【📼考察②】『このテープもってないですか？』【ネタバレあり】

2023年1月10日 16:40

お忙しいところ恐縮！
これは、『このテープもってないですか？』の考察記事という名の一個人の解釈です。

これに引き続き、考察記事を書いていきます。ネタバレしてますよ〜

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ネタバレ！

◉『オンボさん』について

御戊＝隠戊宏光＝@hiromitsuonbo

・『ミッパラ』に方向音痴のビデオ投稿したのは『埼玉県 御戊さん』
・『このテープ』に『ミッパラ』の録画ビデオを送ったのは『埼玉県在住 隠戌宏光さん』
・そして、梨さんが示したTikTokの投稿者名は『@hiromitsuonbo』

たぶん、同一人物ですよね。

・方向音痴の悩み相談をしていた男性が御戊さん本人かは定かでないけど、もしそうだとしたら現在では高齢だよねぇ。　
まあ、生きてる人間とも限りませんけどね……

・ちなみに名前はここから来てそう。

隠亡（おんぼう）は、日本史上において、火葬場で死者の遺体を荼毘に付し、墓地を守ることを業とした者を指す語。
「隠坊」「御坊」「煙亡」とも表記し、地域により「オンボ」と呼ぶこともある。

差別用語らしいので、別の漢字を当てたのかな？

・ここから想像するに、オンボさんは赤ん坊の遺体を燃やす仕事をしてたとか……？

・すると、TikTokの@hiromitsuonboは「よっちゃんをさがしています」ではなく「よっちゃんをこがしています」の可能性も。
文字が潰れて読みにくかったから……
「a burnt child dreads the fire」の「burnt」＝「焼けた」「焦げた」の意

・よっちゃんを探すポスターには執念のようなものが感じ取れたので……
「もう死んでいて存在しない子供を探す」
⇨「死んだ子供を再び生まれ直させる」ことに繋がるとか？

・オンボさんの正体とか、由来は謎のままの部分なんだろうな〜、と思う。

◉坂谷には自身の水子霊が取り憑いてる？

・数々の不倫スキャンダル、さらには隠し子騒動を経験する坂谷には、墮胎させた経験もありそう……

隠し子だって、ちゃんと認知してなさそうな雰囲気なんだよね。（ニコニコ大辞典参照）

もし、そうだと仮定するならば、色々と符合することも多い。

・全ての原因と思われる御戊さんからのビデオレター。
ここでは男性が”道に迷う”ことで困っていると相談する。
泣いてる赤ん坊の声に「大丈夫、大丈夫、一緒に行こうねぇ」と声掛け。

→これは、墮胎により生まれてこられなかった胎児が、死んでいると気付かず彷徨い（＝道に迷い）、生まれる先を見つけようとしてることを示唆してるのでは？

・一瞬映る、胎児の映像。
窓に見えるホワイトノイズのようなもの。
→井桁が三夜目に言っていた「お腹の中の音と、ホワイトノイズが似ている」ということと繋がりそう。

すると、オンボさんは生まれてこられず彷徨う水子霊の行き先を探している？

◉胎児の霊はどこにいる？

・なんとなく伝わってきたのは、胎児が「母親の胎内」だと思い込んでる「暗い場所」にいるんだろうな〜、と。
・もっと言うなら「胎内の音と似ているホワイトノイズ」が聞こえる「テレビ映像の向こう側」なのかな……

・あと、「蛾が光に集まるように」胎児も光に引き寄せられる習性があるみたいですね。
産道の出口だと思ってるのかな……
蛾が光に集まるのは、月の光と誤認してるらしいです。
そういや『ミッパラ』OPにも満月が映ってますね……

