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【梨×かいばしら×頓花】『行方不明展』『つねにすでに』トークイベント【覚え書き】
今回は、12月22日に丸善ジュンク堂書店で開催した『行方不明展』『つねにすでに』トークイベントの個人的メモを書いていきます。
ゲストはYouTuberとして有名な、かいばしらさん。
梨×かいばしら×頓花(株式会社 闇)の御三方でトークに花が咲きました。
私はアーカイブ配信で視聴しました〜
◎冒頭(自己紹介、書籍説明)
・いつものごとく、布で四方を囲われた梨さんが真ん中に、左右に頓花さんとかいばしらさんが配置されスタート。
「平安貴族みたい」だと目隠しをネタにする3人(笑)
・かいばしらさん、映画紹介のユーチューバーという認識だったけど本業は俳優さんなんですね……?
前に『初恋ハラスメント』出てたよね!
・梨さんが「闇の方々」って言ってるの毎回面白く聞こえてしまう😄
・『行方不明展』には、かいばしらさんを関係者枠で招待。
・かいばしらさんは、梨作品の解説動画をたくさん出しています。
梨さんは、かいばしらさんが紹介してた『はたらく細胞』の映画を観て涙ビショビショになって帰ってきたとか😅
・かいばしらさんの『かわいそ笑』の紹介動画で、夢小説の寸劇が『幽遊白書』なところが世代的にマッチしてて、梨さんが「ぜひ話してみたい!」と、今回キャスティングしたそうです。
・頓花さんも梨さんと仕事してる中で、作品中で全くわからないとこは普通に聞くらしい。
◎『行方不明展』について
・かいばしらさんに、展示会の感想を語ってもらう。
梨作品への印象が「知らないうちに作品に参加させられている」というものだった。そうだよね〜
・梨さんからのネタバレとしては「行方不明展って、ザックリいうと “異世界転生モノ” なんですよ」。
「じゃあ、異世界転生したとして、キミたちって本当に幸せに生きられると思ってるんだ?へぇ〜」という気持ちで作ったそう。
・オカルトマニアであっても、知識がない一般の人であっても、普遍的に楽しめるよう意識して作った展示会なので……
写真撮影、インスタやTikTokにアップすることを想定してフォトスポット的な展示を作ったりしたんだとか。
宣伝効果はバッチリでしたね。
・ウェブ記事用の制作陣の記念撮影では一番梨さんが笑顔……なんだけど、その写真が公開されるときは顔面隠されちゃうという(笑)
・ゲームボーイアドバンスは、大森さんが急に持ってきたんですって。
ちょっと空いてるスペースを埋めたくなって、コンセントがあるから……ゲーム機という流れだったみたい。
・会場は何か所か候補があって、決定しきる前から梨さんは内容を書き始めてたらしい。
文章系は梨さん担当で、大きな展示物(電話ボックスや土の山など)は大森さんが担当。
あの土の山の大きさは頓花さんも梨さんも想定外で驚かされたそう(笑)
望遠鏡はヤフオクで買ったらしい。
・100円ガシャポンは闇の発案。
「ああいうアコギなやつはだいたい闇です」と頓花さん。
うん、怪文書展でもやっていたね。
展覧会の思い出が欲しいという気持ちと、100円だったら手に取りやすいという気持ちが合わさって出来たガシャポン。良いお土産よね〜😌
頓花「バカバカ売れた(笑)」
◎『つねにすでに』について
・かいばしらさんはネット連載のときから読んでいたそう。
書籍紹介文の寄稿もお願いしている。
・怪文書展後に、インターネットを舞台にしたクロスメディアな作品を作りたいと頓花さんが思って「一緒に祭りを作りませんか」と誘ったそう。
・『つねにすでに』は文章ではない作品が多数あるので、書籍版はガイドブック的な立ち位置。
書籍にQRコードが添付されているので、読み取ると動画や音声を再生することができる。
・かいばしらさんがネタバレ回避しながら作品の説明をする……んだけどその題材に思い当たるフシがない……🤨
なんと、かいばしらさんが全く違う動画を梨作品だと疑って視聴してたという笑い話だった😂
・梨さんがホラーじゃない「普通の記事」をオモコロに上げたとしたら、読者には最後まで疑われながら終わるだろう、と頓花さんとかいばしらさんに言われている(笑)
・「タランテラ・ソルフェージュ」の話について。
ピアノ音声の録音には梨さんも監修として参加していた。
元、合唱部なので専門的な用語でピアニストに指示出ししてたとか。
・「チャネリング」の話。
Discordのチャットbotがコックリさんポジションですが。
梨さんが「これ、作ってもらうことってできますか?」と頓花さんに軽くお願いした結果物が「Kidnappers」の “回答者” ってこと……!?
