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【オラクルカードのこと】「占い」について考える
こんにちは、葉月なゆです。
今回は、一般的な「占い」について、私の思うところをお話したいと思います。そして、そこから、私が自分のカードリーディングのスタイルになった経緯や目指すところなどについてもお話しします。
ただ!
かなりとんがった内容だと思います。
占いやスピリチュアルグッズなどが大好き♪な方には、あまり面白くない内容かもしれません。関西弁のツッコミもフルスロットルです。普段の葉月の文章とはちょっと、いやかなり趣が異なると思います。
そのため、今回は読む前にハードルを設け、有料記事にさせていただきました。なんとなくで目にしてしまっては、困惑する方もいるだろうと思われるからです。
葉月の普段の創作や文章とは直接関係ありませんので(同じ人間が書いているので、ベースの世界観は同じですが)、オラクルカードなどに関心のない方はどうぞスルーしてください。
「占い」に関心のある方、「面白そう」と思っていただけた方に、読んでいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
有料のハードルを越えて来てくださり、ありがとうございます!
この記事は、あくまで葉月個人の見解です。
オープンではないからこそ、あえてキツイ表現で書いた箇所も多々あります。転載はお控えください。
「批判」はしていますが「非難」は一切していません。また、特定の誰かを批判するものでもありません。
批判……良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定すること
非難……人の欠点や過失などを取り上げて責めること
では、ここから本題です。
葉月のオラクルカードは「占い」ではない
私のオラクルカードは「占い」ではありません。
ほかならぬ「自分」が「今」をどう生きるかを考えるときに、アドバイスやメッセージをくれるものです。
「未来」や「自分の意思でどうにもならないこと」を知るためのものではありません。
まずこのことが大前提です。
巷で見かける「占い」
巷では、「占い」はもっぱら「未来」や「自分の意思でどうにもならないこと」を知るために頼られているようです。たとえば。
元カレと復縁したい。彼に私への気持ちはまだ残っているだろうか。また連絡をとってみるとしたら、どんなタイミングがいいだろうか。
特定の案件を引用しているわけではありません
こんな感じの相談、よく見かけます。
そして、こういう相談に対して、いろいろな手法の占い師さんが回答していたりします。
星の配置がどうの。
このカードがどうの。
生年月日からどうの。
ですが、私は思うのです。
いやそこちゃうやろ!!
この相談、ツッコミどころ満載やんけ!!
この相談の場合、相談者は元カレと別れた「過去」を後悔して、「過去」へ戻りたいと思っています。「今」を生きていません。また、自分の意思でどうにもならない元カレの気持ちを知ろうとしています。
私なら、カードを引く以前に、あれこれツッコミを入れるでしょう。
・なぜ、このことをカードに聞こうと思ったのか
・「復縁する」とは、あなたにとってどういう状態のことを指すのか
・なぜ、彼とコンタクトをとらずに彼の気持ちを知りたいのか
・なぜ、元カレと復縁したいのか
・なぜ、この元カレでなければならないのか
・どうしても元カレと復縁したいというのに、なぜ直接彼と話そうとしないのか
・彼に連絡をとるにしても、自分でそのタイミングを考えずに、カードに頼ろうとするのはなぜなのか
とまあ、ざっと思いつくだけでも、このくらいのツッコミがあります。占う以前の問題が山ほどあるんです。相談者さんとやりとりしていけば、さらにツッコむことになるでしょう。
しかし、占い師さんはこう言うのです。
「彼の気持ちを占うのと、いつがよいかを占うのであれば、質問が二つになるので追加料金が発生しますが、よろしいですか?」
いやいやいやいや、「追加料金」とか言うとる場合かい。最初っから、そこちゃうやん!
