【本を作る】#06 フォトブックサービスを利用して本にする
こんにちは、葉月なゆです。
この【本を作る】カテゴリでは、葉月が自分の作品を本にしていく経過や、本を作ることについて思うことなどを綴っていきます。
今回は、#06としまして、フォトブックアプリを使って本を作る作業について書いていきます。
前回はこちら。
(↓今回の記事は目次をつけてみました)
■フォトブックサービス終了のお知らせに愕然としてからの仕切り直し
じつは、もともと使うつもりだったフォトブックサービスが10月でサービス終了との報せがありまして、途中で計画修正することになりました。これがその日のツイート(現ポスト)です。
9月10日の文学フリマに持っていく本を作るのが目標のひとつです。あまり時間がありません。そこで、大急ぎで他のフォトブックサービスを比較検討することにしました。
最終的には、いちばん早くてお手頃な、しまうまプリントさんに決めました。
しまうまプリントさんの長所は、とにかく納期が早いこと。
フォトブックサービスを変更することにしたのが7月末。じつはその後、諸事情で本来作業にあてるつもりだった8月に、ほぼ作業時間をとることができなくなったため、納期のことが最優先となりました。
そして、お値段もかなりリーズナブル。当初は、比較的しっかりした作りの本にしようと考えていましたが、ここで方針転換して、本の販売価格も下げることにしました。
■フォトブックのレイアウトをしていく
しまうまプリントさんのサイトで、こうしてレイアウトをしていくことができます。
作り方の詳細は、サイトを見ていただくとして、私が気をつけたのは次の二点です。
限りある文字数をいかに効果的に使うか
本来フォトブックはアルバム的役割ですから、入れる文字としては撮影日時と場所など、メモ程度の内容が想定されているのでしょう。入れられる文字数は少ないです。私の作品では一行詩も多いので、なんとかなりました。写真の配置が単調にならないようにする
既存のレイアウトフォーマットを使うので、似たようなレイアウトばかり並ばないよう、全体を見ながら配置しました。
■手作業で奥付を入れる
しまうまプリントさんでは、入れられる文字数にも場所も限りがあるので、「奥付」を入れることができません。そのため、別途作成して、最後のページに手作業で切り貼りして解決しました。
■完成
できあがったのがこちら。
文学フリマ大阪(2023/9/10)にて販売しました。
■作ってみた感想
自分の撮った写真を本にするのは初めてだったのですが、思っていたよりもそれらしく出来上がったので満足しています。
これまでにも、印刷屋さんにお願いして、小説を本にしたことがあるのですが、画像データのことはサッパリわからないので、表紙は親しい絵師様に依頼、すべてお任せしてました。
今回、自分の「写真詩」を本のカタチにしようと思い立ったときも、最初は印刷屋さんにお願いしようと思っていたのです。しかし、自分では写真のデータをうまく扱えない。イラレ? フォトショ? えー、ソフトの勉強から始めなきゃ?! となると、何年かかることやら……と途方に暮れました。そこでフォトブックサービスを利用したわけです。私のような素人でも、じつに簡単にレイアウトができ、楽しく作業できました。
ちなみに、サービス終了したというキヤノンさんですが、2024年内にはまた新しいサービスを始める予定だそうです。きっとよりパワーアップしたサービスになると期待しています。
キヤノンさんの「Photo Jewel S」では、レイアウトの自由度が非常に高く、文字数もかなり自由だし、フォントや文字色も選び放題といっていいくらいでした。新しいサービスが始まったら、それはそれで、また使ってみたいなと思っています。
・次回#07では、文学フリマ大阪で販売した際のレポートです。
・今回作成した写真詩集『空が在るということ』は、web上で販売する予定で、ただいま準備中です。無事ショップができたら、あらためてお知らせいたします。