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大樹の陰のように(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol63)
『禅の言葉とジブリ』 細川晋輔さん著
私たちが目指しているもの
昨日は午後から、ひとまち交流館の中にある市民活動総合センターに行ってきました。助成金の申請のことを相談したり、Safe Space ほっこりの近況や、これからやろうとしているイベントなどの活動について、お話したかったので行ってきました。
私たちの会の担当の職員さんが、すごく丁寧に助成金を申請するときのポイントなどを教えてくださいました。すごく参考になりました。
助成金、本当にゲットしたいのです。会の運営をするうえで、お金のブロックが私たちを悩ませているからです。ブログを書き終えたら、教えて頂いたことを元に、助成金について色々調べてみようと思っています。
私のこのブログのサブタイトルは、(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記)です。でも、私一人で奮闘しているわけではないのです。会の理事5人で意見を出し合い、知恵を出し合って、みんなで奮闘しています。理事のみんな、才能豊かな人ばかり。みんなの力を合わせれば、すごいことができる気がしています。
🎵5つの力を1つに合わせて~そう、5レンジャーのように!(古いですかね?)
ともかくみんなで頑張っているのですが、NPO法人の設立が、私たちのゴールではありません。それは、スタート地点。
私たちの目指している者は、「心の安全基地づくり」をすること。たくさんの人達に、ホームのような、ベース基地のような場を作っていきたいということなのです。
辛いことやしんどい事があったり、誰にも話せない悩み事を抱えていたりして生きづらさを抱えている人が、安心安全に話せる場と時間を提供できたらと思っています。
そのためには、私を含めて、理事5人みんなが、誰かの安全基地になれるようにしていく必要があります。
特に代表の私は、自分自身の「人間力」を高めていかなければいけませんよね。それには、やっぱりアクティブリスニング力をもっともっとつけていかなければいけません。これからも意識して学んでいきます。
私たちの夢が叶うよう、応援していてください。
早朝ウォーキング
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今年の夏の暑さは尋常じゃないですよね。テレビでは誰かが、毎年「異常気象」と口にするけれど、今年の夏の暑さは本当に異常でした。
そんな暑かった夏(9月になってもまだ暑いけど)の朝、私はウォーキングを始めました。早朝の鴨川沿いを歩いています。ダイエットと、少し高めの中性脂肪を下げるために始めたのですが、体のためだけではなく、メンタルにもとてもいい効果が出ています。夜も睡眠薬なしで眠れるようになりました。
早朝の鴨川を流れる水の音、木々の緑、花々の美しさ、どこまでも高い空、そして風の匂い。朝から五感が刺激されて、すごく前向きな気持ちになれるのです。
帰りには下御領神社に毎朝お詣りして、今日も歩けて、お詣りできたことへの感謝、いま生きていることへの感謝を神様にお伝えしています。そして息子たちの健康と私の健康、そして私や仲間の夢が叶うようにお祈りしています。
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そのおかげか、すごく素敵な出逢いがありました。どんな素敵な出逢いかは内緒です(笑)
「しんどいな~」
「辛いな~」
と思っておられる方には、散歩をお勧めします。精神科医の樺沢紫苑先生も「朝散歩」を推奨されていますが、歩くって、特に自然の中を歩くって、本当にいいと思います。気持ちいいです。心と身体が整います。
大樹の陰のように
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今日は先日読み終えた、龍雲寺住職の細川晋輔さん著の『禅の言葉とジブリ』の中で、心惹かれた言葉を取り上げたいと思います。『禅の言葉とジブリ』の中の言葉については、以前もブログに書いたので、読んで下さったら嬉しいです。一期一会。今、この瞬間を大切に!(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol59)|暮島葉月 (note.com)
この世は生きるに値する(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol60)|暮島葉月 (note.com)
私が印象に残った言葉は、
「与天下人作陰涼(天下の人のために陰涼とならん)」
というものです。
細川さんの本によると、この言葉は、臨済宗を開かれた、中国の唐の時代の臨済禅師にまつわる言葉だそうです。
『禅の言葉とジブリ』の中の細川さんはこう書いておられます。
「真夏の灼熱の日差しが照りつける中、大樹の陰ほどありがたいものはありません。木陰は、そこで休んでいる人たちに、涼しい風を呼び込んでくれるのです。一方でその大樹自身は、焼けるような日光を一身で浴び続けているのです。
禅僧たるもの、降りかかる災難に身を挺して社会に『陰涼』と安らぎを与えなければならないという、臨済宗にとって一番大切な教えになっているのです」
「この陰という字には『神仏の加護』という意味も含まれています。この『かげ』に『お』と『さま』をつけて『おかげさま』という言葉が私たちの生活にも浸透しているのです」
「私たちは、たくさんの木々が枝を広げて作ってくれた『木陰』の中で生かされています。だからこそ『おかげさま』という感謝の念を忘れてはならないのです」
細川さんのおっしゃるように、私たちは灼熱の太陽の下でも、大樹の陰にいると涼を取ることができます。それは、自らを挺して、大樹が私たちを守ってくれるからです。
同じようにたくさんの人やモノが、私たちを守ってくれているのですよね。感謝したいと思います。
大樹のようになりたい!
私自身も、そんな大樹のようになりたいと思いました。そして、仲間と頑張って作り上げようとしているSafe Space ほっこりもまた、大樹のような存在になれたらいいと。
しっかりと大地に根を張って、涼を求めてくる人には、陰を与える。
「陰を与えているねんで!」と主張するのではなく、ただそこに在って、求める人を静かに見守り、涼しさと安らぎを与える。
そんな存在になれたら最高だな!
理事の私たちの中には、難病を抱えている仲間もいます。壮絶な虐待を受けて育った仲間もいます。私自身は統合失調症で、辛い思いもたくさんしました。
そんな私たちだからこそ持てた優しさがあります。気づきがあります。そんなみんなの思いを1つにして、大地に根を張る大樹のようにその思いを育てていきたいと思います。
大樹のようになりたい!
大樹のように生きたい!
最後まで読んで下さってありがとうございました。