◉坂谷が食べたセミの抜け殻は本物？

・前の記事に詳しく書きましたが、セミの抜け殻を調達するには季節もおかしいし、食べてる音もおかしい。

・ビデオのおじいちゃん「セミの抜け殻」とは言ってないんだよね「ガラ」としか言ってない。
「亡骸」の「ガラ」じゃないよね……？

あっ、あっ、でも漢字を調べると「殻（から）」は「骸（から）」とも書くようですよ……😰

坂谷さん、もしかして赤ん坊の骸（から）食べさせられて……ないよね？

◉今回放送した『ミッパラ』映像は、1985年当時放送したものと同じ内容なのか？

・これ、気になりますよね〜
40年近く昔の生放送バラエティ番組の映像のため、局には残ってなくて今回初めてオンボさんの提供により再放送にこぎつけた。

気味の悪いビデオを流し、意味不明な会話を繰り広げる出演者たち……

こんな番組だったなら、悪い意味で記憶に残ってそうなもんだけど。
しかし、実際は奇妙な番組だったという評判は特に残ってない様子。

◉番組内容に改変が起きたのでは？

・今回の映像が、1985年当時と違う内容だったとしたら、それはオカルト的に考えて、改変が起きている。

・第一夜は比較的、事実に即した内容だったんだと思うけど、途中から坂谷が少しずつおかしくなってますね。
でもエンディングでは次回のゲストを紹介したりと、まだまとも。

・第二夜は、他のレギュラー出演者にまで影響が出てきてるし、赤ん坊の声が入っていたりする。
意味不明な会話が増えてるものの、楽しげな雰囲気でゴリ押した感じ。

・第三夜は完全に狂った展開。
ゲストのシルエットがベビーカーって、ありえない……
会話も彼らしか理解できない内容になってるみたいだし。

こんなん実際に流してたら放送事故でしょ😅

・また第三夜に至っては『このテープ』の番組を意識して改変されてるんじゃないかという点が見られるんですよね……
前の記事に書いたことと重複しますが。

・岡崎に「今年一年はどうでしたか？」と聞いたり、「365日」云々言ってるあたりから、年末っぽい雰囲気を出してる。

→しかし『ミッパラ』は1985年7月に終了しているので不自然。（ニコニコ大辞典より）
→年末に放映してる『このテープ』に合わせた発言……？

・朝戸「昨夜も見逃せなかった映像が盛り沢山ですので、ぜひとも最後まで観ていってください」

→木曜日だけの番組のはずなので『昨夜』という言い方はおかしい。
→もしかして『このテープ』の第二夜を指して『昨夜』と言っている？

◉坂谷の謎口上を解読

解読……したいけど、本当わからん(笑)
各フレーズを抽出して、なんとか形にしようと思います。

「砂漠の籠城に嵌った病の蔵司（ぞうし）、芒（のぎ）に月、出鱈目の坊主が真っ黒に塗り潰した枯尾花、花の蕾の羽化とともに裏返ったパノプティコンの円筒みたいに！」

◈《砂漠の籠城に嵌った》
→ここから連想したのは『蟻地獄（アリジゴク）』
【砂】の中に隠れて獲物を待って【籠城】してるところに、獲物が【嵌る】？

「アリジゴク」
・「ウスバカゲロウ」の幼虫
・捕らえた獲物に消化液を注入し、体組織を分解した上で口器より吸汁する。この吐き戻し液は獲物に対して毒性を示し、しかも獲物は昆虫病原菌に感染したかのように黒変して致死する。
・吸汁後に残る外骨格は、再び大顎を使ってすり鉢の外に放り投げる。

「ウスバカゲロウ」
・「カゲロウ」というだけあってその飛び方はひらひらと舞うようである。
・極楽トンボという俗称がある。

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・「アリジゴク」に「地獄」って付くのも嫌な感じ。
・「黒変して致死」ってあたりで「黒い影」を連想するし、「吸汁後に残る外骨格」って獲物の「抜け殻」ですよね。
ここでも「抜け殻」……
・「極楽とんぼ」って「パラダイス」？

◈《病の蔵司》
上の文脈から考えると、獲物はコレですよね……

「蔵司（ぞうし/くらのつかさ）」
・日本の律令官制における役所の一つ。女官のみによって構成される。
・蔵司の職掌は、神璽、関契、天皇・皇后の衣服を管理することであった。

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初めて聞く単語ですが、関係ありそうなところは「女性」で「神璽」を扱う人ってことかな。
「神璽」とは三種の神器の一つである八尺瓊勾玉 (やさかにのまがたま) のことを指すそうです。
勾玉＝胎児モチーフとかよく言うよね……

【胎児を身籠った病気の女性】？

◈《芒（のぎ）に月》
これは花札の絵柄？
本来なら「すすきにつき」と読むようですが……

「芒（のぎ）」
・コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片（穎）の先端にある棘状の突起のこと。
・ススキのことも芒と書く。

