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ありのままの形を認めて(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol130 )

「あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる」 ひすいこたろうさん著

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働ける喜び

2月24日、祝日の今日は仕事でした。私は介護施設で介護補助の仕事をしています。オープン就労です。

今日の京都はものすごく寒かった。
「コタツから出たくないな~」と思ったのですが、「エイヤッ!」と気合を入れて行ってきました。

自転車で通勤していたら、途中からものすごく雪が降り始めてきて。12月に自転車で転んで、頭を10針縫うケガをした私。
「転ばないかな?滑らないかな?」と不安になりながら自転車をこぎました。なんとか無事に職場につくことが出来ました。ホッ。

今日は祝日のためか、お休みされる職員さんが多くて、けっこう大変でした。忙しかったです。でも頑張りましたよ。

いつもは運転手さんがやってくれる、男性の利用者さんのお鬚剃りも私がやりました。なんとかできました。

この職場で働き始めて、4年目になります。最初の頃は、利用者さんの言葉に気持ちが沈んだり、忙しくなってきたらパニックになっていましたが、今は心に余裕を持って対処できるようになりました。

自分でもちょっと驚いているのですが、私はこの仕事に向いている気がしています。利用者さんとお話しするのが、とにかく楽しくて仕方ありません。

お一人ひとりに心を込めて接すること。それを心がけています。

仕事だから、もちろん大変なこともあります。でも働くことから得られるもの、そう働く喜びってありますよね?

統合失調症を発症してから、今の職場に巡り合うまで、紆余曲折があった私ですが、今はやりがいと喜びを持って働けています。

私のような精神障害を抱えている方の中には、働きたくてもなかなかいい職場に巡り合えないという方もおられるのではないでしょうか?

そんな方には「あきらめないで」とお伝えしたいです。あなたを必要としてくれるところがきっとあると思うのです。


素適な友達と

そんな感じで、今日もバッチリ働けた私。たぶんそれは昨日充電できたからです。

昨日は、友達と私の4人で、ことの葉labさんにランチに行ってきました。ことの葉labさんのOPENDATY CAFEは、生きづらさを抱える女性のためのコミュニティカフェ。毎月第4日曜日にやっておられるこのOPEN DAY CAFEでは、ヘルシーで美味しいランチが、なんと300円で頂けるのです!

この日はいなりずしと巻きずしがメイン。お味噌汁も野菜たっぷりで、どれもとても美味しくて、心まで満たされました。

そして一緒に行った友達がみんなすごく温かくて素敵。奄美大島の旅から帰ってきたばかりのシンガーソングライターのひろ江さんが旅のお話をして下さったりととにかく楽しかったです。

久しぶりにお会いする廷美さんのお話もとても面白くて、学びになりました。ことの葉labさんを予約して下さった直美さんは、傾聴の勉強をされていて、とても聞き上手。皆さん個性的で素敵なのです。

幼い時に両親の離婚を経験している私。親には恵まれなかったけれど、友達には、本当に恵まれています。ありがたいことです。お一人ひとりとのご縁をこれからも大切にしていきたいです。


人間関係を大切に

「私、本当にいい友達に恵まれてるねん」といったら、彼女さんが、
「それは、葉月さんがとても素敵な人やからやと思うよ」と言ってくれました。そうなのかな?だとしたらとても嬉しいな。

ひすいこたろうさんが、著書の「あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる」の中で、こんなことを書いておられます。

「いい人の周りにはいい人がいる。だからいい出会いを果たせるのです。

つまり、常日頃から人間関係を大切にしていれば、なにごとにも困らないというわけです。いまない出会いは、いまある出会いの中からつながります。

だからいつだって、大事なのは目の前にいる人なのです」

本当に出会いって、縁って不思議です。私は出逢いによって、縁によって、人によってずいぶんと救われてきました。その出会いの一つ一つに心から感謝しています。

もちろん中には苦手な人との出会いもありました。でもそんな時もその人から何らかの気付きを得ることが出来ました。

人間関係を大切にすることを意識して日々を過ごしています。

私は、ほぼ毎日神社にお詣りしています。今ここに私が「在る」ということと、私の周りに「在る」人たちへの感謝を、神社で手を合わながら祈ってにいます。


人間関係の大切さ
感謝
その大切さが55歳を過ぎた私は、やっとというか、以前よりもより深く考えるようになりました。


ありのままの形を認めて

若い頃の私は「何か」になろうとして、ひたすらに、がむしゃらに日々を生きていました。そう、自分を追い込んでいました。眉間にいつもしわを寄せていました。元夫に対して自分の「正しさ」を押し付けたりもしていました。

「私はこんなに頑張っているのに、なんで分かってくれないの?」と元夫を責めていました。元夫はずいぶん苦しかっただろうな?と今は思います。息子たちも。

でも、「頑張らなくてもいいんだな」ということを最近は感じられるようになりました。

ひすいこたろうさんはこう書いておられます。

「欠点は、あなたに欠かせない点となるのです」

また、私は、「いつもポジティブでいなければいけない」という呪縛のようなものを抱えて生きていました。人に弱みを見せられなというか、見せてはいけないと思っていたというか。

でも、ひすいこたろうさんは、こう書いておられます。

「凹んでいる分だけ、感謝することが増えるんです。
凸が活躍できるのは、あなたが凹んでくれていたおかげです」

「自分はパズルのピースだって見ればいいんです。
パズルのピースなら、大きくなろうとしなくていい。

ありのままの形を認めて、周りとつながっていけばいいだけなんです」

いつも肩に力が入って、アクセル全開で走り続けていたかつての私。凹んでいることは怠けているからだとさえ思っていました。あの頃の私は、人の痛みや弱さに寄り添うことが出来ませんでした。

自分自身が辛いことや苦しいことを経験したことによって、私は優しくなれた気がしています。そして余分な力を抜くことが出来るようになった気がしています。

ひすいこたろうさんのおっしゃるように、私たち一人ひとりは、パズルの1ピースなのかもしれない。でもその1ピースがなければ、パズルは完成しないのです。そしてその形を無理に変える必要もないのですよね?変えてしまったら、パズルは完成しません。

ありのままの形を認める。
ありのままのあなたを認める。
ありのままの私を認める。

そのことがとても大切なことなのだと気づきました。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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