苦しかったことにもすべて意味がある(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol11)
「7日間で『幸せになる』授業」 慶應義塾大学大学院教授 前野隆司さん著
ワクワクした日々
先週の土曜日から昨日までは、とてもワクワクした日々を過ごしました。ワクワクしただけではなく、やるべきこともこなすことができた日々でした。
心が整った土曜日
お昼に友達ご夫婦が遊びに来てくれました。このご夫婦、かなりユニークなライフスタイル。一年の半分を京都で、一年の半分を沖縄で暮らしておられるのです。
ひよこ豆のカレーなどを私が作って一緒にお昼ご飯を食べました。
本をとてもたくさん読まれる旦那さん。本のことについてなど、色々話しました。
「虐待って、今問題になっているけれど、僕は日本という国自体が、世界から虐待を受けていると思う」と旦那さん。
「本当に。日本って平和な国だと言われているけれど、これだけ多くん人が心の病に苦しんでいる。とても平和な国だとは思えない」と私。
それからも、戦争のことや、音楽のこと、フランス語の勉強の事、本のこと、京都の事など深い話をたくさんしました。私がNPO法人をなぜ立ち上げようかと思ったかということについても話しました。とても濃い時間でした。そしてワクワクする時間でした。
旦那さんには、赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」の本と「京都カフェ散歩」の本を。奥さんには、京都のガイド本をお貸ししました。
それから旦那さんの運転する車で、女性のための食糧支援のボランティアのオリーブへ。おいしいお弁当を100円で提供するオリーブの活動のボランティアに私も参加しています。
友達ご夫婦はお弁当を買ってから帰ったのですが、私は残って片付けも手伝いました。
片づけた後は、ボランティアのリーダーの廷美さんの淹れて下さった珈琲でおしゃべりタイム。
このおしゃべりタイムが楽しくて、私はボランティアに参加しているのかも。なんというか、心が整うのです。他のボランティアの方もいい方ばかり。温かな気持ちになれます。ご縁に心から感謝です。
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頑張った日曜日
午前中は、NPO法人の設立メンバーになって下さる方達とZoom で話しました。
私がなぜNPO法人を設立したいと思ったかということを話したりや、皆さんの自己紹介と活動に参加しようと思った理由についてもお聞きしたりしました。
参加された多くの方が、「葉月さんが一生懸命やっておられること。その思いに賛同したから。応援したいと思ったから」と言って下さったのがとても嬉しかったです。
勇気を出して自己開示して下さった方もいて。そのことに感動もしました。
これからの道のりは決して平坦ではないけれど、「このメンバーとならきっとうまくいく」そう確信も持てました。やれることをやれる範囲でだけど、精いっぱい頑張ります。
日曜日の午後は、街へ買い物に行きました。
夕方には、土曜日に来た旦那さんが、出町のふたばの豆餅を持ってきてくれて。またいろいろ語り合いました。語り合うことのできる友だちがいるって、本当に幸せ。
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友達が帰ってからは、ネットで調べた、京都市内の発達障害に関わっている施設や学校クリニックなどをピックアップしたリストを作って、5月19日の中村郁さんと阿部ひろ江さんのイベントのチラシを送るため、封筒にあて名書きを。けっこう大変な作業でした。でも頑張りました。
満員になった会場をイメージしながら、頑張りましたよ。
とても濃かった月曜日その①
月曜日は、午前中は、あて名書きした封筒にチラシとお手紙を入れて、郵便局に投函しに行ってきました。
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それからフランス語の勉強をしたり、今読んでいる、次男から借りている「未来のルーシー:人間は動物にも植物にもなれる」
という本を読んだり。人類学者の中沢真一さんと、人類学者・霊長類学者で、京都大学の総長の山崎寿一さんの対談のこの本、すごく面白いです。「次男が、こんなに深い本を読むんだ」という驚きも。
お昼ご飯を食べてから、大徳寺前のバス停近くのカフェ、「はうす結」さんへ。ドイツ人のフランチェスカさんという友達と一緒に行きました。
フランチェスカさんは旦那さんが日本人の建築家で、ご自身はドイツ語を教えながら、女優として、写真なを撮ったりして等のアーティストとして活動されています。コンテンポラリーダンスも踊られます。人柄も素敵な大切な友達です。
「表現する場が欲しい」とずっと言っていたフランチェスカさんに、「はうす結さんを紹介しよう!」と思って昨日、一緒に行ってきました。
「すごい!素敵な空間ですね!」と、一目ではうす結さんを気に入ったフランチェスカさん。お店のスタッフさんとも意気投合。それだけでなくお客さんとも意気投合!すごく楽しくワクワクした時間になりました。
フランチェスカさんのコンテンポラリーダンスとダンスのワークショップ、そして写真や絵の展示の日程も10月20日(日)に決まりました。ワクワクがまた一つ増えました。
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とっても濃かった月曜日その②
夕方は、生母の兄、私の伯父夫婦が京都に来ているので、晩ご飯を居酒屋さんで一緒に食べました。
伯父夫婦には認知症の生母が、すごく迷惑をかけていて、とてもお世話になっているのです。
「お母さんがお世話になっています。ご迷惑をかけています」というと、
「はい、お世話しています。迷惑かかっています」と言って笑った伯父の奥さん。
「ですよね~。本当にすみません。そしてありがとうございます」
というのが精いっぱいだった私。お二人には感謝するしかないです。
認知症がどんどん進んでいる生母。私のことがわかるうちに会っておきたいと思って、6月に石垣島に、友人のシンガーソングライターの阿部ひろ江さんと一緒に行こうとしています。私があまりお金に余裕がないので、伯父夫婦の家に泊めてもらおうと。
「できれば、ひろ江さんのライブもしたいのです」と私が言ったら、石垣在住のピアニストさんに声をかけてみる。出来るだけやれる方向で、そしてみんながWin-Winになる方向で考えてみよう」と。伯父の奥さん。
そんなわけで、6月にも石垣島でのライブを企画することになった私。ワクワクももちろんしているのですが、「やらなければいけないこと」「決めなければいけないこと」がたくさんあって、若干プレッシャー。
ゼロ秒思考のメモ書きと毎日つけているやることノートで、タスク管理をしっかりして、一つ一つをカタチにしていきたいです。
苦しかったことにもすべて意味がある
今日のブログをここまで読んで下さった方は、私が統合失調症だと言っても信じてもらえないかもしれません。そのくらい今、私は心が安定していて、前向きに活動できています。
たくさんの人の支えによって、今の自分のように生きられるようになりました。もちろん自分でも努力しました。
前野隆司さんの「7日間で『幸せになる』授業」の7日目の章にこんな言葉がありました。
「自分の過去を冷静に見るうちに、マイナスの経験はすべて自分を成長させてくれた、感謝するべきことであることに気がつきます。
人生のすべてのピースはつながっています。
苦しかったことも、悲しかったことも、すべて意味がある。すべて今の自分を形成している。
このことをありのままに受け入れてみると、不幸と悩みのサイクルが幸せと感謝のサイクルへと転換します」
素適な言葉だと思いませんか?
そう、すべてはつながっているのですよね。
そして苦しかったことにも、悲しかったことにも、すべて意味があるのですよね。
そんなことを考えながら、今日はゆっくりと自分を整える時間を過ごしたいと思っています。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。