悲しみを愛する喜びに変える

離婚という傷みを負った私達

土曜日の昼間は、トコさんという方の風水のセミナーに参加して、運気を上げることについて学びました。知らないことがいっぱいで、とても学びになりました。金運アップは私の大きな課題。
「入ってくるお金もだけど、出て行くお金をしっかり把握しなきゃな」
と思いました。

夜は、私の仲良しのアメリカ人のお友達の男性と、私が大切に思っている日本人の女性と、3人で、タイガー餃子会館というお店で晩御飯を食べました。アメリカ人の男性を日本人の女性に紹介するために、みんなでご飯を食べることにしたのです。アメリカ人の男性をAさん、日本人の女性をBさんとします。

Aさんと友達になって、もう4年くらいになります。シリコンバレー出身で、アップルコンピューターでプログラマーとして働いていたAさん。今は、ご自分でプログラミングの会社を京都で経営されています。すごく頑張っておられます。日本語もペラペラ。私はよく。Aさんに、
「見た目はアメリカ人だけど、中身は日本人やね」
「英語ウマいね」
と冗談を言います(笑)。とにかく人柄が素晴らしい方です。でも中国系のアメリカ人の奥さんと離婚されています。娘さん二人は、Aさんが引き取られました。

Bさんとは知り合って1年くらいでしょうか?私が共同主宰している、「違いを認め合う会」Crossroadsに参加してくださったご縁で知り合いました。細くてきれいな彼女のお仕事は、トラックのドライバー!かっこいい!
そして彼女はなんとバツ3で、7人のお子さんのシングルマザーです。

以前Bさんに離婚の理由をお聞きしたのですが、
「それは元旦那さん達、ひどいな~」
と思うものでした。離婚することを選択して、頑張って働いて、子供たちを育てているのって、すごいことだと思います。

先日、久しぶりにBさんから、
「できれば、日本語を話せる外国人の男性と仲良くなりたい」
というラインが来ました。
(これは、もうAさんを紹介するしかないわ!)
と思って、昨日の晩ご飯会をアレンジしました。食事はAさんがご馳走して下さいました。

Aさんバツイチ
Bさんバツ3
私バツイチ

そう、みんなバツありです。それぞれに傷みを抱えた過去があります。だからこそ共感しあえるところがいっぱいありました。

異性との付き合いのこととなると、とても、シャイなAさんとBさん。
「連絡先を交換すれば?」
と提案してあげました。私のミッション完了といった感じ。二人がこれから仲良くなれればいいな、と願いました。なんか、
「私、いいことしたんちゃう?」
と、自分で自分を褒めたくなりました(笑)


安全基地を持つことの大切さ

AさんとBさんをタイガー餃子会館の近くのカフェで、本を読みながら待ちました。そして、岡田尊司さんの「愛着障害」を読み終わりました。

この本は、私が尊敬する、「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」の著者の赤羽雄二さんが推奨されている本です。

いやあ、読んでみて本当に良い本でした。不安定な子供時代を過ごすと、愛着障害を抱えてしまうという事が、たくさんの著名人の具体例などを挙げながら、とても詳しく、わかりやすく書かれています。ヘミングウェイ、クリントン元大統領、オバマ元大統領、川端康成、太宰治、夏目漱石etc‥‥たくさんの人たちが、不幸な子供時代を過ごして心に傷を負い、その傷から愛着障害を抱えて、大人になってからも人間関係の構築などに苦労したことをこの本を読んで知りました。

私自身も愛着障害を抱えています。(詳しくは、前のブログをお読みください)。愛されたかった私|暮島葉月 (note.com)
そんな私が一番知りたかったことは、
(どうすれば、愛着障害を克服できるのか?)
ということでした。

本の中には愛着障害を克服する方法が、いくつも書かれていました。その中で、一番私の心に響いたのは、
「安全基地となる存在」を持つということです。

本来なら、親が子供の安全基地となるべきなのですが、それができなかった人たちにとっては、第三者が安全基地として機能することが大切なのだそうです。

岡田尊司さんによると、安全基地とは、
「いざというとき頼ることができ、守ってもらえる居場所であり、そこを安心のよりどころ、心の支えとすることのできる存在である」

「そして外の世界を探索するためのベースキャンプでもある」

「トラブルや危険が生じた時には、逃げ帰って来て、助けを求めることができるが、いつもそこに縛られる必要はない」

「よい安全基地であるためには、本人自身の主体性が尊重され、彼らの必要や求めに応じるというスタンスが基本なのである」

と、書いておられます。「外の世界を探索するためのベースキャンプ」って素敵だなと思いました。

その人を信頼でき、何でも話すことができる。ベースキャンプとして、疲れてしまった自分を受け入れてくれる。応えてくれる。そんな安全基地の存在があったら、確かに愛着障害は克服できると思いました。


安全基地を得られた私

そんな安全基地を、ありがたいことに私は得ることができました。
・カウンセラーの妙さん
・妙さんのZoomの友達
・クリニックのスタッフさん
・親友さくらをはじめとする中学・高校時代の友達
・Clubhouseで繋がった方達
・LAUNDRY CAFEの理恵さんや、そこで知り合った友達
・Crossroadsを通じて知り合った方達
・野口塾・石川塾の皆さん
・鍼灸治療院の先生
・ブログを読んで下さる方
・今お付き合いしている人
・次男(長男とは、残念ながら関係が修復できていません)

本当にたくさんの方達が、私の安全基地になって下さっています。そのことで、私は自分の心を守ることができ、一歩一歩と前へと踏み出すことができました。病気も回復していき、不安定さがなくなりました。本当にラッキーだったし、お一人お一人に、感謝しています。

自らが抱える愛着障害で、傷つくことも多かったけれど、人を傷つけることも正直ありました。特に、元夫や息子たちには、たくさん迷惑をかけました。これからの私が、しっりと生きていくことで、それを償っていこうと思っています。

愛着障害を抱えていても、安全基地を得ることができれば、ベースキャンプを得ることができれば、人は安心して飛び立つことができるのです。

そんな大切なことを「愛着障害」の本を読んで学びました。本の最後にあった言葉が胸を打ちました。

「愛着障害を克服した人は、特有のオーラや輝きを放っている。その輝きは、悲しみを愛する喜びに変えてきたゆえの輝きであり強さに思える。そこに至るまでは容易な道のりではないが、試みる価値の十分ある道のりなのである」

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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