あふれるほどの夢を描く
「生き方」 稲盛和夫氏著
友達と語った、それぞれの夢
火曜日は、仕事の後で、フランス人の友達と、ドイツ人の友達と、お茶をしました。
私は、二人を知っているのですが、ドイツ人の友達とフランス人の友達はその日が会うのが初めて。茶道を習っているドイツ人の友達と、茶道について興味があるフランス人の友達は意気投合!さっそく連絡先を交換し合っていました。
ドイツ人の友達との付き合いは、もう8年くらいになります。一緒に美術館に行ったりして、仲良くさせてもらっています。フランス人の友達とは、最近知り合いました。LAUNDRY CAFEの英語のイベントで知り合い、Crossroadsの集まりにも参加してくれました。二人ともとてもいい方です。
女優のドイツ人の友達と、フリーのジャーナリストのフランス人の友達。話がとても面白い!たくさん話して、たくさん笑いました。幸福ホルモンのオキシトシンが、いっぱい出たと思います。
三人で、それぞれの夢について語りましたドイツ人の友達は、「女優の仕事をもっとやりたい」そして、「コンテンポラリーダンスをしているので、人前で踊りたい」後、「写真でアートの活動もしているので、それもたくさんの人に見てもらいたい」という夢でした。
フランス人の友達は、「サイエンス・フィクションの本を書いているので、それを出版したい」という夢でした。
私の夢は…そう、もちろん、「本を出版したい」というものです。この夢を思い描き続けています。そして、私なりに、努力し続けています。どうしても、出版の夢を叶えたいのです。
日本には、約80万人の統合失調症患者がいるといわれています。そして、約420万人の心の病を抱えた人がいるといわれています。その人たちの家族もまた、悩み、苦しんでいると思います。それだけたくさんの患者や家族がいながら、その人たちはなかなか声をあげられずにいます。差別や偏見が怖いからです。声をあげられないから、わかってもらえない。わかってもらえないから、声をあげられない…そんな悪循環に風穴を開ける本をどうしても出版したいのです。
私は、統合失調症になって、たくさんのものをなくしました。ずいぶんと苦しい思いもしました。でも、統合失調症になったおかげで、たくさんのものも手に入れました。統合失調症になって苦しんだおかげで、人の温かさをより深く感じられて、すばらしい友人たちに出逢うことができました。
「統合失調症になったからといって、心の病になったからといって、終わりではない」「光はきっと差すから、あきらめないで」というメッセージを一人でも多くの人に伝えたいのです。その夢がカタチになるまで、チャレンジし続けます。
今日も「生き方」で学びたいです。
あふれるほどの夢を描け
「人生や仕事で大きな成果を得るには、まず、その土台となる『大きな夢』を描くことが肝心です」
「自分の人生を自分の力でしっかりと創造していける人というのは、かならずその基盤として、大きすぎるくらいの夢、身の丈を超えるような願望を抱いているのです」
「どんな遠い夢も、思わないかぎりはかなわないし、そうありたいと強く心が求めたものだけを私たちは手に入れることができる。そのためには潜在意識にしみ込むまで、思って、思って、思いつづける」
「私たちはいくつになっても夢を語り、明るい未来の姿を描ける人間でありたいものです。夢を抱けない人には、創造や成功がもたらせることはありませんし、人間的な成長もありません。なぜなら、夢を描き、創意工夫を重ね、ひたむきに努力を重ねていくことを通じて、人格は磨かれていくからです。そういう意味で、夢や思いというのは人生のジャンプ台である。そのことを強調しておきたいと思います」
心が壊れたからこそ幸せになれた
今日の「生き方」の箇所もとても学びになりました。学びになっただけではなく、とても勇気づけられました。「夢を抱いて生きたい!」「夢をカタチにするために頑張りたい!」と改めて思いました。
私は、統合失調症です。今も通院していますし、服薬もしています。でも、私は、今とても幸せに暮らしています。やりがいのある仕事にも就いていますし、すばらしい友人たちにも恵まれています。息子たちや伯母との関係も良好です。そして、「本を出版したい!」という夢もあります。
統合失調症でも、心が壊れた経験をしても、私は幸せに暮らしています。いや、心が壊れたからこそ、幸せになれたのではないかと思います。
病気になって、たくさんの人に迷惑をかけました。去っていった人もいます。私が悪かったのです。それでも、私のそばで、励まし続けてくれた人もいました。今もエールをくれ続けています。そして、統合失調症になって、離婚して京都に戻ってきたから出逢えた素敵な人たち。そんな出逢いというか、「縁」のおかげで、私は前を向いて歩くことができ、仕事にも就くことができ、「夢」に向かって、歩むこともできています。私に関わって下さる全ての人に感謝です。
このブログにも書きましたが、統合失調症になったからといって、心が壊れたからといって、終わりではないのです。心が壊れたからこそ得られた出逢いがきっとあるはずです。心が壊れたからこそ感じることができた温もりもきっとあるはずです。
遠回りしてもいい。
休んでもいい。
でも、歩み続けていきましょう。
光の差す方へと。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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