統合失調症でも幸せに生きられるVol21
ブログを書くということ
私は統合失調症です。でも、一人暮らしをして、週に二回ではありますが、働いています。素敵な友人に囲まれています。恋もしています。統合失調症でも幸せに暮らしています。
ここまで来るまでには、色々なことがありました。離婚、自殺未遂、パチンコ依存や男性依存・・・自分も傷ついたし、周りの人にも迷惑をかけました。本当にメチャメチャでした。そんなメチャメチャだった私でも、今こうして、幸せに生きています。だから、今、苦しんでいる人に言いたいです。
「諦めないで!」と。
私の経験が、誰かの役に立てばと思い、統合失調症やほかの精神疾患を抱えている人達や、生きづらさを抱えている人達や、その人たちを支えている人たちに勇気を持ってもらいたいと思い、本を出版しようと思って、頑張っています。そして、毎日ブログを書いています。
ブログを書くことは、私の生活の一部です。自分の心と対話して、言葉を紡ぎ出す。その作業は、私の心を安定させてくれます。私にとって、とても大切な作業です。
「今日は、何をブログに書こう?」と、ネタ切れ状態でも、パソコンの前に座ると、自然に指が動きます。書きたいことが見つかります。不思議です。
私が思ったこと、感じたことをつづったブログを読んで下さる人がいるということ。それは、とてもありがたいことです。励みになります。
ブログでもいいし、他のSNSでもいいし、友達へのメールでもいい。発信するということは、大切な事なのではないかと思います。もし、自分が何かに困っていたら、「困っているんだ」というSOSを発信することも、とても大切だと思います。
以前の私は、電話魔でした。自分が困っているということに気づかずに、手あたり次第に友達に電話して、話を聞いてもらっていました。その中に息子さんが、統合失調症の方がおられて、私の困りごとをキャッチして下さり、カウンセラーの妙さんを紹介してくださいました。SOS をキャッチしてくださった方がいて、私はとてもラッキーでした。カウンセリングを受けるようになって、私は、とても良い方向へと変わることができました。
カウンセリングを受けるようになって、そして、Clubhouseのゼロ秒思考のメモ書きのルームに入るようになって、私は電話魔ではなくなりました。そして、ブログを書くことによって、自分の心が安定するようになりました。
私は、統合失調症の当事者であることを自己開示しましたが、自己開示してよかったと思っています。自己開示してみて、感じたことですが、統合失調症を抱えている方はとてもたくさんいるのです。当事者じゃなくても、家族や友人などにです。そんな方が、私にメッセージやコメントを下さいます。
本によると、日本に統合失調症患者は、約80万人いるそうです。これは、アルツハイマー患者よりも多い数字です。それだけたくさんの患者がいながら、統合失調症患者の声はなかなか聞くことができません。それは、統合失調症患者やその家族が、差別・偏見を怖れて、声を上げないからです。
私は、この差別・偏見そして社会の無理解という現状を何とかしたいと思っています。統合失調症があっても、周りの助けがあれば、働くことだあってできるし、幸せに生きられるのだということを伝えたいのです。
そんな思いを込めて、今日もこうしてブログを書いています。読んで下さる人がいて、本当にありがたいです。
私にできることは何か?
私にしかできないことは何か?
それを意識しながら、これからもブログを書き続けていきます。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。