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いつでも全力疾走できますか?
いつでも全力で走れるか?
え?走れるよ?なにいってんの?
30歳と言えども、おじいちゃんではない。
舐められては困る。
全力で走るくらい朝飯前だ!
誰だってそう思う。
しかし、運動会で久しぶりに全力で走った
お父さんが
盛大に転んでしまうのは
もはや風物詩のようなものだ。
なぜ転んでしまうのか?
1つは走り慣れていないこと。
つまりは準備不足。
普段から走っていないのだから
気持ちに体が追いつかないのは
当然といえば当然だ。
2つ目は子ども用に作られた運動場は
大人には狭いらしい。
カーブも予想以上に急カーブだから
当然走り慣れていない人は足がもつれる。
そして盛大に転ぶ。
本だったかネットだったかで見たが、
カーブでは少し先を見て
体のバランスをとることを意識すると
転びにくくなるらしい。
たしかに、
久しぶりに『全力疾走する』となると
速く走ることばかり意識して前傾姿勢になり、
バランスをとることなど忘れてしまいそうだ。
そして盛大に転ぶ。
人生も同じだ。
事前準備なしで全力疾走すれば転ぶ。
転んだあとで反省し、次回は転ばないように
改善することができればいいが。
転んだ理由がわからなければ
また次回も転ぶかもしれない。
転ばぬ先の杖。ということわざがある。
『久しぶりに全力疾走したお父さんは転ぶ』
という前例があるのであれば
なぜ転ぶのか。
転ばないためにはどうすればいいか。を
考えることができる。
チャンスを掴めるのは
いつでもチャンスを予期して
準備してきた人だ。
準備してきて、予測してきて
それでも転ぶとしたら
それはもはや笑いに変えよう。
全力で転んでやるのだ。
それがまた風物詩となる。
転んでも転ばなくても
全力で走るお父さんはかっこいい。
僕はどちらかといえば
全力で転ぶお父さんを評価したい。
休みの日に
転ぶほど全力で走れるその心意気に
感動させられる。
結局は
転ぶことを恐れて
全力で走らないのか。
転ぶことを受け入れて
全力で走るのか。
そのどちらかだ。
僕は迷わず全力で走ろう。
あなたはいつでも全力疾走できますか?