「それって本当?」(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記VOl66)
『正しい答えを導くための疑う思考』 岡佐紀子さん著
「それって本当?」
今日は久々に何も予定のない日。ウォーキングをしたり、Clubhouseでゼロオ秒思考のメモ書きをしたり、Duolingoでフランス語の勉強をしたりと毎朝のルーティーンをこなした後は、Safe Space ほっこりのアカウント用のブログを書きました。
部屋の掃除をしなければいけないのですが、もう一本ブログを書こうと、パソコンに向かっています。
なぜ?
とても面白い本を読んだからです。Facebookのお友達の岡佐紀子さん著『正しい答えを導くための疑う思考』 がその本です。
この本で岡さんがおっしゃっている、「それって本当?」と、疑う思考を持つことって、とても大切なんだなということを知りました。
本の帯には、
「仕事は疑うことでうまくいく」
「自分が見ているものを正しいと思い込んではいけない」
と書かれています。面白そうでしょう?
印象に残ったところをまとめてみたいと思います。
考える力をつけるトレーニング
いま私たちが生きている情報化社会。超情報化社会と言ってもいいかもしれません。ネットやSNS で膨大な情報を私たちは日々目にしています。そのことが、私たちの考える力を奪っていると岡さんは書いておられます。
そして筋トレと同じように、考える力もトレーニングをすれば身につけられるのだそうです。それには8つの方法があるそうです。
①意識的に考える時間を設ける
②日記をつける
③ディスカッションを行う
④本を読む
⑤問題解決の練習をする
⑥それは本当かと疑う
⑦新しいことに挑戦する
⑧自分とは違う価値観の人とあえて話す
私はいま、Safe Space ほっこりという「心の安全基地づくり」の会の代表をさせているのですが、仲間と活動を進めていく上でも、自分の考える力を上げていく必要があると思っています。なので、この8つの方法は、とても参考になりました。
VUCA時代の常識は今までの非常識
少子高齢化、物価高、コロナ禍による経済へのダメージ。そして頻繁に起こる大災害。今私たちは、とても不安定な時代を生きています。
いま私たちの生きる時代は、VUCA時代と言われているそうです。
V 変動制(Volatility)
U 不確実性(Uncertainty)
C 複雑性(Complexity)
A 曖昧性(Ambiguity)
先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態です。
こんな時代に、かつて成功した同じ方法は通用するとは限らないと岡さんはおっしゃいます。
「VUCA時代のように変化が激しい時代には、今までのように『正解を探す』といアプローチはもう通用しないと私は思っています」と岡さんは書い
ておられます。
私たちが学校教育で受けてきた、「正解を探す」というアプローチでは、いまの時代を乗り切ることができないのです。
「それって本当?」と疑う思考を持つこと。
そして自分の見方や視座を変えることが、とても大切なのだと思いました。
7つの思考パターン
私がとても面白いと思ったのは、「7つの思考パターン」の箇所です。
私たちが無意識に持っている思考パターンは、ザックリと7つに分けれれるそうです。岡さんはわかりやすいように、犬に例えておられます。
① 批判犬:「すべての事象には問題がある」
② 正義犬:「私が常に正しい」
③ 負け犬:「私なんか全然ダメです」
④ 謝り犬:「太陽が東からのぼるのも私のせいです」
⑤ 心配犬:「明日急に嵐が来て、電車が全部止まるかもしれない」
⑥ 諦め犬:「絶対にうまくいかない」
⑦ 無関心犬:「私には関係ないのでわかりません」
自分と相手の思考パターンが分かると、感情のコントロールができるのだそうです。それは、疑う思考を高めることにもつながるそうです。私は⑤の「心配犬」が強いです。見かけによらず、色々なことを心配してしまいがちなのです。自分の思考パターンを知ることは自分を知ることにもつながりますよね。すごく面白いと思いました。
SNSで発信していく
疑う思考が身につくと、日常で出合うさまざまなことに、「それって本当?」と疑う思考が身についてくるのだそうです。
岡さんはおっしゃいます。
「自発的、かつ強制的に疑う思考を高めるためによい方法があります。それが『発信すること』です。SNSは様々な使い方ができますが、自分の意思を発信する場として活用することで、実は疑う思考が高まるのです」
この言葉に私はすごく共感しました。InstagramやFacebookには、ほぼ毎日投稿しています。しないと気持ち悪いというか、なんか落ち着かない感じがします。
そして、ブログは、ゼロ秒思考のメモ書きの提唱者の赤羽さんから、「ブログを書きましょう!」と言っていただいた次の日から投稿を始めました。書き始めて3年目です。今は週に約2本のブログを投稿しています。
この発信するということが、私の思考力と考える力をたしかに高めてくれました。疑う思考にまではまだ達していないかも。私の課題です。
そして岡さんのおっしゃるように、良質なアウトプット
をするためには、良質なインプットをする必要があります。私は、だいたい週に1冊くらいの本を読んでいます。その読んだ本をブログやSNSで発信することで、さらに理解が深まっています。これからも続けていきたいです。
新しい扉を開く
岡さんのあとがきの言葉がとても素敵だったので、紹介させていただきます。
「私たちの思考は無限の可能性を秘めています。そして、それを探求する旅は、今ここからはじまります。
新しい扉は、すでにあなたの手の中にあります。それを開く勇気を持って下さい。
そして、私たちが日常で受け入れている「常識」や「固定観念」に疑問を投げかけ、それらを超えた思考の可能性を探求しましょう。この人生の中で疑う思考の旅があなたにとって、新たな発見と成長の機会となることを心から願っています。
私たちの思考力は、仕事だけでなく、人生全般にわたって使える宝物です。その力を最大限に活用し、充実した人生を送って下さい」
そう扉は私たちがすでに持っているのです。その扉を開いていくのも私たち自身です。
目にした情報
誰かから言われた言葉
それらに対して、「それって本当?」と疑う思考を持つことをまず始めてみようと思いました。解決できないような問題に対しても、それを解きほぐす糸口があるかもしれません。
そして、思考力を最大限に生かせれば、より充実した人生を送れるかもしれません。
とても素敵な本を書いて下さった岡さんに感謝です。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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