「これができたら嬉しいんですけど無理ですよね……」と言われ頓花さんは「そう言われたらやるしかないでしょ!?」と着手したらしい(笑)
・ウェブ版のエンドロールで読者の名前を載せるシステム。
アクセスカウント二億回。
サーバーにお金を払うために、一晩でウン十万円が飛んだらしい……ヒェ😰
みんな、書籍買って還元しよ……!
・サイトが一度消えた話。
梨「あらゆるインターネットを網羅しようというところから始まってるし、インターネットロアの思い出というか、そういうものを再現しつつひとつの連載プロジェクトにしたいなと思っていたんですよ」
「溜まってからまとめて読む」勢への牽制として、一度消した(笑)
ネット上でブックマーク先が消え、作者を追えなくなる経験。
インターネットは一期一会……
推せるうちに推せ。
消すのも大変だったけど、戻したあとも大変。
改編を足したので、その後から全てが疑われるようになってしまった(笑)
全てに意図があると考察されていて、
サイトに少しでも変化があると通知がくるシステムをファンが作成してた話も……
Discordコメント欄に仕込みはいなかったそうですよ!
これもサーバー内で疑われてましたよね……
・「find mary」謎解きの話。
クリアまで72時間くらいをみてたのに、1時間半くらいで全て解かれてしまった話。
現地でのイベントも、梨さんの一言で急遽決まって1ヶ月くらいで用意したとか……すご……
現地イベントは人数制限があるため、難しい問題を解ける称賛されるような人が参加するなら文句は出にくいだろう、と難しめに設定した。
「誰も来なかったらどうしよう」という心配すらあったが、梨ファンを信じる気持ちもあって……
実際は一瞬で枠が埋まったそうです。
平日昼間に開催で、しかも2日前に告知されたのに。すごい熱意……!
◎梨さんについて
・はい!🙋🏻♀️
「梨さんに呪われることがファンサ」だと思ってるファンのひとりです!
梨さん作のホラー夢小説お待ちしてます!
四季凪さんのバースデーASMRの話。
訓練された梨ファンは恐怖の悲鳴も黄色くなる。確かに☺️
・梨さんが将来的に謎解き脱出ゲームを作るとして、問題点は「最後スッキリして終わるホラー」は梨ホラーの対義語(笑)であるということ……
脱出できたのに来場者が肩を落として帰っていくのが理想らしい。
頓花さんの分析によると、ハッピーエンドじゃない終わり方でも受け入れられる土壌ができてるのではないか?
意外とイケるのではないか?という話。
梨「ホントに私もいつかね。人を閉じ込めたいんですけど」
・頓花さんは、梨さんが塩っけのあるものを食べてる姿を見たことがないんだって……本当、甘党なんだね……
・梨アイコンのキャラの由来。
梨さんは中・高・大学時代は合唱部に在籍。
そこで大量の楽譜に取り違え防止の名前を書く代わりに「ぶにに」を描いていたという。
ここ11年くらい使ってるキャラ。
・サイン書くのめちゃ早い話。
梨「なぜなら一文字だから」
一文字だけだと忍びないのでキャラを描いてるそう。
描き込み具合で、その日の梨さんの忙しさがわかる。(時間があればキラキラ、ほっぺに描き込みなどがあるそう)
・かいばしらさんの紹介動画のホラー率が高い話。
→ホラーコンテンツは元から好きだったから、必然的に恐怖系に偏ってきただけらしい。
・梨さんもポケモンは通ってきた。
梨40代男性説、30代女性説が出ていたが、正解は2000年生まれの20代男性。
洒落怖全盛期にネットデビュー。
2ちゃんねるの有象無象の書いた文や「赤い部屋」「なつみSTEP」などのホラーFLASHで怖い話を吸収してきた。
小説はその後に知っていった。
・梨さんはお題を出したりルール縛りをしたほうがウキウキして作るらしい。
フォーマットを壊したいとか。
・『このテープもってないですか?』でいとうせいこう氏が狂ったのは梨さんのせい(笑)
・フェイクドキュメンタリーのにおいがする話題が出ると、梨さんが関わってると疑われてDMに問い合わせが来るらしい。背筋さんと間違われたりね。
DMの問い合わせによって、現在のホラーの流行りを知るという(笑)
・日常のありとあらゆるものがどんどん梨ホラーの題材に使われている恐怖。
早いもの勝ちだという思考で領土争いのように取っていってるみたい。
梨「制空権をいつ取るか」
今はセンター試験をホラーにしようとしてる。(→1/9にオモコロで発表されました!)
