その本を読んで何を得られるか?

昨日は、「リベルタ・パートナーズ舎」代表の「出版界のおやっさん」こと、川田修さんの無料コンサルを受けさせていただきました。私が、全国出版オーディションに提出した企画書をもとに、色々と貴重なアドバイスを下さいました。その一つ一つが、すごくためになりました。

私は、統合失調症です。大好きだった児童英会話講師の仕事もやめざるを得なくなり、離婚も経験しました。最愛の息子たちに会えない淋しさから、自殺未遂もしました。本当にどん底を味わいました。今は、一人暮らしをして、介護の仕事をしています。そんな自分の経験から、統合失調症の当事者や家族の方に向けてのメッセージを込めた本を出版したいと思っています。

苦労したと言えば、苦労しました。でも、川田さんによれば、「苦労話では本にならない。それが本になるのは、著名人だけ」だそうです。大切なのは、「その本を読んで、読者は何を得られるか?」という事だそうです。うーん。私の本を読んで、何を得られるか…正直、その視点はなかったです。「その本を読むメリット、本から得られるもの。それに対して、お金を払って本を買ってくださるのだ」と川田さんはおっしゃいました。

著者が本を書く時、それが自分自身のために書くというfor meという側面と、読者に何かを得てもらうというfor youという側面があります。私の場合、本を書くことによって、自分自身の半生を総括できました。次のステップに進みたいという気持ちの変化も起きました。for me はバッチリです。でも、for youのところが弱いと、川田さんに指摘されました。そこをしっかりと書き込んで、企画書にもまとめなければいけないと。うーん。

ただ、私の発したいメッセージ、「統合失調症だからとって終わりではないんだ」は、評価してくださいました。「頑張ってくださいね」と、エールもいただきました。嬉しかったです。

本を出版すること。そして、統合失調症の当事者の方や、家族の方にお話すること。ピアサポートの活動をすること。今の職場で、さらに信頼される人になること。それが今の私の夢です。その実現のために、頑張れることは貪欲にやろうと思っています。だって、夢のある人生の方が、楽しいから。

やるだけやって、だめだったら、また違う方法を考えよう、そう思っています。全国出版オーディションの予選投票締め切りまで約1か月。行動していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

暮島葉月










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