と、私は思うわけです。
しかし、一概に「占い」を悪いものとしているわけではありません。
ただ、心の弱っている人、心が不安定な人にはあまりよくない。
「あまりよくない」というのはどういうことか。引き続き、先の架空の事例を使って説明していきます。
向き合うべきは自分なのに
元カレと復縁したい。彼に私への気持ちはまだ残っているだろうか。また連絡をとってみるとしたら、どんなタイミングがいいだろうか。
この相談に、先ほど私はいろいろツッコミを入れましたが、それは、相談者さんが本当に向き合うべきところをクリアにしたいからです。
こんな相談の場合なら、こんなことが推察できます。たとえば。
・自分なんかには、もう元カレ以外に付き合ってくれるような相手は現れないだろう、と考えている自分
・自分は元カレに去られてしまうようなツマラナイ人間である、と考えている自分
・「あなたの彼氏素敵だね」と羨んでいた周囲に対して、フラれたことがバレるのがみっともない、と感じている自分
実際には、当人にツッコミを入れてみないとわかりませんが、こういう「自分」と向き合うことが大切なんです。「元カレの気持ち」なんて、ホンマどうでもええねん! 「元カレと自分で会って話すこと」が大事なわけでもありません。「元カレ」と向き合うんじゃない。「元カレと自分の判断でコンタクトを取ることができない自分」と向き合うんです。
ただ、この「自分と向き合うこと」はけっこうしんどいです。しんどいからこそ無意識に避けようとします。あたかも怪我をしている部分を無意識にかばってしまうかのように。そうして、自分の内側ではなく、自分の外側にあるものに目を逸らしてしまいがちです。
さきほどの例でいうと、
自分と向き合うべきことに気づけない
↓
自分ではなく「元カレ」にフォーカスしてしまう
↓
・「元カレ」はどう思ってるか
・「元カレ」に対してどうすればよいか
などなど、延々と悩む
↓
当然ながら、いくら考えたって他人の思うことなんて分からないし、他人の脳みそをコントロールすることはできない
↓
どうにもならない
↓
そうだ、「占い」に聞いてみよう!
ちょっと極端に書いていますが、こんな流れで「占い」に頼っていたら、どんな答えをもらおうが、根本的な解決にはいたりません。最初がズレてるんだから、その後どれだけ悩んでも何か解決するわけではありません。
この「元カレ」が「家族」だったり「職場」だったりしても同じです。
また、占いに頼ることが、本当に向き合うべきことから逃げる手段になってしまい、たとえ「占い」の答えは間違っていなくとも(ここも大事)、結局、解決への道筋が非常に遠回りになってしまう。そして、本来向き合うべきことからは逃げていて、何も解決しないのでまた占いに頼る……
「占い」が「心の弱っている人、心が不安定な人にはあまりよくない」と述べたのはこのためです。占いを生業とする人からにとっては、上得意になるでしょうね。
なんか、ええ感じに言うたら「リピーター」ってヤツ。
もうちょい言葉悪う言うたら、まあ、「ええカモ」ですわ。カモネギ。
スピリチュアル系の「なんか見える」とか「なんちゃらヒーリング」とかも似たような感じになりがち。
誤解がないようにお願いしたいのが、私は「占いやスピがインチキだ」と言ってるわけではないところです。そういう技術や能力がある人は実際いると思っています。私自身、宇宙の存在に絶対の信頼を置いているからこそカードが引けるわけですし(インチキ嘘八百でお金をむしり取ってるなら、そいつは詐欺。犯罪同然)。
確かに、心がある程度安定している人なら、占いもスピも人生の良きサポートになります。そういう人は、おおいに楽しめばよいと思います。
「占い」が悪いわけではない
前段で、「ええカモ」だなんて、ちょっと意地の悪い言い方をしてしましたが、必ずしも悪いわけではないとも思います。こうした占いやスピ系の効用というのもありはします。
相談者の表層上の悩みを、まずはそのまま受けとめ、ひとまず答えを与えることで、相談者さんはゆっくりゆっくりゆっくり……と自分と向き合っていくことができるからです。あまりに傷が深い場合など、その方がよい場合もあるとは思います。
ツッコミどころ満載の相談にツッコまない占い師さんは、きっとご自分もそうやってゆっくり癒してゆっくり進んできたのでしょう。だから、人にも心から善かれと思って、そのやり方を勧めてるだけなのでしょう。
