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シナジーを創り出す(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol94)

「7つの習慣 人格主義の回復」
スティーブン・R・コヴィー博士著


理事のみんなとのZoom 

昨日の夜はSafe Space ほっこりの理事のみんなとZoomで話しました。

「なぜこの活動をしようと思ったのか?」
「誰を対象者とするか?」
「どんなビジョンを持っているか?」
という、とても大切なことをみんなで話し合いました。

みんなそれぞれの熱い思いを語ってくれて、すごく良かったです。

私は、自分が統合失調症を発病したときに、「心の安全基地」がなかったこと。それがあれば、病気にならずにすんだかもしれなかったこと。だから「心の安全基地」の必要性と重要性を強く感じていて、そのためにこの活動がしたいと思った事を話しました。

対象者は、精神疾患の人だけにとどまらず、生きづらさを抱えている人。ありのままのその人を受け入れて、その人に安心してもらいたいと思っている事を話しました。

ビジョンは、私たちの会と関わることで、その人が自分自身を肯定することができて、安心して外の世界に飛び立っていけるような、空母・ベースキャンプのようなものをイメージしました。傷を抱えていても社会復帰ができるというか。

「一歩踏み出そう」としている人を応援したいのです。

みんな、色々な意見を出してくれて、そのどれもがとても素晴らしくて、すごく実りある時間でした。

「このメンバーに出逢えて良かった!」
「このメンバーと活動することが出来て良かった!」
と改めて思いました。

来年には書類を整えて、NPO設立に向けてみんなで頑張っていきます。NPO設立はゴールではないです。そこからがスタートで、私たちの真価が問われます。頑張ります。


シナジーを創り出す

昨日はシナジーが生まれました。たしかに生まれました。

では、シナジーとはいったい何なのでしょう?

「7つの習慣」によると、

「シナジーとは、簡単に言えば、全体の合計は個々の総和よりも大きくなるということである。

各部分の関係自体が一つの『部分』として存在するからである。しかもそれは単なる部分ではなく、触媒の役割を果たす。人に力を与え、人々の力を一つにまとめるうえで、もっとも重要な働きをするのである」

「冒険心、発見しようとする精神、創造しようとする精神を持ち、一歩を踏み出すには、確固とした内面の安定性が必要となる。

居心地の良い自分の住処を離れて、未知なる荒野に分け入っていくとき、あなたは開拓者となり、先駆者となる。新しい可能性、新しい領土、新しい大地を発見し、後に続く者たちのために道を開くのである」

1+1が10にも100にも1000にもなるのを、私は昨日の理事のみんなとのZoomで体感しました。一人の持つ力には限界があります。人の意見をしっかり聞いて取り入れる。そのためにはやはりアクティブリスニング力が求められます。

私は心を開いて、人の話を真剣に聞きたいです。アクティブリスニングをしたいです。それが私を成長させてくれると思っているからです。


自分と異なる意見も聞く

私はいま好きな人がいます。女性です。とても素敵な女性です。先日彼女が息子さんと元旦那さんと、伊勢に行ったという話を聞いて、すごく心が揺れてしまったことをブログに書きました。ありのままの自分にOKを出す(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol 89)|暮島葉月

「元のサヤに収まるのではないか?」
と心が激しく揺れ動いてしまったのです。私はその気持ち彼女に正直に伝えました。

彼女は、
「モヤモヤさせてしまってゴメンね。元のサヤに収まることは、100パーセントないよ。安心してね。

元旦那さんとは嫌な思い出があるけれど、嫌な思い出のままで終わらせたくないというか。新しい関係を構築していきたいと思っているのよ」
と話してくれました。

「新しい関係を構築していきたい」
というのは、私にはない考えでした。
「なるほどな~」
とすごく納得しました。

私とは異なる彼女の意見。私にはない彼女の考え。自分とは異なっているからと言って、自分にはない考えだからと言って、耳をふさいでしまっては、私は彼女のことを深く理解することができません。二人の仲もギクシャクしてしまうでしょう。

自分と異なる意見に耳を傾け理解しようとすることは、とても大切なことなのではないでしょうか?

彼女を大切に想っているからこそ、本当に大切に想っているからこそ、自分とは異なる彼女の意見に耳を傾けて、理解していきたいと思いました。そのことから生まれるものもあるはずです。きっとあるはずです。



自分の本当の姿を見せる

話を理事のみんなとのZoomに戻します。このZoomで、私たちは本当に深くお互いのことを理解することができました。

私は「本当の自分の姿」をみんなに見せて、伝えました。統合失調症を発症したときに私が抱えていた苦悩も伝えました。

「本当の自分」「ありのままの自分」を人に見せるのって、怖いですよね?勇気がいりますよね?

「本当の自分の姿」を見せることによって、相手が自分を理解してくれることってあると思うのです。

理事のみんなの中には、難病を抱えている者や、壮絶な虐待を受けて育った者もいます。他の理事もまた傷を抱えています。その傷をその弱さを、私たちはお互いに安心して見せることができています。仲間を心から信頼しているからです。

「本当の自分の姿」「ありのままの自分の姿」を見せて、受け入れてもらえた時、私たちは深い安心感に包まれるのではないでしょうか?そんな会にSafe Space ほっこりをしていきたいです。

「7つの習慣」にはこうあります。

「自分の本当の姿を見せ、自信を失った経験も含めて自分のことを率直に話すほど、それを聴いている人たちは、自分の経験を正直に話しても大丈夫なのだという気持ちになる。

するとあなたの正直さが相手の精神を養い、そこに真の創造的な共感が埋めれ、新たな洞察や学びがもたらされる。こうして次第に気持ちが高揚していき、冒険心が刺激されて、コミュニケーションのプロセスはシナジーへと向かっていく」


彼女とシナジーを生みだしたい

いま大好きな彼女。本当に大好きで、毎日彼女のことを思っています。

「口づけしたい」
「彼女に触れたい」
という直情的な感情もあります。彼女はすごく魅力的な女性だから。本当に魅力的なのです。

でもそれ以上に、
「彼女を幸せにしたい」
と思っています。深く彼女を愛しているから。

彼女と私。二人が真の意味で幸せになるには、お互いにシナジーを生みだしていくことが必要だと思います。

そのためにはお互いの話をしっかり聞く。アクティブリスニングをしっかりする。特に私は彼女の話をしっかり聞く必要があります。

夢をカタチにするために、
彼女と幸せに暮らすために、
しっかりアクティブリスニングするということを意識したいです。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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