読み方をあえて変えてるということは、ここで言ってるのは「イネ科の植物の頭にピョンと出てる棘」のことだよね……？

◈《出鱈目の坊主が真っ黒に塗り潰した枯尾花》
・「芒に月」は通称「ボーズ」と呼ばれているそうな。

花札の手刷りの際、版木の目に墨が固まり、細かな芒の部分が消えてしまい、黒い山になって出来上がった商品が一般化していた。
この黒い山が坊主頭の様に見える事から、坊主（ぼうず）と呼ばれるようになったらしい。

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これ、【枯尾花＝ススキ、芒】を塗りつぶした【坊主】ですよね？

◈《花の蕾の羽化とともに》
ここ、わからない……
「羽化」するのは「蝶々」とか「セミ」とか上記の「ウスバカゲロウ」とかの昆虫が思いつくんですが。

◈《裏返ったパノプティコンの円筒みたいに！》
これ、ツイートでも少し言及したんですが、考察していきますね。

「パノプティコン（全展望監視）」
・建物の中心に監視塔があり、その中心に向けて囚人の独房が放射状に仕切られて配列されている。
・中央の監視塔から周囲の牢屋全体が見渡せる。
・独房には監視塔に面した窓と、建物の外に向かった窓があるだけで、各独房は仕切りで隔離されている。
・囚人の姿は塔からの光線を受けてつねに見えるようになっており、塔から監視されている。
・監視塔は光ることによって逆光を作り、囚人からは看守の姿は見えない。

要約すると、”明るい中央の塔（円筒）から、沢山の暗い個室にいる人間を見る”構図ですかね。

これを踏まえて《裏返ったパノプティコン》とは？
→たぶん、「見る」「見られる」の関係を逆転させて……

”沢山の暗い個室から、明るい中央の塔を見る”構図。

つまり「各家の視聴者が、中央のテレビ番組を見る」ことを指しているのではないか？

◉パノプティコンで想像したこと

・あと、パノプティコンの構造を調べていて、ふんわり想像しちゃったことがあって。

独房には「監視塔に面した窓」と「建物の外に向かった窓」がある。

・「監視塔に面した窓」＝テレビ画面
・「建物の外に向かった窓」＝いとうと井桁の台詞の「視界の外を見たところであるのは夜の窓くらい」「目を逸らそうとして窓の外」の『窓』なのでは……？

想像してみてください。

独房で中央（＝テレビ画面）を見てる我々が、目を逸らした先にあるのは、後ろの真っ暗な夜の窓。

『このテープ』が放送してるのは”夜の”11時ですからね。暗いですよね。

『ミッパラ』メンバーによる擦り合せでたどり着いた認識。
「裏側の窓から覗き込む胎児の視線」

もしかして、窓の外から胎児ちゃんも一緒にテレビ見てるんじゃ……？😇

・パノプティコンの資料がネット上ではそんなに多くは見つけられなかったんですが……
ウイキペディアに載ってた図を参考にさせてもらうと、窓がちゃんと二枚あるんですよ……

胎児の目は、はっきり見えなくても「暗いか明るいかは分かる」んでしょ？
いつも暗い場所に居るみたいだし……

そんでもって、我々は画面をよく見ようと輝度上げますよね？
明るくなりますよね？
胎児ちゃん、明るい方に寄ってきますよね？

ん〜〜〜〜！😓

◉令和スタジオも「裏返ったパノプティコン」？

・これも、Twitterで少し呟いたんですが。
『このテープ』の収録してる場所が、パノプティコンの構造と似てるなぁ〜、と思ってしまって。

・パノプティコンの図を見てもらうと分かりやすいんですが。
真ん中に出演者がいて、後ろに沢山のモニター画面……小部屋みたいのが並んでて。

↑こんな。
ちょうどパノプティコンの一面を切り取ったみたいな感じに見えてしまって。

・番組の一番最後に【同封されていたVHSテープ】の映像が後ろのモニター全部に映りますよね。

暗い部屋でテレビ画面を見つめてる……胎児みたいなポーズをした男性。

これってまるで、沢山の胎児が『このテープ』の収録を見てるような気がしません？😨

・いとうと井桁が第三夜で「響きが増えた」「色んなところに音源がある」「共鳴してる」とか言ってたこれ
→胎児はたくさんいることを指してると思うんですよね。

✻✻✻✻✻

また一回区切ります。