まさか「ショートカットできる道が見えているのに、カモにするために教えない」ということはないのでしょう。
ヒトが地上で生きていられる時間なんぞ、長くてもせいぜい百数十年。私としては、できるなら悩み苦しむ時間はなるべくショートカットして、残りの人生を自分らしく楽しく、より長く生きた方がいいと思うのです。
私のカードはそのために引きます。
私と「占い」&スピリチュアル
なんだかエラそうにツッコんできましたが、これは私自身が通ってきた道だからこそ言えることでもあります。
ただ、幸か不幸か、私は湯水のようにお金が出せる状況にはなかったので、占いにお金をつぎ込むようなことはありませんでした。
占ってほしいなぁ〜、この10万円のタロット占いなんか当たるんやろなぁ〜、人生変わるんやろなぁ〜、お金あったらなぁ〜とか、引き寄せでけへんかなぁ〜、よく思ってましたが。
まあ、お金のあまりかからないことはけっこうやったと思います。風水とか、スピリチュアル系のおまじないとか、引き寄せメソッドとか。
しかし、これらもお金がかからないだけで、自分と向き合うことから逃げていることに変わりはないので、根本的な解決にはなりませんでした。
私の転機は、地道にノートに自分について書いていく、というやり方で「自分と向き合い始めたこと」です。ノートを使ったセルフカウンセリングというのが近いと思います。話が逸れるので、ここで詳細は省きますが、そのおかげで、心も状況もある程度安定してきた頃に、自分と合うオラクルカードと出会って、その気づきを加速させることができました。
もしも、私が悩みの渦中に在った頃、金銭的自由がもっとあったなら、お高い占いに申し込んで、「誰それを○○するようにするにはどうしたらいいでしょうか?」とか聞いてたと思うし、「なんちゃらのブロック」を外すセッション受けたり、なんかようわからんけど気を浄化できるクリスタルとか、ノータイムで買ってたかも。
葉月のオラクルカードの目指すところ
私のオラクルカードの引き方については、こちらで紹介しています。
この記事でも書いたとおり、私のカードにできるのは「今を生きる」ためのサポートです。
だから、まず(カードを通した宇宙への)質問の「純度を上げる」作業をします。標準語的にはこういう言葉になりますが、要は「ツッコミ」です。そう、前述してきたツッコミです。厳しくツッコミを入れまくって、質問者の深いところにある意図にできるかぎり近づいてから、カードを引きます。
(まれに、最初から純度の高い質問をする方もいるので、その場合は多少確認するだけになります)
元カレと復縁したい。彼に私への気持ちはまだ残っているだろうか。また連絡をとってみるとしたら、どんなタイミングがいいだろうか。
先のこの架空の相談だと、最終的にたどり着きそうなところは、「私が充実した毎日を送るために、今必要なアクションはどんなことでしょうか。アドバイスをお願いします」くらいになりそうだな、と思います。
(これまで私が実際に人から質問を受けてカードを引いた経験から考えてみました)
こんな引き方なので、私のカードへの質問にはタブーはありません。「人の生死について」や「競馬や宝くじの当たりについて」の質問は不可とする占い屋さんが多いのですが、私なら「なぜ、そのことを聞きたいのか」というツッコミから始まりますので。
私のオラクルカードは「占い」ではないのです。
巷の「占い」でぐるぐると堂々巡りをしていて、そこから抜け出したいと思っている人があれば、そのサポートができると思います。
しかし、「誰かの役に立ちたい」わけではありません(占い・スピ界隈には「誰かの役に立ちたい」「誰かを救いたい」人がけっこう多いです。このことについても話が逸れるので、別の機会に)。人は必ず、自分を自分で救う力を持っています。
じゃあ、動機は? というと、わりとシンプルで、「オラクルカードを引くことができるから、やってみたい」です。
こんな考えとツッコミ精神のオラクルカード引き 葉月なゆです。
もし、ご用があれば、お声がけくださいね。
以上、私の「占い」についての考えと、私のオラクルカードリーディングについてでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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