信頼口座の残高を増やす六つの預け入れ
昨日は仕事でした。私は介護施設で働いています。利用者の方に、アクティブリスニングをすることを心がけています。すると、利用者の方が、たくさん話してくださるようになりました。お一人の方からは、「あなたは、本当に優しいね」と言って、私の肩をポンポンと叩いて下さいました。別の利用者さんは、今日までどんなに仕事を頑張って生きたか、ということについて話してくださいました。利用者さんのお話が聞けて、仕事が本当に楽しいです。
帰って来てからは、出版オーディションの敗者復活戦のプレゼンの練習をしました。感情を込めて、お伝えできるように、まだまだ練習します。
出版オーディションは、私にとって、本当に大きな挑戦でした。大変だな、と思って、くじけそうになった時もあります。でも挑戦して、良かったと、心から思っています。たくさんの素敵な方たちに会えましたし、自分自身が成長することができました。あと、ひと頑張り。応援していてください。
前のブログで、「7つの習慣」の信頼口座について書きました。今日は信頼口座の残高を増やす6つの預け入れについてまとめたいです。
1.相手を理解する
相手を本当に理解しようとする姿勢は、最も重要な預け入れである。また、ほかのすべての預け入れの鍵となる。相手を理解できなければ、その人にどのような預け入れをすればよいかわからないからだ。相手の本当の関心やニーズと合っていなければ、預入どころか引き出しになるかもしれない。相手が大切に思っていることをあなたも同じように大切にしなければならないのである。
2.小さなことを気遣う
ちょっとした親切や気配りは、とても大切だ。ほんの少し思いやりが足りなかったり、礼儀を欠いただけで、大きな引き出しとなってしまう。人間関係では、小さなことが、多くの意味を持つのである。人の内面は、もろく傷つきやすい。年齢や経験を重ねても同じだ。外側はどんなに硬いからで覆われていても、内側には痛みを感じやすい柔らかな心があるのだ。
3.約束を守る
約束を守ることは、大きな預け入れとなる。逆に約束を破れば、大きな引き出しになる。相手にとって大切なことを約束しておきながら、それを守らないほど、信頼を裏切る行為はない。予期していなかったことが起こり、どうしても約束が守れなくなることがある。事情がどうあれ約束を果たすか、相手によく説明して、約束を撤回させてほしいと頼まなければならない。
4.期待を明確にする
目標があっても、その目標で期待されることが明確になっていないと、誤解が生まれて、信頼を損なう結果になる。そもそも自分が相手に何を期待しているのか、はっきりと意識していないこともある。最初に期待を明確にすれば、預け入れになる。これができるようになるまでには、時間と労力がかかる。しかし長い目で見れば時間も労力も大幅に節約になる。期待の内容をお互いはっきりと了解していないと、人は感情的になり、ほんの小さな誤解が、積もり積もって、激しい対立に発展し、コミュニケーションが、決裂してしまうこともある。
5.誠実さを示す
誠実な人は信頼される。誠実さは、様々な預け入れの基礎となる。正直は誠実さの一部であって、誠実であることは正直以上のものである。正直とは真実を語る事であり、言い換えれば、現実に自分の言葉を合わせることである。これに対して誠実さとは、自分の言葉に現実を合わせることである。約束を守ること、相手の期待に応えることが誠実な態度である。誠実であるためには、裏表のない統一された人格がなくてはならない。自分自身のあり方にも、自分の生き方にも。誠実な人間となる最も大切なことは、その場にいない人に対して、忠実になることである。その場にいない人に誠実な態度をとれば、その場にいる人たちの信頼を得られる。誰に対しても、同じ原則を基準にして接することである。
6.引き出してしまった時には心から謝る
信頼口座から引き出してしまった時には、心から謝らなければならない。本心から謝るには、基本の原則と、自分の価値観からくる深い内的な安定性がなければならない。間違いを犯すのは問題だが、間違いを認めないのは、それ以上の問題である。失った信頼を埋め合わせする預け入れをするには、本気で謝らなければならないし、相手にもこちらの誠意が伝わらなければならない。
6つの預け入れ、どれも本当に大切だと思います。特に「誠実さを示す」こと。私自身幼い時に両親が離婚したりして、とても不安定な家庭環境で育った経験があります。15歳だった頃の私は、「大人不信」になりました。誠実でない大人に翻弄されたからです。でもそんな時に、親友のお母さんが、とても誠実な態度で、私に接して下さって、私の大人不信は、少し解けました。誠実さに触れると、心が柔らかくなると思います。
私は統合失調症なのです。今は介護施設で働いています。ここまで回復するまでにはいろいろなことがありました。自殺未遂をするなど、どん底も味わいました。でも、たくさんの方のサポートのおかげで、働けるまでに回復しました。
私がどんなサポートを得たか、就労までにどんなステップを踏ん高と言ったことを書いた本を出版したいと思って、第2回全国出版オーディションにエントリーしました。統合失調症の当事者や、その家族の方、また統合失調症だけでなく心の病を抱えておられる方と、それを支えておられる方が勇気を持って下さる本を出版したいと思っています。
たくさんの方の応援のおかげで、敗者復活戦に進むことができました。
敗者復活戦は、5月12日、7pm-10pmまでZoomであります。一般の方も閲覧できます。無料です。一人5票投票もできます。全部私に投票していただけたら、とても嬉しいのですが、「本を出版したい!」という熱い想いを聞いていただくのも楽しいと思います。是非、閲覧してみてください。閲覧には、事前申し込みが必要です。