徹底的に聞くということ
昨日はデイケアと、ナイトケアに行ってきました。本を出版したいと思って、全国出版オーディションにエントリーして、頑張っているということをデイケアのミーティングで話すためです。緊張しましたが、自分の想いを話すことができました。4名の方が投票してくださいました。その中には、すでに本を出版されている方もおられて、出版についての話を聞くことができました。ありがたかったです。
そもそも、私は、なぜ本を出版したいのか?
私は、統合失調症です。統合失調症は、幻聴や幻覚、妄想などの症状のある脳の病気です。
まず私がお伝えしたいこと、それは、「統合失調症は、特別な病気ではないのだ」ということです。約100人に一人が、かかると言われている病気です。決して珍しい病気ではないのです。
病気になる前は、私は、お寺で暮らしていました。元夫が僧侶だったからです。また、小学生や中学生に英語を教える仕事もしていました。病気になって、精神科への入退院を経験しました。大好きだった仕事も辞めざるを得なくなり、離婚も経験しました。最愛の息子たちを傷つけたと、自分を責めて、オーバードラッグによる自殺未遂もしました。
本当にどん底を味わいました。
でも、今は介護の仕事ができるまでに回復しました。ここまで回復できたのは、クリニックの先生やスタッフさんを始め、たくさんの方のサポートしてらったからです。社会の人と繋がってサポートをもらいながら、自分自身も努力しました。そんな経験と過程を本にして出版したいと思って、今回、全国出版オーディションにエントリーしました。統合失調症の当事者の方や家族の方には、励みとなるメッセージをお伝えしたいです。そして、周囲の方には、統合失調症に対する理解をより深めてもらいたいです。私たち、当事者や家族は、病気に対する偏見や差別が怖いと思っています。でも、そんな偏見や差別をなくすためには、当事者自身が声を上げることが必要なのではないかと思って、本を出版したいと思いました。
本を出版するというのは、かなり高いハードルです。くじけそうになります。否定的な意見を言う人もいます。でも私は、挑戦したいです。人生は一度きり。チャレンジない人生より、チャレンジする人生を私は選びたいです。死ぬ前に「チャレンジしておけばよかった」と後悔する人生は、送りたくないからです。
昨日、投票してくれたクリニックのメンバーさんに、「仕事どう?」と聞いてみたら、色々と悩みを話してくれました。アクティブリスニングを心がけて聞きました。アクティブリスニングとは、「真剣に徹底的に相手の話を聞き、質問もしながら理解を深めること」です。クリニックにはたくさんの人がいて落ち着かないし、今度ケーキを食べながら、話を聞くことにしました。また太る~(笑)私の意見を押し付けず、ひたすらに寄り添って、聞きたいです。さっそく訪れた、コミュニケーション力アップを高める実践の機会。楽しみたいです。
今日は、カウンセリングの日です。今の感じだと、たぶん出版オーディションの敗者復活戦には進めるので、そこでするプレゼンの事について、相談
カウンセリングの後は、伯母の家で買い物や掃除のお手伝いです。そして、やはりアクティブリスニングで、伯母の話を聞きます。私が来るのをとても楽しみにしてくれている伯母。いい時間を過ごしたいです。
後悔しない人生を送るために、今日、そして今、何ができるか?それを意識して過ごします。
出版オーディションの投票も、追い込みに入ってきました。応援しようと思ってくださったら、ぜひエントリーナンバー2番の暮島葉月に10票(投票は一人10票です)おねがいいたします。