統合失調所でも楽しく生きるVol6

勇気を出して声をあげよう

自己開示するのが怖い

私は統合失調症です。今は週に3回介護施設で、オープン就労で働いています。

今は私は、自分が統合失調症であることを人に話すことができます。でも以前の私は、なかなか自己開示することができませんでした、差別や偏見、そして無理解が怖かったからです、病気は私にとって、隠すべきものでした。

このブログを読んで下さっている方の中にも、自分や家族の病気の事をなかなかその病気の事を自己開示できずにいその病気の事を自己開示できずにいる方もおられると思います。


怖さをのり越えて自己開示したら

最初に自己開示したのは、私のカウンセラーの上倉妙さんが開いておられる、月曜日のZoom ででした。勇気を出して、統合失調症であることをZoomのみなさんに、自己開示した私。みなさんの反応は「あーそうなんだ」って感じで、差別も偏見ももたれることなく、自然に受け入れてもらえました。「話していいんだ」とこの時に思いました。

次に自己開示したのは、介護職員初任者研修でです。最後の講義の時に、一分間スピーチをする機会がありました。少し躊躇したのですが、勇気を出して、私は、自分が統合失調症の事、でも介護の資格を取って、働いて社会参加したいという事を話しました。みなさん真剣に聞いて下さいました。
「やっぱり話していいんだ」と、この時も思いました。

それからは、私は、自分が統合失調症であることを臆することなく、人に伝えています。差別や偏見を持たれたことは、今のところありません。


自己開示することで得られるもの

では、自己開示することで何が得られるのでしょうか?

オープン就労と重なるんですが、「病気がばれたらどうしよう?」とびくびくせずにすみます。嘘をついているわけではないけど、後ろめたさがなくなります。

また、私が統合失調症であることを知ってもらうことによって、私という人間をそのまま受け入れてもらったという安心感があります。

私は、今、病状が落ち着いています。そんな私を見て、「統合失調症って怖い病気ではなのだな」と思ってももらえると思います。


声を上げないからわかってもらえない。わかってもらえないから声を上げられない

差別や偏見が怖くて、統合失調症やほかの精神疾患の当事者や家族はなかなか声をあげられません。声を上げられないから、わかってもらえません。そして、わかってもらえないから、ますます声を上げられなくなってしまします。悪循環です。

テレビや、新聞のでは、何か事件が起こると、その容疑者が統合失調だったり、何かの精神疾患を抱えているという報道がされることがよくあります。
それが、「統合失調症や精神疾患は怖い病気」という誤ったイメージを植え付けている気がします。

私は、統合失調症ですが、一人暮らしをして、働いています犯罪などとは無縁に暮らしています。

テレビや新聞などのメディアは、普通に暮らしている統合失調症や、精神障害者の事をもっと取り上げて欲しいと思います。そうすれば社会の統合失調症や、精神障碍者への差罰や偏見や無理解がなくなると思うからです。


統合失調症も精神疾患も個性

精神疾患といわれるからには、疾患であり、治療が必要な病気なのだと思います。きちんと治療することが必要だと思います。それは否定しません。

そのうえで、統合失調症も精神疾患も個性の一つと捉えてみてはどうだろう?と、私は思います。

人より、ちょっと気分の浮き沈みが激しい
人より、ちょと考えがまとまりにくい

そんな個性の一つと捉えてみてはどうでしょう?

統合失調症も、そのほかの精神疾患も、病気ではあるけれど、だからといって、全人格が否定されることは、けっしってあってはいけないと思うのです。「生きていていいんだ」「存在していいんだ」と思えることが大切だと思うのです。

理解されるためには、まず怖さを乗り越えて、声をあげること。それが大切だと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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