酔薬スタンバイ

酸素マスクを装着。

「血圧◯◯ 脈拍◯◯です。」

なななんか、ゴム臭いようなオエッてなりそうな

「落ち着いて、ゆっくり呼吸してくださいね。」

むむむむむりかもしれない。落ち着け、落ち着け、スーハースーハー

「呼吸数◯◯です」

な、なんとか息できるかもしれないぞ、スーハースーハー

頭上のライトがピカっ!と光るわけでもなく、手術開始です!シャキーン!
て感じでもなく淡々と進む。

「では、これから麻酔入れていきます。すこしひんやりしますからね」

「(はい。)」…先生今日もまつ毛バチバチですn

(暗転)

「終わりましたよ、わかりますか」

終わってる…

声は出しにくいけど、頭はハッキリしてて、問にうなずいて答える
いや、リンクになってガノンに立ち向かおうとしてたからまだ夢うつつかもしれない。

そのまま病室に戻され、ストレッチャーから3人ががりでエイヤッとベッドへ。
男性看護師さんて重要だな。図体デカくてすみません。

手術に関して、痛いことは全く何もありませんでした。
これは嘘偽りなく本当です。
もし、手術痛いの嫌だ…とドナー登録を躊躇している人がいたらそんなことはないと言っておきます。

麻酔が効いた後ひっくり返されボールペンの芯大の針が通る程度おケツを切られ
そこから骨を貫かれて中の骨髄を1回5ccずつ、1200ccに達するまで何回も針が言ったり来たりガスガスと。
一箇所から取れなくなったら切開した侵入箇所は替えず、骨を貫く位置を替えガスガスと。
(それでも取り切れなかったら切開箇所も増えたりするらしいけど私は2箇所ですみました。)

計画量採り終わったら、医師が手でぎゅ〜っと圧迫。
ある程度血がとまったら、絆創膏の親玉のようなものを臀部全体にぺたっ!

…ということが行われた。らしい。所要時間2時間半。体感5秒。

改めて文章にすると超痛そうだなコレ。しかし実際はノーペインでフィニッシュ。
麻酔技術すごい。痛みを感じさせず、かといって殺さずのこの塩梅。

痛くはなかった。ただ…
手術後の絶対安静3時間が長かった。ただただそれだけ。

横になることは許されず、仰向けのまま動かず自重で切られた箇所を圧迫し続ける。
腕には水分補給と痛み止めの点滴
足には肺血栓塞栓症(エコノミー症候群)防止のエアーポンプ。

そして最大の試練はこの病院古さ。いい病院かもしれないけど、圧倒的に設備が古い。
空調がコントロール不可。ただいま暖房一括設定。
暑い暑い暑い暑い…!!!!!

はじめてのナースコール。
どんだけしんどかったらナースコール呼んでいいのかって判断難しい。手間を煩わせたら申し訳ない気分になる。
それが仕事だから押していいんだろうけど、躊躇する。

だ・が・あ・つ・す・ぎ・る!!!

足に巻き付いたものを外して…無理ですかそうですか。
代わりにアイスノン。抱えてやり過ごす。

もしもう一度ドナーになることがあったら、設備の新しい病院がいいって訴えよう。
立地なんてもうどうでもいいわ。一括空調じゃない病院に…!!

安静解除まであと2時間。早く、早く過ぎろ〜〜〜。

骨髄採取入院 手術当日 後半

地獄の絶対安静。こう書くとどんだけつらいんだ(恐怖)と思われそうだ。いやでも実際辛かった。

人間、喉元過ぎれば…。振り返ると何がそんなにしんどかったかわからなくなるんですよね。
なので、その瞬間携帯にメモっておきました。

マジ無理。暑い。暑い。寝返り打ちたい。他の病室のナースコールうるさい、美女と野獣(ナースコールのメロディ)トラウマ。面白半分に引き受けなきゃよかった。横向きたい。時間が過ぎない。暑い。暑い。暑い。

……えー、ほぼ呪詛ですね。

まぁでもラスト30分までは、このあたりも面白おかしく話の種にしたるわ!なんて考える余裕もありました。こうやってメモってるくらいだし。

たがしかし、ラスボス到来。
余裕ゼロ
メモを書くことも忘れる

そいつの名は…尿意。

避けられない生理現象。

たまらず二度目のナースコール。

「我慢するか、ここでする?」

絶望の選択肢ーーー!

