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「瞬時に動く技術」を読んで


「7日でマスター 瞬時に動く技術」 赤羽雄二さん著

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心の安全基地づくり

日曜日は、私が代表を務める会のSafe Space ほっこりのイベントを開催しました。

Safe Space ほっこりは「心の安全基地づくり」を日本中に広めようという目的で、理事5名で活動しています。活動テーマは、「あなたがあなたらしく生きられる、違いを認め合える社会を創っていきたい」というもの。

安心して悩みなどを話せる場を作っていくために、京都のカフェで、ミニコンサートを開いたり、カードリーディングの会を開いたり、お寺でゼロ秒思考のメモ書きのイベントを開催したりしています。


昨年の5月には、発達障害の当事者で、プロのナレーターとして活躍され、本も出版されている中村郁さんの講演会と、長年、障害者教育に尽力され、早期退職後は、シンガーソングライターとして世界5大陸で歌って来られた、阿部ひろ江さんのライブのイベントのプロデュースをしました。


昨年の10月には、ドイツ人の女優でパフォーマーで、アーティストのフランチスカ・ローザさんのコンテンポラリーダンスのイベントをプロデュースしました。ギターの伴奏は統合失調のギタリストの方が引き受けてくださいました。


去年、一年間を振り返ってみて、自分でも「よく頑張れたな」と思います。

ご存知の方もおられると思いますが、私は統合失調症です。20年前に発症して、今も通院・服薬しています。でも、オープン就労で、介護施設で働いています。そして、この会の活動を理事の仲間5人と一緒にやっています。

「心の安全基地づくり」を日本中に広めていきたい。その思いが私を突き動かしています。自分が病気を発症した経験から、「心の安全基地」の必要性を痛感しているからです。

そんな私の、思いを理事のみんなが支えてくれています。理事の仲間のほとんどとは、Clubhouseのゼロ秒思考のメモ書きルームで出逢いました。みんな愛の溢れるすごく素敵な仲間です。このルームと仲間との出逢いで、私は大きく変われました。もちろん良い方向へとです。

そして、ゼロ秒思考の考案者の赤羽雄二さんと、Clubhouseの「赤羽雄二のなんでも相談カフェ」で、赤羽さんに直接お話ができることで、私の心はさらに安定するようになりました。

私はたくさんの「心の安全基地」を得ることができたのです。「ゼロ秒思考のメモ書き」の考案者であって、源とも言っていい存在の赤羽さんには心から感謝しています。


「7日でマスター 瞬時に動く技術」を読んで

そんな赤羽さんの最新刊の「7日でマスター瞬時に動く技術」を読みました。

この本すごくいいです!
とても分かりやすいです!

「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」

の本を読んだ時も、感動というか、衝撃を受けたのですが、この「7日でマスター 瞬時に動く技術」にも感動を覚えて、衝撃を受けました。

赤羽さんは、
「躊躇なく動くと言っても過言ではありません」
と書いておられます。
また、
「『すぐに動ける人』は何をやっても楽しい」
「すぐに動くと、ずっと楽に動ける」
「すぐに動くと、みんなが背中を押してくれる」
「すぐに動くとみんなの背中を押せる」

とも書いておられます。

そして、
①なぜすぐ動く必要があるのか?という理由と、
②そのためにどういうアクションを取っていけばいいか?

ということが、大変分かりやすく、具体的に書かれています。

私はパソコンが苦手なのですが、それを言い訳に、書類作成などをつい先送りや後回しにしがちです。赤羽さんがこの本に書かれていることを参考に、「苦手なものでもすぐ取り掛かろう」「わからないことは、わからないままにせず、パソコンが得意な友達や仲間に聞いてみよう」と思いました。アクションを起こそうと思いました。

赤羽さんのおっしゃるように、「すぐ動くこと」が大切なのですよね。

赤羽さんはこうも書いておられます。
「すぐに動けないことを実は気にしていたのであれば、『もうそういう自分にさようなら』でいいと思います。やればできることなのですから」

「あなたの殻を破る絶好のチャンスです。

もし生まれ持った性格だから変えられないと思っているとしたら、そんなことは全くありません。

生まれ持った素晴らしい性格が愛着障害などの結果、大きく歪められていた、それを解放することができる、ということなのです」

優しさが込められた赤羽さんからのエールだと思います。

愛着障害の私、しかも機能不全家庭というか毒親に悩んできた私は、ずいぶん生きづらさを抱えていました。統合失調症も発症してしまったし。

でも、ゼロ秒思考のメモ書きを続けることによって、そして赤羽さんとお話をする機会を得るようになってから、生きやすくなったというか、生きるのが楽しくなりました。

そんな風に自分が変化したら、とても素敵な出逢いに恵まれるようになりました。人って変われるんですよね。変わろうと思い行動すれば変われるのです。そんな風に変わってみたいと思っておられる方に、この本を読んでみることをお勧めします。


安全基地を作っていく

このブログの初めに書きましたが、私は「心の安全基地」を作っていく活動を仲間と共にしています。

赤羽さんも、安全基地作りについてこの本の中で書いておられます。

「愛情不足で傷ついた過去は取り戻せませんが、愛着障害を改善する方法はあります。それは、今からでも『安全基地』になってくれる存在を探すことです」

「自分を尊重し、話を真剣に聞いてくれ、けっして否定せず、努力を認めてくれ、応援してくれる存在です。そういう存在があれば、心の傷が徐々に癒えていきます」

安全基地ってやっぱり必要なのですね。ありがたいことに今の私にはたくさんの安全基地があります。時々プレッシャーに感じることもあるのですが、Safe Space ほっこりの活動も、会の仲間も私の安全基地です。

「そうは言っても大人になってからどうやって安全基地を作ったら、いいのかわからない」という人に向けて、安全基地の作り方を赤羽さんはとても具体的に書いておられます。本を参考にしてみてください。


Give, give, give and give

私がこの本の中で心に残った言葉は、「Give, give, give and give」という言葉。「Give and Take」ではなく、「『Give, give, give and give』くらいの気持ちでGiveしよう」という意味だそうです。

誰かに何かを与えたら、すぐにリターンを期待するのではなくて、
「小さいことを考えず、思いっきりGive, give, give and giveをしましょう。
そうすれば、後で勝手にいい事が起きます」

と赤羽さんはおっしゃっています。

さらにその「Give, give, give and give」メリットについても書いておられます。
①味方が増える
②理解してもらえる
③邪魔がいなくなる
④チームワークが強まる

聖書にも「与えなさい。そうすれば与えられます」という言葉がありました。見返りを求めずにGiveすることって、難しいけれど意識したいです。

赤羽さんは本の最後にこんな言葉を綴っておられます。

「結局私たちは、自分の頑張りが何かの結果につながるのが大好きなんだと思います。功利的とかそういうのではなくて、仲間がいること、その仲間がどんどん成長していくことはとても嬉しいことではないでしょうか」

この言葉は、とても心に響きました。

そうなのです。私はSafe Space ほっこりの活動を通じて、仲間とともに何かを作り上げること、共に成長できることがとても楽しいのです。たまにキャパオーバーになってしまったり、考えがまとまらなくなる時もあるのですが、そんな時も仲間が支えてくれて、すごく助かっています。

赤羽さんの「7日でマスター瞬時に動く技術」を読んで、たくさんの学びと気づきを得ました。それと同時に、私と仲間が頑張っている、「心の安全基地づくり」の目指すべき方向性もクリアになりました。この本に出合えて、本当に良かったです

Give, give, give and give!
与えられる人でありたいな。
与えられる会でありたいな。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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