【エッセイ】「お屋敷跡」
こんばんは、葉月なゆです。
今日は、私が「お屋敷跡」と呼んでいる場所をご紹介したいと思います。
うちの近くには古い街道があります。
そのことを書いた記事がこちら。
そんな古い街道沿いに、昔ながらの蔵があるという記事だったのですが、蔵のあるおうちが残っているのとは対照的に、ただ鬱蒼と木々が生い茂っているだけの場所もあります。
しかし、よく見ていると、季節ごとに見事に花々が咲き乱れるのです。
中には電線が写り込んでいるものもあるように、かなり丈高くなっているものも多いです。
これらはもともと街道沿いにあったお屋敷の庭木たちではないかと、私は思っています。主も屋敷も失い、誰も手を入れなくなってもなお、野生で美しく咲く花たち。きっと、かつての美しさとはまた違う美しさを纏っているのではないでしょうか。
お屋敷跡の物語を見てみたいです。
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