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心の扉を開きたい(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol50)


心が揺れて…

ついにこの奮闘記もVol 50になりました。まだNPO法人設立には至っていませんが、理事のみんなの意見を聞きながら、私なりに奮闘しています。NPO法人が設立出来たら、ノンアルコールビールで(お酒が飲めないので)乾杯しよう!うん。絶対そうしよう!

そんな私ですが、実はここ数日、メンタルがまいって、へこんでいました。原因は父の姉の92歳の伯母の終活の事。父の妹の78歳と76歳の叔母から、
「お姉さんのお金を葉月が盗る」といういわれのないことを言われて。私は全くそんな気はないのに。

へこみました。頭が混乱してしまって、何もやる気が起きない状態になってしまいました。

終活って難しいですね。そしてお金が絡むと、本当に難しい。ひさびさに、気分がズドーンと落ちてしまいました。

でもClubhouseのシモトリさんやSasaさんやデイケアのお友達が話を聞いてくれて、かなりスッキリ。親友さくらもメッセージをくれて。もちろんデイケアのスタッフさんもじっくり話を聞いて下さいました。話を聞いてくれる人がいるって、本当にありがたいです。

今朝は、仕事の前に、さとうみつろうさんが「0rei」で書いておられたように3・2・1とカウントダウンして、「エイヤー!」っと部屋を掃除しました。部屋がきれいになって心もスッキリ!

仕事もバッチリできて、さらにスッキリ!働く場があるって、自分を必要としてくれる人がいるって、本当にありがたいです。幸せなことです。

少し揺れて、ざわついた私の心でしたが、今は凪いでいます。心配して下さった方、本当にありがとうございました。


アクティブリスニングはやっぱり大切

日曜日は、横道誠さんが主宰されている「月と地球」という発達障害の自助会に参加してきました。

統合失調症だけでなく、たぶんADHDの私。自分の特性を知りたいと思って、そして傾向と対策を立てたいと思って、この自助会に参加しました。参加するのはこの日で3回目です。

参加者の中に、奥様が統合失調症という方がおられて、会が終わってから、少しお話しました。

ADHDの私。どんどんしゃべりたくなってしまうのですがグッと我慢。その方のお話をアクティブリスニングさせていただきました。その方は、初めて会った私に、辛い胸の内をお話してくださいました。

私は当事者ですが、元夫や息子たちにも、こんな風に辛い思いをさせていたのだなと思いました。統合失調症って、悲しい病気です。

私がその方にできたことは、ただひたすら聞くということだけ。アクティブリスニングすることだけ。少しでもその方の心が晴れたことを願います。


フランチェスカさんと、はうす結さんと、To Yukawaさん

月曜日は、ドイツ人のお友達のフランチェスカさんと一緒に、はうす結さんに行ってきました。

10月20日に、はうす結さんで、フランチェスカさんのコンテンポラリーダンスと作品展のイベントをSafe Space ほっこりの主催でさせていただくのです。

素敵なイベントになるはず


フランチェスカさんは女優で、モデルで、アーティスト。綿棒を使ったアート作品を作っておられて、それがとても面白いのです。(アーティスト名はフランチスカ・ローザさんです)

よく一緒に美術館に行くのですが、その際
「パフォーマンスがしたい」
と言っておられて。私がはうす結さんを訪れた時に、
「ここで、フランチェスカさん、パフォーマンスできるやん!」
と閃いて、フランチェスカさんと一緒に再訪。
「すごく素敵な空間!ぜひ、ここでパフォーマンスしたい!」
と、とても喜んで下さって。

帰り道には、
「葉月さん、嬉しい!」
とハグしてくれて。一緒に神社にお参りして、イベントの成功祈願もしました。

フランチェスカさんの希望が、ギターの生演奏に合わせて、踊りたいということだったので、私のクリニックのお友達である、統合失調症のギタリストのTo Yukawaさんにお願いしたら快諾してくださいました。

フランチェスカさんにとっても、To Yukawaさんにとっても、はうす結さんにとっても、そして私たちの会にとっても、みんながWin-Winになるような素敵なイベントにしたいです。もちろんお客さんにとっても。


心の扉を開く

はうす結さんでコーヒーを飲みながら、フランチェスカさんに、
「どうして、パフォーマンスをしたいと思ったのですか?」
と質問してみました。

フランチェスカさんの言葉に私は感動してしまいました。以下、私がフランチェスカさんの言葉をまとめたものです。

「引っ込み思案だった私は、最初は自分のためにパフォーマンスをしていました。『表現したい。表現することで、自分が変わりたい』と思ったから。

でも、今は違います。私のパフォーマンスを見に来てくれた人たちのために、表現したいと思っているのです。

私のパフォーマンスや、アート作品に触れることによって、何かその人の心に変化が起きて、その心に何かが残ってほしいのです。

そしてその人の心の扉を開きたいのです」

「もしそれができないとしたら、私はアーティストとして失格です」

ジーンときました。心が揺さぶられました。そして、フランチェスカさんのイベントに関われることが、とても幸せなことだと思いました。

フランチェスカさんとは、友達になって10年近くになりますが、そんな思いを持っているのだということを、その日初めて知ることができました。

アクティブリスニングすることによって、フランチェスカさんの心の扉も開くことができたし、私の心の扉も開くことができました。

はうす結さんの後は、フランチェスカさんと、To Yukawaさんと、Holly’s Café でお茶をしながら打ち合わせをしました。二人はこの日が初顔合わせ。曲の構成や、曲順など、細かなことがしっかり決まって、すごく実りある時間でした。

あとは一人でもたくさんの方に来ていただけるように、私たちSafe Space ほっこりが頑張るだけです。頑張りすぎずに頑張るだけです。

そう、心の扉を開くために・・・

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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