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【エッセイ】旅も日常

 先日、一人で北海道へ行ってきました。
 関西住まいの私からすれば、なかなかの遠出ではあります。

 目的のひとつは、大切な友人に会うため。
 もうひとつは、地平線を見るため。

 以前、こんな詩を書いています。

 この見出し写真は、みんなのフォトギャラリーからお借りしたものでした。こんな地平線を自分の目で見たいとずっと思っていたんです。
 今回の日程では、こんな絵に描いたような地平線は見られませんでしたが、それでも私が普段生活している関西とは違う空間の拡がりを肌身で感じました。

車窓からの一枚

 北海道の空や大地に私が感じたことは、また言葉にしていきたいと思っています。
 こちらはその第一弾。苫小牧の風景からです。


 長らく、私にとって旅は「非日常」で、「特別なこと」だと思っていました。ましてや、一人旅なんて「夢のまた夢」だと。でも、十年、二十年と歳を重ね、私をとりまく状況も変わったし、ほかにもいろいろあって、そんなツマラナイ設定はやめることにしました。
 もちろん、相応の準備と家族の協力は不可欠ですが、それを「ものすごい、特別なこと」として扱うのではなく、ちょっと電車に乗って街へ出かけたり、友人とランチしたり、といった普段のお出かけの延長とみなす。

 新しい設定は「旅も日常」。
 そう在ろうと思います。

 北海道の友人には無事会うことができました!
 時間の都合で「一緒に飲もう」という約束は果たせなかったのですが、「旅も日常」ですから、また遠からず機会があることと思います。

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葉月なゆ
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