夢ならいいのにな
長男も4歳になり、幼稚園にも慣れて落ち着いてきたころ、
かわいい次男が産まれました。
長男と違って大きく産まれた次男。
よく飲み、よく寝て、すくすくと育って、
まんまるほっぺが垂れそうなかわいい赤ちゃん。
性格も穏やかそうで、指をチュパチュパ吸いながら
一人で気持ちを落ち着かせてはねんねします。
里帰りから自宅へ帰る予定の1か月検診のころ、
両足に一つずつ黄色いポチっとしたニキビのようなものを発見。
今思えば、これが病気の始まり。
なんだろう?乳児湿疹がこんなところに?と思いきや、
あっという間に足全体に赤いブツブツが広がります。
とびひ?と思い、皮膚科へ行くと大量のステロイドを処方されました。
こんな産まれたばかりの子にステロイドを塗るなんて…
と、心配をしていました。
ステロイドを塗布してみたものの、黄色と赤のブツブツは
足から手、お腹、背中、首まで、あれよあれよと増えていき、
見るのも痛々しくなってきました。
(不思議と顔だけステロイドですぐ治った。)
皮膚科を再受診する日。
大病院で勤められてた先生はすぐに
「これは組織球症かもしれない。すぐに紹介状を書きますから
大きな病院で生検してもらってください。」と言いました。
おそらく前回の受診時から予測されていたのかもしれません。
組織急所??なんじゃそりゃ、と思いつつ、
先生がPCに打ち込むカルテを必死に読んで
「組織球症の疑い」という文字を脳裏に焼き付けて待合室へ。
紹介状を待つあいだ、検索してみると、
とんでもない病気であることが分かったのでした。