そんなね、看護師さんは日常茶飯事でなにも気にしないかもしれないけど、ぐんぬぬぬぬ。健康な人間にはハードル高い。
他人に下の世話をさせる。人間の尊厳に深く関わる…
介護でも問題になるもんね。

「が、我慢します!!」

点滴も入れてるからいきたくなっちゃうよねー。どうしても我慢できなくなったら言ってね。
と軽やかに言い、去る看護師さん。

わたし膀胱の許容量には結構自信あるんですけどね。あはははは。

ここからもう時計とにらめっこ。
まんじりとも進まない時間。


……
………

経った、経ったよね。3時間経ったよね。

病室に戻ってきた時間、私はしかと覚えてますよ。意識もはっきりしてたし。

…誰も来ない。

ナースコール3回目!

「あー、ちょっとまってね!先生呼んで来てオッケーだったら安静解けるから!!」

医師の許可…!!

「先生もう少しかかるから、準備だけしとこう」

血圧測りオッケー、
足からエアー外され、点滴も取っぱらう。

まだか、先生、もう無理や限界や……と絶望していたら走って来てくれた。
神々しく見える。ありがたやありがた……

「傷口見るのでうつ伏せになってください」

オーマイゴーーーーッド!!!

この期に及んで腹部圧迫ムリムリムリムリ(汗)
腕プルプルさせながら肘立て伏せ。

傷口を覆う巨大絆創膏が剥がされ、視診オッケー。
早くも立ち上がりかける私、制する医師。
薬塗られ小さな絆創膏ペシッ。

いいですね?もういいですね??

手術着から着替える?の問にかぶせ気味にこのままで!!

トイレへダッシュ…は絶対ダメで看護師さん付き添いでトボトボ歩いて向かう。

……尊厳は守られた。

見舞いに来た母に、絶対安静中うわ言のように頼んだコカ・コーラで一服…

全身麻酔明け、最初の一口は医師立会なのですか。なるほど。
普通は看護師さんだけでいいらしいけど、骨髄ドナーはより万全に。なるほど。

医師看護師にみつめられながら、ジャスミンティーゴクリ。
いや、コーラは流石に駄目な気がしたもので。

皆が去ったあとに速攻コーラゴクゴクしましたけど。

骨髄移植、何が大変だったか。
この問には声を大にして尿意。とお伝えしたい。

逆に言えばこれ以外特に大変なことはなかったです。

上がるかも。と言われた熱も上がらず。
痛むかも。と言われた傷口もなんともなく。
(酷い人は解熱剤や痛み止めが必要になるらしい。)

ビバ、健康体!!

落ち着いたところで改めて先生から手術のご報告。

私から抜かれた骨髄は、無事、向こうの先生の手に渡って新幹線(!)で運ばれていったそう。

とても抜きやすい血でするする(?)採れたこと。
量も予定量採れて、また造血幹細胞の数も文句なしだったこと。
トータル100点満点の若い血液です。と太鼓判!!

いやっほ〜い!!

