統合失調症でも楽しく生きられるVol18
第7の習慣・刃を研ぐ
刃を研ぐ
「7つの習慣」の第7の習慣は、「刃を研ぐ」です。
自分自身の価値を維持して、高めていく習慣です。自分という人間をつくっている4つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぎ、再新再生させるための習慣です。
自分を道具だと考えてみましょう。道具は、手入れをしなければ錆びて、切れ味が悪くなってしまいます。でも、手入れをしながら使い続けていると、よい仕事を効率よく進めるための、強い味方になってくれます。
人間も同じです。できるだけ効率よく、大きな成果をあげたければ、日々、自分という道具を磨いて、切れ味を良くしておくことが大切なのです。
肉体を磨く
健やかな体を保つことの大切さは、言うまでもありません。
体によい食べ物を食べ、きちんと休息をとり、定期的に運動することで初めて、私たちの体と頭は、よい働きをします。
「運動する時間がない」「めんどうくさい」という人もいるでしょう。でもこれは、大きくゆがんだパラダイムです。1週間に3時間から6時間程度
、1日おきに30分くらい運動すればいいのです。
運動は、第2領域に入る活動ですが、怠っていると、体調を崩したり、病気になったりして、第1領域の緊急事態を招くことになりかねません。
運動と同じように、食事も、休息をとることも大切です。
精神を磨く
精神的側面は、人間の核であり、中心であり、価値観を守り抜こうとする意志です。
周りの人とぶつかったり、たくさんの仕事に追われたりしたときに、平常心を保って、冷静に行動するためには、精神=心をみがくことが役に立ちます。
「心をみがく?どうやって?」と思うかも知れません。でも、方法は簡単です。音楽を聴いたり、自然の中でリラックスするなどして、自分が、心の奥からホッとできる時間をつくるのです。
こういう時間を少しでもいいので毎日持つこと。そうすれば、周りの状況に振り回されない、冷静な心を保つことができます。
知性をみがく
知性をみがくというのは、知識を増やしたり、色々なことを経験して、自分で考える力をつけるということです。
多くの人は、学そ校を卒業したら、学ぶのをやめてしまします。社会に出てしまうと、勉強する時間は、自動的に減ってしまいます。だからこそ、本を読んだり、自分の考えや体験などを文章にする習慣を自分で身につけることが大切なのです。
重要なのは、世の中にあるさまざまな考え方を知り、知識を深めて、自分の考え方を客観的にとらえ直すことです。これは、第3の習慣を深めることにつながります。
社会・情緒的側面をみがく
私たちの情緒は、おもに人との関係によって育まれます。他者との関係を築く、第4、第5、第6の習慣を実行するために必要な、私的成功のレベルを獲得し、公的成功のスキルを身につけなければなりません。
心の安定は、自分自身の内側から生まれます。頭と心に深く根付いた、正確なパラダイムと、正しい原則から生まれます。
心の奥深くにある価値観と一致する習慣を日々実践する誠実な生き方、内から外へ、インサイド・アウトの生き方から生まれます。自分の価値観に誠実に生きることが、自尊心を呼び起こす源です。
心の平和は、自分の生き方が正しい価値観と原則に一致していて初めて得られるものです。
人に奉仕し、人の役に立つことも心の安定をもたらします。
「7つ習慣」を学んで
「7つの習慣」は、本当にたくさんの気づきを私に与えてくれました。そして、こうしてブログにまとめることで、より理解を深めることができました。
インサイド・アウトと、信頼口座の箇所が、特に心に響きました。以前の私は、自分が抱える問題を外側のせいにしていたからです。
関心の輪と影響の箇所にも、考えさせられました。自分の力が及び、変えていける、影響の輪に力を集中させようと思いました。
原則中心で生きることの大切さも、心に響きました。私の原則は、「貢献」です。本を出版することによって、統合失調症や、心の病を抱える人や、生きづらさを抱える人たちを勇気づけることに貢献したいです。
「7つの習慣」を学んで、私は、自分自身が成長したことを感じています。本当に素晴らしい本です。まだ読んでいない方は、ぜひ手に取ってみてください。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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