利他の心で生きる
「生き方」 稲盛和夫氏著
野口雄志さんから学ぶ
土曜日は、野口しあわせ研究所の所長で、グリットコンサルティング合同会社代表の野口雄志さんの野口塾という勉強会にZoomで参加しました。「笑顔との付き合い方」と「自分の『可能性』に気づく」というテーマについて考えて、発表し合い、フィードバックし合いました。
私は「笑顔は幸せになるためのスイッチ」だと発表しました。幸せだから笑顔になるのではなく、笑顔になることで幸せになれると思っているからです。そして、笑顔は伝播すると思っていることも話しました。
自分の「可能性」については、先日、次男が言ってくれたように、「分け隔てなく、人と接することができること」。その長所を生かして、「違いを認め合える会」のCrossroadsの活動をもっと広めていきたいということを話しました。アクティブリスニングを心がけて、誰かにとっての安全基地になることについても話し、自分の可能性とパッションとエナジーをかけて、本の出版を実現させたいと話しました。とても有意義な時間を過ごしました。
日曜日は、妙さんのお宅であった野口さんの講演会に参加しました。モチベーションについての講演会でした。
「積極的に社会と関わり、前向きに生きていくためには、強いモチベーションが必要」
「モチベーションとは自分自身を動かすもの」
「夢が叶うのを信じて応援するドリームサポーターと、夢が叶うのを否定して阻むドリームキラーがいる」
「私たちが生きる目的は、幸福になること」
野口さんの話は、どれも心に響きました。とても素敵な講演会でした。講演会の後の懇親会も、とても楽しくて、最高の時間を過ごすことができました。その場にいられたことが、すごく幸せでした。野口さん、妙さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。
今日も、稲盛和夫氏著の「生き方」で学びたいと思います。
利他の心で生きる
「『利他』の心とは、仏教でいう『他に善かれかし』という慈悲の心、キリスト教でいう愛のことです。もっとシンプルに表現するなら『世のため、人のために尽くす』ということ」
「利他というと何かたいそうな響きがあります。しかし、それは少しもだいそれたものではありません。子供においしいものを食べさせてやりたい、女房の喜ぶ顔が見たい、苦労をかけた親に楽をさせてあげたい。そのように周囲の人たちをおもいやる小さな心がけが、すでに利他行なのです」
「人間はもともと、世のため人のために何かをしたいという善の気持ちを供えているものです。たとえば手弁当で災害地に駆け付けるボランティアの若者が数多くいる話などを聞くと、利他というのは、人間がもつ自然な心の働きだという思いを強くします」
「人間の心がより深い、清らかな至福感に満たされるのは、けっしてエゴを満たしたときではなく、利他を満たしたときであるというのは、多くの人が同意してくれることでしょう。また賢明な人は、そのように他人のために尽くすことは、他人の利だけにとどまらず、めぐりめぐって自分も利することにも気付いているものです」
希望を与える本を出版したい!
野口雄志さんの講演会を聞いて、今日「生き方」で学んで、色々なことを考えました。
私は統合失調症です。でも、一人暮らしをして、オープン就労で働いています。そして、たくさんの素敵な仲間に囲まれて、幸せに生きています。
「統合失調症でも幸せに生きられる。心が壊れても幸せに生きられる」
いや、
「統合失調症だからこそ、心が壊れたからこそ、幸せに生きられる」
そんなメッセージを込めた本を出版したいと思って、頑張っています。
日本には約80万人の統合失調症患者がいるといいます。心の病を抱えている人は約420万人いるといいます。当事者だけでなく、その家族もまた苦しんでいるはずです。どれほど多くの人が、統合失調症や心の病で苦しんでいることでしょうか?
それほど多くの人が苦しんでいながら、当事者や家族の毛はなかなか聞こえてきません。声をあげるのが怖いからです。差別と偏見が怖いからです。
そして、統合失調症や、心の病になったら、「もうダメだ」と諦めてしまう人がたくさんいます。でも、本当に、統合失調症や、心の病になったらだめなのでしょうか?終わりなのでしょうか?
前述したように、私は統合失調症ですが、働き、毎日とても充実した幸せな人生を送っています。素敵な人たちとのご縁を頂いています。そんなご縁は、統合失調症という病になったからこそ得たものです。もちろん学生時代からの友達のように、発病する前からの縁もありますが、多くは統合失調症になって以降に得たものです。
私は、
「統合失調症になったからこそ、心が壊れたからこそ、幸せに生きられる」と思っています。心が壊れた経験をしたからこそ、人に優しくなれるし、人の温かさが心に響くからです。
「心が壊れたからこそ、幸せに生きられる。だから諦めないで!」
そんなメッセージを込めた本をどうしても出版したいのです。苦しんでいる人がたくさんいるから。そんな人たちに希望を与えたいから。
そんな熱い思いで、出版に向けて頑張っているのですが、なかなか出版という夢をカタチにすることができずにいます。出版社に企画書を送っても、反応がなかったり、断られたり…
「無理なのかな?ダメなのかな?」
と心が折れそうになる時もありました。私自身が、ドリームキラーになっていたのです。
私が出版したいのは、稲盛氏の言葉に照らせば、「世のため、人のために尽くすため」です。私の本を読んで、希望を得て、「自分も頑張ってみよう」と思って下さる人が、きっといると思います。心の病の当事者、そしてその家族の背中を押す本を出版したいのです。それは、「利他」だと思うのです。
「きっと叶う。だから頑張って!ベストを尽くして!諦めないで!」と、自分自身のドリームサポーターになります。私にしか書けない本を必ずを書きます。
今こうして、私のブログを読んで下さっている方からも、私は大きな力を頂いています。本当にありがとうございます。
夢をカタチにするために、精いっぱい頑張ります。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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