一期一会(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol13)

先週末の京都は、それまでのお天気が嘘のように春らしく温かくてとても好天に恵まれました。おかげで、友達と楽しい時間を過ごすことができました。


赤羽雄二さんのなんでも相談カフェ

まず土曜日。午前中は、ゼロ秒思考のメモ書きの考案者で、アクティブリスニングの提唱者でもある赤羽雄二さんのClubhouseのルームに入りました。

赤羽さんに直接相談ができるこのルームは、私にとってはとてもありがたいものです。

今企画している中村郁さんの講演会の集客の状況や、NPO法人設立に向けての進捗状況などを赤羽さんにお話ししました。赤羽さんからは、ポジティブフィードバックを頂きました。

そして、石垣島の生母に会いに行くのをやめたことについて話しました。前のブログに詳しく今の生母の状態については書いたのですが、心が揺らぐ(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol12 )|暮島葉月 (note.com)
とても会いに行ける状況ではないなと思い、行かないことを選択しました。

幼かった私と弟と別れてまで、男の人と生きる道を歩んだ生母。私も弟もずっと、「捨てられた」と思って生きてきました。

赤羽さんの「捨てたのではなく、捨てさせられたのですよ」という言葉が私の心を動かして、会いに行こうと思ったのですが、やっぱり認知症が進んで、色々と問題行動を起こしている生母を受けとめられる自信がないのが、行かない選択をした一番の理由です。

そしてお金の問題も。石垣島まで行こうと思ったら、けっこうなお金を準備しなければいけません。

生母を赦していないわけではないのです。生母の孤独感も理解できるつもりです。運命の歯車が少し狂って、弟と私は、生母と別れて暮らすようになったのだと思います。みんな辛かった、みんな淋しかった。そう本当に淋しかったのです。

生母の面倒を見てくれている伯父と伯父の奥さんに感謝して、私は私がやるべきことをしっかりやっていきます。それが生母への親孝行でもあり、亡くなった父と継母への親孝行でもあると思って、頑張ります。


ラオス産の豆のコーヒー

監事を引き受けてくれた!

土曜日の午後は、自転車で40分かけて、一乗寺の珈琲焙煎処桃栗さんに行ってきました。

桃栗さんで、月に一度、私の主宰する会のSafe Space ほっこりのイベントをさせていただいているのです。

桃栗さんは、一箱本棚というのをやられていて、私もその一箱本棚のオーナーになっています。そのお金を払いに行きたかったのです。

桃栗さんに用事があった私に、大好きな友達がつきあってくれました。

私も大のコーヒー好きなのですが、友達も大のコーヒー好き!深煎りのコーヒーが好きな私は、ラオスの珈琲豆を選びました。友達も同じものを(好みの珈琲を選べるのです)。

自家焙煎した豆を、その都度挽いて淹れて下さる桃栗さんの珈琲は、本当に美味しい!すごく幸せな気持ちになりました。

もちろん、友達との会話も楽しくて。傾聴の勉強をいている友達は、とっても聞き上手。気分がよくなった私は、ついついいっぱいしゃべってしまいました。

最近読んで、「京都のことをもっと知りたい!」と思うきっかけになった「京都の平熱」


という本を友達に貸しました。

「一緒に寺社仏閣巡りとかしましょう!」
という友達の提案に、
「行く行く~!」と即答した私。

これからいい季節になるし、長年住んでいても行ったことのないところが京都にはいっぱい。なんか楽しいことになってきました。

そんな友達が、私が代表でNPO法人の設立をしている会の監事を引き受けてくれました。(遊んでいるだけではなく、ちゃんと仕事もしているのですよ)

友達は、とにかく人柄が素晴らしいし、私の気づかない細かなところに気づいてくれる、とても頼りになる存在です。なので引き受けてくれて、本当にありがたいし嬉しいです。


友達と鴨川でお花見

お花見

そして日曜日は、友達とお花見。私の家の近くの鴨川で、日本人の友達とその旦那さんのニュージーランド人。それからフランス人の友達2人と私の計5人でお花見をしました。

桜が咲いているか心配で金曜日に1人で見に行った時は、ほんの少ししか咲いていなくて。

でもでも、この土日の暖かなお天気のおかげで、咲いてくれました!見事に咲いてくれました!

友達夫婦がバッチリの場所を取ってくれて。みんなで持参したお弁当やらを食べたり、ビールを飲んだりしながら(私はノンアルコールビールでしたが)、楽しいひと時を過ごしました。

フランス人の友達の一人は、とてもお料理が上手。美味しい手作りのキッシュと、手作りのチョコレートケーキを持ってきてくれて、みんなで頂いて。

もう一人のフランス人の友達は、フランスの美味しいクッキーを持ってきてくれて、私はクッキーモンスターのようにパクパクとそのクッキーを食べて。

お花見の後は、私のアパートでみんなでコーヒーを飲んで、またまた楽しく語り合いました。

勉強し始めて約半年のフランス語。まだまだ会話ができるレベルではないのですが、フラン人の友達が話す会話の中で、聞き取れる単語もありました。

「フランス語、もっと話せるようになりたいな」と思いました。

1人のフランス人の友達は、「日本で働きたい」という夢を持って、今日本語学校で日本語を勉強しています。彼の夢、叶うといいな。いや、きっと叶うはず!


フランス人の友達の手づくりキッシュ
この桜は、その一瞬のもの

一期一会

フランス語や英語、そして日本語で話しながら、楽しい時間を過ごすことができた私たち。生まれた場所も国も違って、育った環境もバックグラウンドも違う私たち。

そんな私たちが、ともに同じ時間を共有することができて、思い出を作ることができたことの不思議さを思わずにはいられませんでした。

À bientôt!(またね!)と言って笑顔で別れた私達。私たちは、また会うことができます。でも、この一瞬という時は、二度と巡ってはきません。

来年、もし桜の下でまた会えたとしても、その桜はこの時に見たものとは違ったものであるはずです。私たちも変わっているかもしれないのです。

一期一会・・・。

二度と巡ってこない時だからこそ、一瞬一瞬を大切にしたいな。
結んだ縁を大切にしたいな。

五分咲きの桜の木の下で過ごした時を、そんな思いで振り返った春の日でした。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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