ありがとうございます。これからも日本全国津々浦々美味しいものを貪り喰う所存です。

絶対安静解ければもう後は通常どおり。ぷらぷら歩いてもOK。
痛みも熱もないし。

病棟の面会スペースに患者さんと会社の同僚らしき人3人。
患者さん、同い年位かな。顔色、とても悪い。髪もないみたい。

少し離れたところに座り、なんとなく話を聞いてしまう。

今日から入院で、化学療法で行ければいいけど、駄目なら骨髄移植。

「骨髄移植って全身麻酔ですよね、痛いんですかね。」
「ドナーの人にはありがたい以外の言葉はないよ。」

聞こえた会話に、つい
「私、さっき抜かれてきました。骨髄」

あ、どよめかせちゃってごめんなさい。

「ほんとにありがたいです。お疲れ様でした。」

自分のための骨髄なわけでもないのに、深々と頭を下げられる。

なんだろう、自分が数多の病魔、感染症、遺伝子変異、そういったものにかかわらず、健康に生きているのは努力の上にあるのでは無く、ただの運。

また、この病棟にいる人たちがここにいるのは努力がなかったわけでは全く無くただの運。

全ては運でしかなくて、いつ自分がそうなるかなんて誰にもわからない。

だからこそ、健康な自分ができることがあるならやったらいい。ただそれだけ。

こちらもペコペコ頭を下げながら病室へ戻る。

骨髄提供するまで知らなかったことなのですが、
骨髄移植の1年後生存率は64.7%。
特効薬ではない。

このままだったらいつかは死を迎えてしまう。
だけど骨髄移植すれば…と望みをかけて受ける。

私の骨髄が本当に役に立つのか、誰にもわからない。
移植によって、もっと生きれたはずの命を縮めちゃうかもしれない。

私、健康に生きていること、もっと噛み締めて行こう。

圧倒的幸運の中生きている。その上での背が高い低い、頭の良し悪し、美女と私。そんなのほぼ誤差誤差!!

スタイルだって、独り身なのだって……誤差!

術後から退院

術後から元気いっぱいだったので、もうすでに退院したい気持ちなのですが、手術翌日は安静日。おとなしく過ごす。

寝っころがってるだけなのに褒められる、
赤子以来の扱い。悪くないね〜。

午後から近くに勤める友人が顔を出してくれ、延々と夕飯時まで引き留め暇つぶしに付き合ってもらう。

出された夕飯を見て、私が今日作ろうと思ってる夕飯より豪華だよ!と言い残し去る友人。…今度ご飯行こうね。

その後はまた別の友人がスタバの紙袋とともにやってきてくれる。
カフェインキターーーーー!!
飢えてた飢えてた。コーヒーに飢えてた。ありがたやありがたや。

しかし骨髄バンクの人にしろ来てくれた友人達にしろ、私の様子がとても全身麻酔翌日骨髄ガッツリ取られた人に見えないようで拍子抜けの感が伝わる。いや〜元気ですんません。

退院日、初日につけられたリストバンドをハサミでバチン!され、
入院患者から一般人に。

最初の検診から毎度毎度入院時にも手術後にもお会いしていた骨髄バンクの担当者さんともこれでお別れ。個人的な話は何もしなかったな〜。向こうはビジネスだしね。でもなんで骨髄バンクで働いてるのかとかちょっと聞きたかったかも。

いい天気の娑婆の空気を満喫しなから入院時と同じようにキャリーケース引きずって帰途。同じように地下鉄に乗って同じように乗り換えて…
クラクラする………!!!

ベッドの上でゴロゴロ、ちょっと歩き回ってまたゴロゴロ………
してるから気づかなかったけど、やっぱりダメージは受けてるのか。赤血球減ってますからね。って言われたてたそういえば。

優先席に座っていいものか、しかし見た目なんともないし、ヘルプマークあるわけでもないし。世間から見たら…スタンドアップで行きます。

優先席に座る見た目では判断できないハンディキャップの人が難癖付けられることは大いにあるそうで。気持ちはわかるけど。でも何事も自分の基準で断ずること、よくない。

週末は楽譜整理にちょっと所属楽団に顔を出しただけで、あとはのんびり。週明けにはもうほぼ手術痕もなんともなく、処方された鉄剤のおかげか貧血具合もだいぶよく、無事職場復帰!

