生きづらさを抱えている人たちにVol23
悩んでいる人は、あなたが側にいてくれるだけでいい
今日は、「悩んでいる人は、あなた上が側にいてくれるだけでいい」ということについて書きます。この素敵な言葉を永松茂久さんの「人は話し方が9割」という本の中で見つけました。
永松茂久さんは言います。「悩んでいる人と向き合った時に一番相手に寄り添う言葉。それは『一緒に考えよう』です。解決策を提示するのではなく、ともに悩み、ともに考える。これだけで相手にとっては、大きな勇気になります。」
寄り添うこと。それが一番大切なのです。アドバイスはいらないのです。ただ聞く事。寄り添ってきく事。それが大切なのです。
私は、赤羽雄二さんの提唱されている、アクティブリスニングを学んでいます。赤羽雄二さんは、著書の「自己満足ではない『徹底的に聞く』技術」の中で、「アクティブリスニングとは『真剣に、徹底的に相手の話を聞き、質問もしながら理解を深めること』です。相槌を打ちながら、相手の目を見ながら、心から関心を持って、真剣に、徹底的に話を聞きます」と書かれています。「心から関心を持って」というところがポイントだと思います。関心を持たれて、嫌な人はいないと思うからです。
赤羽さんも、永松さんと同じように、「アドバイスはしない」ということを述べられています。人は誰かにその思いを聞いて欲しいのです。ただ聞いて欲しいのです。寄り添って欲しいのです。
赤羽さんは、話してくれている人の「沈黙も大切」と言っています。この時に、質問をしたり、こちらの意見やアドバイスをしないことが大切なのです。
精神科医の斎藤環さんは、「沈黙は、話し手が自分の内面を掘り下げている、大切な時間」と、言っています。沈黙にも寄り添うことが大切なのです。
赤羽さんは「相手に深い関心を持つことがどうしても必要です。深い関心を持っていれば、相手の事をもっと知りたいと思い、真剣に、徹底的に話を聞きながらもどんどん質問が湧いてきます。相手もそれを喜んでくれます」といっています」と言われています。相手に深い関心を持つこと、それが大切なのです。うわべだけのではない、心からの深い関心です。
アドラーは「嫌われる勇気」の中で、「すべての悩みは、人間関係の悩みである」と言っています。そして、その人間関係をよりよく構築するためには、「寄り添うこと」「徹底的に聞くこと」が、とても大切なのです。
私がアクティブリスニングを心がけるようになって、色々な人との関係が変わりました。良い方へと変わったのです。まず、ぎくしゃくしていた伯母との関係が変わりました。私は、介護の仕事をしているのですが、利用者さんとの関係もとても良いものになりました。たくさん話してくださるようになったのです。
アクティブリスニングをするのに、お金はかかりません。道具もいりません。今すぐ、どこででも始められます。ただ真剣に、徹底的に話を聞く。それだけです。それだけで、人間関係が格段に良くなるのです。やってみたいと思いませんか?
アクティブリスニングをやってみようと思われたなら、まず「自己満足ではない『徹底的に聞く』技術」を読むことをお勧めします。そしてClubhouseで、Kyoko Iwataさんが開いておられる、アクティブリスニングのルームに入ることをお勧めします。
自分を変えるために、良い人間関係を築けるようになるために、そして悩んでいる人に、寄り添ってあげられるようになるために、アクティブリスニングを学び、実践していきませんか?
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。