かいばしら「“教育×ホラー” だと前のめりになって勉強してくれるかも?」
頓花「梨ホラーを読んでる時の読者、IQ上がってる!」
梨監修の不穏な漢字ドリル。
でも吉田悠軌さんがすでにやっているから算数ドリルに進出か?😅
レシピ本ホラーとかいう新しい発想。
・オモコロメンバーとは頻繁に会うらしい。
特にモンゴルナイフさん(梨さん曰く“戦闘力の高い女性”)とは月1〜2回くらいで、パフェを食べに行く。
彼女だけが唯一、梨さんのことを「なっちゃん」という渾名で呼んでいるとか☺️かわいい。女子会じゃん。
・「梨=ARuFa説」や「雨穴=ARuFa説」の話。
梨、雨穴、加味條さんとホラー作家が増えてきたオモコロ。
楽屋で『深淵のテレパス』面白いと盛り上がったらしい。
・梨さんのこれからの立ち位置としては、ホラー小説家だけでなくホラー作品の構成や監修ができる人材になろうとしている?
「梨さんはメディアミックスが上手い!」「仕事めちゃくちゃ早いし優しい。人当たりが良い。」と宣伝する頓花さん(笑)
梨さんは集団で何か作り上げるのが好きだそう。
色んなメディアで活躍する未来があるかもしれないですね!😄
◎質問コーナー
✽ホラーに興味を持ったきっかけ、体験について
・かいばしらさん
→霊感や体験がないので、憧れがある。
でも最近体験したヒトコワ的な話を披露。
かいばしらさんの成りすましアカウントが、本人のものだと思われて言動が勘違いされてる恐怖。
本人の意図しないものがSNSで一人歩きしてしまう恐怖。
・梨さん
→オカルト板での画像荒らしによる「オールドマンのグロ画像」に興味を持ちSCP財団に入った。
少年梨「え〜、なにこれ面白い!」
・頓花さん
→怖いの苦手だった。
鑑定スレでは鑑定してもらう側。
(ちなみに梨さんは鑑定する側)
「赤い部屋」とかのFLASH作品で「インターネット×ホラー」という体験がホラテクの原体験。
✽好きな食べ物は?
・かいばしら
→うどん、グラタン、もんじゃ。粉物。
・梨さん
→みなさんご存じ甘いもの。
先日、10人くらい集めてクリスマスパーティーの前哨戦をしたという。
梨さん幹事でケーキを30個くらい用意して、1人3個ノルマで食べたとか。
行きつけのケーキ屋が30個。
表参道、自由が丘、恵比寿によく行く。表参道の「ドルチェマリリッサ」のめちゃくちゃ可愛いケーキがオススメ。
アフタヌーンティーが美味しい「リッツカールトン」へ、加味條さんと背筋さんを連れて行ったらしい。
その場ではホラーの話するとトークイベントで話すネタがなくなるので、違う話をするんですって。
最近はSteamの「Baba is you」という難しめのゲームをしてるとか。
梨「たぶん30年くらいかかる」
QuizKnockの人たちが合宿をして1週間かけてクリアした難易度……!
かいばしら「梨さんの60人(findmaryの現地参加者)にDiscordで投下したら1時間で解いてくれるかも」
✽好きなコメディ映画は?
・かいばしら
→『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
あらすじはありきたりだから説明しづらいけど、観ると面白い!となる作品らしい。
・梨
→『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』
・頓花
→『リバー流れないで』などヨーロッパ企画さんの話。
✽もしも自身が怪異に出会ったら受け入れるか?足掻くか?
・頓花→あがく
・かいばしら→足掻いて、それをNetflixに上げる。
・梨
→それで死ぬのは癪なので嫌だから、ギリギリまで受け入れてから足掻く。
「もし怪異が目の前に現れたら満面の笑みで “寿司ざんまい” の社長のポーズをする」と語る梨さん。
基本はウェルカム。
✽行方不明展で落ちていた写真の意味は何か?
→「世界一美味しくなさそうなオムライス」「大皿の上の白子」「たけのこ族」などの写真を置いておき、その場所に紐づく「忘れられてしまった記憶」のようなものを表現したらしい。
最後にスクショタイム。
拡散してオッケーな画像を撮らせてもらえました✨
![](https://assets.st-note.com/img/1736035968-5c06yoRFUQBfIsWxYPqLjVlr.jpg?width=1200)
テンポ良く話が進む、濃密なトークイベントでした!
・かいばしらさんが『つねにすでに』を紹介した動画も貼っときますね。
初見の人にも内容の良さを伝えようというのがめちゃ伝わってくる〜