拍子抜けするくらい順調な回復。
つくづく運がよい私です。

退院後とまとめ

手術は無事終わり退院。
これで全ておーわりっ!…ではなし。

手続きいろいろ。

今回の入院・手術費用はもちろん二週間分処方された鉄剤も生理痛でもらったロキソニンも私の費用負担は一切ありません。
…いや、ロキソニン代は私が払わなきゃいけなかったのでは。どうなの。
そして交通費も建て替えのち全額振り込まれるのでその申請。OK

次は骨髄移植ドナー支援事業奨励金。
自治体が骨髄ドナーとそのドナーの勤務先に奨励金を出す制度。
実費負担ゼロとはいえ仕事休んだりで少なからず金銭的ダメージはあるわけで、そのカバー?勤務先にはちゃんと休みを与えて偉い。的な。
全ての自治体で行われているわけではないけど幸いにも我が自治体は制度あり。使わない手はない。
全ての書類整え窓口へ。
申請の旨伝えると、一瞬固まる受付の若いにいちゃん。
「ちょっと確認して来ますのでお待ちください」
……………

来ない。

だい〜ぶ待って、もっと上の偉い感じの人が登場。
オレンジ表紙のなんか分厚い規約?条例文?みたいなものを携え。
そらそだわ、こんな申請、そうそう来ない。手続きも慣れてないですよね〜。二人してしどろもどろに要件を確認し書類受理。
後日無事に満額14万円振り込まれました。

14万円が多いのか少ないのか。
合計すると平日に10回近く全休や半休をとりました。
私はいちおう正社員で土日も出社有りなので代休や有給を使えましたが
もし非正規雇用だったら、もし代休も有休もなかったら…
ギリギリの金額なのでは。

あ、入院保険によってはドナー入院でも給付金が下りるそう。
私の簡保のやつではだめでした。ちぇっ。
掛け金の高いやつに入っている人は結構プラス収支になるかも?

そして退院から1ヶ月後、術後検診。
先生お久しぶりです。

「患者さんの体の中で細胞が定着して、血を作ってる頃かな
何か感じますか?」

…何か?とは?

「シックスセンス的な、何か」

えっ……全く想定外の問いかけ!
血液内科の先生なんて最先端科学バリバリの人種だと思ってました。まさかそんなスピリチュアルな問が出てくるとは。

ちなみに一切何も感じてないです。全く何もです。
出産経験をすることなく血を分けた存在ができたことはとても不思議な感じですが、何かを受信したりは、ええ全く。

研究者ほどロマンチストになる。とかいうからそれと同じ?なのかな

血液検査の内容は理想的な回復具合のようで。
「元気だね。本当に」
と先生しみじみ。
そうですね、先生のところに基本健康な人来ないですものね。
ありがたいことに健康でやらせてもらってます!
最後にぺこりお辞儀して診察室を出る。

これにて骨髄ドナーに係るもろもろ全て終了!お疲れ私!

骨髄バンク事業に関わって、色々思うこと考えることはありましたが、兎にも角にも健康はありがたい。もうこれが一番。

運よく健康を授かった人間としてこれからも献血事業にも貢献していこうと思いました。
骨髄ドナーよりだいぶハードル低いと思うので。皆さまも是非。

そして最後に、
患者さんから一年以内にドナーに送ることが出来るという手紙は私の元に届くことはありませんでした。
これがなにを意味するかを私は知る由もありません。
手紙は患者さんの自由意志なので、ただ単に出さなくてもいいかな。だったかもしれません。

でもドナー登録は継続し、またオレンジの封筒が届いたら協力しようと思います。

飲み会ネタには困らないし!

ドナー登録をしようか迷っている方の後押しが出来たか、逆に尻込みさせてしまったか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

松来さんのように移植を必要とする病に100%適合ドナーが見つかる世界を祈って。

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