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Go To コロナキャンペーンで誰が得をしたのか?

Go To EAT、Go To Travelは失敗したのか?

ここに来て、コロナの第三波が日本を襲ってきている。世界的にも大流行していて、パンデミックの様相を呈してきている。さすがに、というか、やっとというべきか、死者数が明るみに出てきた。

でも、最初の第一波のときは、世の中的にもまだコロナが何がなんだかわからない状態で、その状態のときの対応での死者数であった。つまり、警戒しようがなかった頃の死者数であり、一概にそこと比較するのはどうかという気もする。

でも、統計というのは、純粋に統計であり、ある一定の条件下での調査に基づくものだから、そこには客観性しかない。そのデータを見た上で、冷静に判断をしていく必要がある。

Go To キャンペーンがいかにお得に感じられたとしても、必要でなければ使わなければいいし、必要であれば、使えばいい。統計を見る限り、11月21日の死者数が323人ということは、問題はその3週間前の世の中の動きである。そこに、感染が大きく広がる要素がなかったかということだ。

そういったことを論議しているのが、ネットを見ていても見当たらないのはどういうことなのかと、個人的には思っている。それよりも、無限くら寿司が終了したとか、そういうどうでもいいニュースばかりが目立つ。まあそれは、万単位で死者が発生している国と比べたら、日本はかなり恵まれている状況だからかもしれない。

でも、客観的に見ても、Go To キャンペーンは、新型コロナの拡大に関与したであろうことは、予測できる。ただ、それが失敗だったと認めるわけにいかない業界や、政治的な問題があるから、誰も関与しないのだと、私は考えている。

テレビでは、ワイドショーなどで、コメンテーターがああでもない、こうでもないと、様々なことを発言する。でも今はすぐにネットに書かれてしまうので、あまりに適当なことは言えない。だから皆、結局無難なことしか言えなくなってくる。

この松ちゃんの発言は、私も素晴らしいと思うが、飲食店の状況は、想像以上に悲惨であると思う。無借金経営をしているところは、まだいい。いつまで持ちこたえられるか計算して、ダメそうなら会社を早々に畳めば良いのだ。それができるのが、本当に有能な経営者であろう。

新型コロナで変化する世の中のシステム

問題は、銀行から借金をして経営をしている企業である。通常、銀行から借り入れをする際、将来の事業計画を作るものだ。その利益予測に基づき、銀行は採算があるのならお金を貸しましょう、となる。当然のことだ。でも、このコロナで事業計画そのものが根底から崩れ去った。その状況の中で、借り入れだけ済んでしまっていた場合、借金だけが残り、負債は雪だるま式に膨らんでいく。

これがヤバイ。本当に、ヤバイ。だいたい、今年は忘年会が全然予約が入らないと聞く。また、予約のキャンセルも相次いでいると聞く。店側も、体調が悪いからキャンセルで、と言われたら、どうしようもない。にっちもさっちもいかないような状況だ。

忘年会など、年末年始が、かきいれ時という飲食店は、たくさんあるだろう。でも今年はそうもいかない。おそらくは、ウーバイーツ、出前館、などの一人勝ち状態になる。でも、お酒を外で楽しむ業界は、そうもいかない。

要するに、この新型コロナで、世の中の生活基盤そのものが変わりつつあるのだ。そのことに早く気が付かなければいけない。

パソナという会社は面白い。淡路島に本社を移してしまった。記事を読むと、そもそも創業者が関西の人だった。これなら、ある意味納得がいく。ある意味、地元に戻るという感覚だからだ。そこには抵抗はない。

でもこれからは、パソナのように、東京一極集中ではなく、地方にすべてを分散すべきであろう。人によっては、日本という国家を飛び出して、国をまたいでビジネスをしている人もいる。そういう形でビジネスをしようと決めて、そのように対応していったからこそできる話であろうが、見習うべきものは多々ある。

それで、私はどこに住むのか?

とはいうものの、おそらくは私はまだしばらくは東京に居残る予定だ。理由は単純で、妻が住むのは都心しか考えられないという人種だからだ。新宿生まれで新宿育ちという、生粋の東京人だ。今どき、逆に珍しい人種である。

要するに「便利」というものから抜け出せられない人種なので、「ここ」しか考えられないというのだ。今は駅から2分のマンションに住んでいるが、駅の反対側のホームのそばのスーパーマーケットが「遠い」というくらい、ぐうたらを絵に書いたような人だ。

彼女と一緒にいる間は、ここ東京から離れられないであろう。でも私は結婚当初から、田舎が良い、と言っている。いつかは田舎に住みたいといっているので、そうなんだ、くらいには理解してもらっている。

その夢が叶うのは、いつのことになるだろうか?夢で終わってしまうのかは、まだわからない。神のみぞ知る、というのが本音である。

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